Tempalayとは ローファイ、サイケ、ポップ、ロックを巧みに操る若き実力派バンドを紹介します

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音楽好きのみなさんこんにちは!
この1.2年でメキメキと頭角を現し、インディーズシーンの中心に躍り出たTempalay(テンパレイ)をご存じでしょうか?
SuchmosやYogee New Waves、yahyelら、実力のあるミュージシャンたちとも親交がありながら、音楽性は懐かしさを感じるローファイなサイケが特長な王道ロックとは少し変わったロックバンドです。そこで、彼らの魅力について調べてみました!


[official siteより]

 

プロフィール

バンド名の由来

バンド名に意味は特にないとのことで、テンパレイという英単語も存在しません。

Temparature(温度)やテンパるといった単語や、ティン・パン・アレー(1970年代の伝説的バンド)に似ているせいか、覚えやすくて印象に残る名前です。

結成秘話

2011,2012年の頃、ボーカルの小原が当時ソムリエをしていた竹内と飲み屋で意気投合し、遊びのバンドとしてスタート。初期はジミ・ヘンドリックスやホワイト・ストライプスのようなブルーステイストのあるギターロックを3ピースで演奏していました。

やがて、小原が“自分の周りで誰もやっていないような音楽をやろう”と意を決し、新たな音楽とメンバーを探し始めました。そこで、ポストロックやシューゲイザー系のバンドでドラムを叩いていた藤本をセッションに誘い、2014年にテンパレイが結成されました。

メンバー

東京や埼玉を中心に活動する小原綾斗(Gt. Vo.)、竹内祐也(Ba.)、藤本夏樹(Dr.)による3人組です。

小原綾斗 (オハラ リョート)
楽曲の作詞作曲を担当。役者を目指していた時期もあり、言葉や動きなどすべてがチャーミングなギターボーカル。

竹内祐也 (タケウチ ユウヤ)
テンパレイの前身バンドからプレイしており、小原の楽曲に彩りやアクセントのあるベースラインを変幻自在に加える。

藤本夏樹 (フジモト ナツキ)
土臭いビート感から、電子ドラムを加えたハイブリッドなサウンドメイクまで、さまざまなリズムを作ることのできるドラマー。

Amy (エイミー / Cho. Syn.)
二人組レクトロニカデュオeimieのボーカル。Tempalayではシンセサイザーとコーラスを担当。透き通った声で主旋律を歌うことも。正式メンバーではありませんが、レコーディングやライブにてTempalayの一員として活躍しています。

所属レーベル

Pヴァインに所属しています。
1975年に設立されたインディーズを中心にサポートを続けている老舗レーベル。国内外様々なジャンルのアーティストを展開しており、他の所属アーティストとしてCLAP! CLAP!や阿佐ヶ谷ロマンティクス、SWINDLE、TINARIWENなど。
かなり多くのアーティストが所属しているので、インディーズ好きの方は覗いてみると好みのアーティストが見つかるかもしれません。

 

音楽性

ジャンル

西海岸やカナダの海外インディーシーンの影響を感じさせる独特の脱力したサウンドにどこか懐かしさを感じさせるメロディーと極彩のサイケデリック・ポップはシーンの中でも独自の存在感をはなつ。

[official siteより]

彼らのオフィシャルサイトでは、自身の音楽性についてこのように紹介しています。

「“面白い音楽をやりたい”」という思いからスタートしていて、「サイケでロック、なおかつポップなもの」というのが原型のイメージにあるのだそう。

そんな音楽を目指いている最中、YouTubeで聴いたアンノウン・モータル・オーケストラの曲『ファニー・フレンズ』のブラックミュージック的なリズムや質感にヒントを得て、今の音楽性の指針が決まったそうです。

曲作りとしては、作詞作曲を担当する小原が曲の原型を竹内と藤本に投げかけ、感覚を頼りにアレンジを練っていくそうです。小原の要望は、一癖二癖ある面白いフレーズ。ベースの竹内は当初は苦労したそうですが、歌に対して異なるラインのメリハリの利いたベースを奏でることで、Tempalayの独特のグルーヴを生み出すのに一役買っています。

