テクノポップの作り方とは! 特徴からオススメのソフトまで紹介します

不要な楽器や機材、売ってみませんか?

 楽器買取なら【タカミツ楽器】へ!

タカミツ楽器なら全国どこでも出張買取•宅配買取が可能です。手数料•出張査定料も一切かかりません!

自宅に眠ってる楽器や機材を1度査定に出してはいかがでしょうか?

 

また、メロディーラインと対をなす対位法的なベースラインの作り方を学ぶには、YMO(イエローマジックオーケストラ)の曲から学ぶことができます。

ベースを学ぶ上で参考になる曲は大きく6曲を挙げておきます。

  • Dream Fighter(Perfume)
  • ポリリズム(Perfume)
  • Night Fight(Perfume)
  • Technopolis(YMO)
  • Rydeen(YMO)
  • Tong Poo(YMO)

 

特にDream Fighterでは、間奏部でうなるシンセベースラインはたまりません。中田ヤスタカ氏の楽曲のベースの魅力の1つに、場面場面で音色に様々な変化を加えていることがあげられます。通常、電子音楽ではベースは単純なパターンが多かったのですが、彼の楽曲では情報量を多くするためにコードトーンの音のみをなぞる単純なパターンではなく、ポルタメント(音がなめらかにある音からある音に移動する)やリズムトラックとノリを意識したフレーズの切り方、リズム付けや、ベース自体がメロディックなフレーズを乗せ、楽曲をより豊かにしています。それでいて、ゴチャゴチャせずに収まる点が中田ヤスタカ氏のテクニックであり、オリジナリティとなっていることが考えられます。

 

また、メロディックなベースラインだけでなく、音色の変化にも様々な手法を使っています。ブリブリしたSAW系のベースでベースラインを目立たせる場面もあれば、もっと丸みのある音色で全体を支えるためのベースとして機能している場合もあります。またスラップベースなどでリズムを強調する場合もあり、その手法は多種多様です。(Night Fightなどおすすめです)

 

単純な音と思われがちなベースですが、楽曲を作る際には様々なベースの音を理解してから、作りたい楽曲の雰囲気に合わせて使い分けることが必要です(これはベースに限らずすべてのアレンジにいえる事です)。適当にフレーズや音色を選んでしまうと、楽曲全体が安っぽくなりかねません。

 

また、今回この記事でおすすめするベースのソフトシンセは「Spectrasonic社のTrilian」です。

生楽器系、シンセ系ともに充実した音色が多く、ベースはこのソフト一つで完結するといっても過言ではありません。とにかく音が太くてよいです。ほとんど音を加工せずこのまま使えます。様々な生楽器の奏法パターンが含まれていますので、非常にリアルなサウンドを作ることができるでしょう。

シンセベースはもちろん、生楽器に似たのフレーズを奏でることができるので、ベースの音を豊かにしたい方や様々な音色を導入したいという方におすすめできるソフトとなっています。

 

 

ウワモノ

ウワモノとは広義的には、リズム、ベース以外に中帯域より上でなっているバッキング、コード楽器など様々な音色の全てです。なので、非常に多くのバリエーションが考えられることが明らかです。

ですが、今回はわかりやすく機能に分けていくつかのタイプを考えたいと思います。

 

中田ヤスタカ曲の場合は、

  1. シンセのハッキリしたフレーズ感のあるシーケンスフレーズ
  2. フレーズ感は少なく雰囲気を作るシーケンスフレーズ
  3. コード感とリズムを補強する少し後ろ目に位置するシンセパッドやピアノ
  4. 空間を作り出す、楽曲のより奥で鳴る音色(パッド、ブレイクビーツなど)

に大きく分類することができます。

 

1.シンセのハッキリしたフレーズ感のあるシーケンスフレーズ

まず1.についてですが、フレーズ感のあるシーケンスフレーズとは例えばチョコレイトディスコやlove the worldのイントロで鳴っているシンセフレーズです。

このフレーズはメロディーの奥でサビなどでも鳴り続けているリフです。役割としては、曲の顔です。フレーズは簡単ですが、非常にリズミックなものが多く、キャッチーでなければなりません。

frip sideのLevel 5のイントロもこのタイプと言えるでしょう。

 

2.フレーズ感は少なく雰囲気を作るシーケンスフレーズ

次に2.についてですが、これは雰囲気を作るためのシーケンスフレーズで、メロディー感があまりないような機械的なシーケンスフレーズです。例えば、Perfume「シークレットシークレット」の冒頭に「ランランランラン」と言いながら後ろで流れているフレーズが挙げられるでしょう。


こちらの楽曲、30秒~40秒あたりで流れ、その後様々な音が入ったのちも小さな音でなり続けています。

メロディー感が少ないですが、雰囲気作りに貢献しているのがわかります。シンセ1.のタイプのシーケンフレーズはオリジナルなものが多いのですが、2.のタイプのシーケンスフレーズはMassiveなどのシンセシーケンスのプリセットをそのまま使うか、少し加工して使っている可能性が高いですね。

 

そして、1.2.のシンセフレーズを作るうえで人気なソフトシンセとして、

  • Massive
  • Nexus2
  • Omnisphere
  • Sylenth1

を挙げることができます。

Youtubeに紹介動画が挙がっているので、良い音だと思ったものがあれば手に入れてみましょう。(簡単には手の出づらい金額かとは思いますが・・・)

 

3.コード感とリズムを補強する少し後ろ目に位置するシンセパッドやピアノ

3.についてですが、これも2と同様に曲の雰囲気に大きく関わってきます。

ただコードを白玉で鳴らすという単純なアレンジではなく、曲全体のノリの中で効果的なリズムを強調するような位置となっています。ポリリズムのシンセパッドやBaby cruising loveのピアノが3.の要素に溢れており、聞きごたえがあるのでぜひ分析してみてはいかがでしょうか。

 

4.空間を作り出す、楽曲のより奥で鳴る音色(パッド、ブレイクビーツなど)

4については一番奥でなっている音です。聞き取りが難しいですが、あるのとないのでは雰囲気が少しずつ変わります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です