藤本のドラムは土臭いような、アメリカのトラディショナルなロックドラムの質感を持っていながら、リズム構成はモダンな複雑さを併せ持っています。また、電子パッド音を組み合わせたサウンドメイキングで、楽曲にフックを持たせる効果も担っています。

歌詞について、作詞は小原が担当していますが、歌詞は作曲が終わった後に付け加えるそうです。はじめの歌詞がはまったら、そこから歌詞の内容が決まっていくと語っています。

Tempalayの歌詞は、日本語と英語が混じった独特の韻律と言葉の響かせ方を持っており、本人曰く言葉遊び的なそのスタイルが、日本語なのにアメリカンな印象を醸し出しています。あまり歌詞のメッセージ性にはこだわっていないそうですが、浮遊感のあるイメージに歌詞が大きく影響しているのは間違いありません。

影響を受けたアーティスト

アンノウンモータルオーケストラ

ニュージーランド出身、現在はアメリカのポートランド在住のRuban Nielson率いるサイケデリック・ロック・バンド、Unknown Mortal Orchestra。

メンバー編成は、ギターボーカルのRuban Nielsonにドラム、ベース、キーボードと、Tempalayの現編成と同じ形態です。

ローファイな音像にサイケデリックなギターと鍵盤のサウンドを重ねた現代のサイケバンドで、インディペンデントな活動を現在も続けています。

 

坂本慎太郎

1989年代から2010年まで活動していたロックバンド「ゆらゆら帝国」のギターボーカル、現在はソロでの活動を続けています。多摩美術大学のデザイン科卒で、そのアーティスティックなセンスと、サイケデリックを体現した音楽性で、「ゆらゆら帝国」解散後は、ソロで更なる音楽表現の可能性を追求しています。

浮遊感のある歌とリズムにサイケデリックな音像をマッチさせた、不思議な空間を感じさせるような音楽をソロ作品として発表しています。

ライブの特徴

現代ではホーンセクションや弦楽器を含む大編成のバンドが多い中、サポートのAmyを含めた4人だけで成立するバンドらしいスタイルが特徴。ドラムの藤本は、音源通りドラムセットに電子ドラムのパッドをセッティングして、サウンドもしっかりと再現しています。ローファイでサイケなバンド感とライブのスタイルに齟齬がないのも、Tempalayの魅力です。

音源から感じることができるけだるさはもちろん残しながら、小原の歌や各メンバーのプレイには熱が入っていて、思わずライブを見ていると「うぉー!」と声を出したくなります。

また、音楽とは直接関係ないですが、小原のトークは肩肘が張った感じやプロフェッショナルな仕事感がなく、その場にいるリスナー達と楽しい時間を共有したいというような優しさが感じられ、見ていて温かい気持ちになります。インタビュー記事などを見てもわかるように、彼らの等身大に好きなものを表現している姿勢がとても好感を持てます。

 

歌詞

Tempalayの歌詞は遊び心があり非常に魅力的です。初めて見る人はきっと、まるでおもちゃ箱から歌詞が飛び出してくるような気がして踊りだしたくなることでしょう。

そのバンド名からも不思議さが伝わってくるとってもユニークな彼らの楽曲はどれも自由で歌詞にはポップさが表現されています。

ここではそんなtempalayの歌詞を通して彼らの魅力について紹介していきます。

 

言葉遊び

リスナーに想像力を与えるような歌詞を作詞しているのはボーカルギターの小原綾斗。

彼曰く歌詞は全ての楽曲において曲ができあがってから書いているそうで、感覚からできているものであるため、深い意味やこだわりはないのだとか。感覚を信じるボーカルはその時々の気持ちを歌詞に込めて歌っているという人がいますが、小原綾斗もそのタイプなのかもしれません。

何度も繰り返し歌う間に新しい気持ちが歌詞に乗り、そういった「ステージでの出来事」も楽しんでいることがわかります。

「言葉遊び」というワードが似合うアーティストには「意味」や「理由付け」は必要ないのかもしれません。

 「そうなんですよ、結局言葉遊びなんですよ、歌詞って。いま、説明的な歌が多いですよね。というか、表現することにおいて全部説明しすぎるものが多くなってきていて、情景や心情を説明しすぎる歌詞や、映画にしても、普通にお茶してる時に、“絶対そんなん言わんやろ”みたいなそんな説明的なセリフがあったりして」

引用:FIGARO.jp

 

彼らの歌詞の特徴は言葉の使い方が自由であることでしょう。リスナーからの人気曲「New York City」では「ビューティフルなデイ」を繰り返し歌っていることが印象的です。

「good time」では「モーニングチル」「スローめにホール揺らしてく」などの耳慣れない言葉も登場し、カタカナで書かれていることが歌詞へのイメージを明るくし、楽曲に不思議さを与えているようにも感じます。

そんなTempalayはいったいどんなものに影響を受けてきたのでしょうか。

 

影響を与えたもの

Tempalayは楽曲がサイケデリックな印象であることからゆらゆら帝国にも通ずるものがあるように感じるリスナーが多いようですが、Tempalayとしては特に影響は受けていないそうです。

日本人のアーティストでは「Dragon AshとRIP SLYMEが好き」と語っていましたが、いずれも「影響を受けました」という表現ではないようです。楽曲を聴いてみても、それらのアーティストとは似てるとは言い難いです。どこまでも不思議すぎる彼らの考え方ですが、こうしたわかりにくさが魅力となってリスナーの心を惹きつけているのかもしれません。

そんなtempalayですが、さまざまなインタビューで「サザンオールスターズ」を絶賛しています。

「そんなに知らないですけど、“慕情”が入ってる『世に万葉の花が咲くなり』っていうアルバムは持ってました。全然海っぽいアルバムじゃないんですけど。“ニッポンのヒール”、あの曲はヤバいっすね。めっちゃ懐かしいな。唯一持ってるサザンの1枚です。韻をふむ感じとか、歌詞とか結構影響されてるかもしれないです。あと映画の『稲村ジェーン』のサントラも持ってたな」

引用:musium.net

 

「そんなに知らないけど」といいつつも影響されているとはっきり公言したアーティストはサザンだけではないでしょうか。

別のシーンでもサザンの歌詞を褒める発言をしていることもあり、小原にとってサザンは気になるバンドであり支えられた音楽なのかもしれません。

 

リスナーからの評価

歌詞についての説明は特にしていないtempalayですが、リスナーは彼らの歌詞をどう思っているのでしょうか。

 

 

 

 

Tempalayの歌詞はリスナーからの評価がとても高く、彼らの人柄も同時に評判が良いと言っていいでしょう。ここまで本人たちが強く推してないにも関わらず歌詞を絶賛されているバンドも珍しいですが、とてもリスナーに愛されている印象を受けますね。

そして、ツイッターのなかでこんな呟きも発見しました。

 

 

小原綾斗本人の呟きですが、歌詞についてこだわっていない時もあればこだわって作ったことを発信している時もあり、とてもお茶目で憎めない人柄な気がします。歌詞カードを楽しみにしているファンがいることを知っているような気もしますね。

歌詞もメンバーもゆるくてあたたかいtempalayの世界、これからどんどん成長していく彼らの歌詞をイチ早くチェックしてみてください。

経歴

2014年 小原と竹内の前身バンドにドラムの藤本を加えて結成
2015年 FUJI ROCK FESTIVAL ’15「ROOKIE A GO-GO」、りんご音楽祭などに出演
9月には限定発売EP『Instant Hawaii』をリリース、即完売
2016年 1月に1stアルバム『from Japan』をリリース
3月にアメリカの大型フェスSXSW2016に出演し北米ツアーも敢行
10月に野外ビーチフェス『BEACH TOMATO NOODLE』を開催
2017年 2月にEP『5曲』をリリース
また、Unknown Mortal Orchestraの来日公演にオープニングアクトとして出演

 

おすすめアルバム

自主盤EP 『Summer time』 (サマー・タイム)
2014年10月18日リリース、ライブ会場で販売しています。
Summer time
sea side motel
This is TOKYO
ISLAND
Band The Flower
Marshall Song

Debut EP 『Instant Hawaii』 (インスタント・ハワイ)
2015年9月2日リリースの限定EP。タイトル通り夏を感じさせるアルバムで、MVのある「sea side motel」など名曲ぞろいのEPです。発売後即完売したため、現在はiTunesでのみ購入が可能です。
Have a nice days club
sea side motel
good time
Band The Flower <<George(MOP of HEAD Remix)>>

1st Album 『from JAPAN』 (フロム・ジャパン)
2016年1月6日リリースの1st Album。躍進の2015年の勢いそのままに制作された1st Album。MVも数多くアップされており、ローファイ、サイケ、ポップというTempalayの評価を確固たるものにしたアルバムであり、同時に、ヒップホップや周囲のバンドの影響を吸収して、音楽性に広がりを見せたアルバムです。

All Time Long
Oh.My.God!!
Have a nice days club
Festival
made in Japan
This is TOKYO
sea side session
good time
LOVE MY CAR
Cosmo Vacation

最新アルバム「5曲 [ Tempalay ]」の収録曲や口コミはこちらから

おすすめしたい曲

「good time」
「“1曲1サイケ”といったルールを作って」いた時期につくったというこの曲は、メンバーの個性が程よいバランスでミックスされています。そのうえで、小原が求めているひねりのきいた癖のあるフレーズが気持ちいいナンバーです。哀愁たっぷりのサウンドながら電子ドラムの無機質な音を多用しており、その音が巨億全体を引き締める役割をしています。そのビート感はただのノスタルジックな曲とは言い切れません。

「made in Japan」
リズム遊びのアンサンブルから始まるナンバー。イントロの浮遊感と対照的に、ファンキーなビートが始まると、アーバンな雰囲気に景色が変わっていきます。キャッチーなメロディーなのに、どこかダークなもやっとした質感があります。ベースとドラムのサウンドがまるで70sのサンプリングのような音色をもっていることや、ちょっと不穏なリズムのキメからのビートチェンジが繰り返されているからかもしれません。AメロからBメロ、サビへの質感の進行は圧巻、大サビ前のギターフレーズは必聴です。

「sea side motel」
西海岸を思わせるサウンドに、浮遊感のあるボーカルがあいまったTempalayのサイケな代表曲です。初期からの人気曲で、どこか懐かしさのあるメロディラインに乗せた、古い映画調のMVが今に続くTempaleyのイメージを形作っています。あまり聴いたことのない方はこの曲から聴いてみることをおすすめします。

Tempalay好きにおすすめのアーティスト

Yogee New Waves
浮遊感のあるサウンドにボーカル角館慎吾が持つメロウで人なつっこくも聴いた人を圧倒する力強さはTempalayと共通項が多いと感じます。また、西海岸的なカルチャーを感じるセンスやルックスにも近い雰囲気があり、今のインディーシーンにとどまらない10代、20代のカルチャーが凝縮されたようなバンドです。

Suchmos
Tempalayが70年代を想起させるサイケやローファイを通過した懐かしさならば、Suchmosは80年代を想起させるバンドです。ジャミロクワイと評されることが多いですが、Tempalay同様、明確に2017年に合致する彼ら独自のセンスがそこには垣間見られるのが、人気の秘訣ではないでしょうか。

the perfect me
the perfect meは福岡にて活動する21歳の若き天才Takumi NishimuraとギタリストTakuhiro Yoshikawaを中心としたバンド。バンド名の由来となっているDeerhoofの前座を務める等、すでに実力は福岡では知られています。ジャズやR&Bといったブラック・ミュージックを感じる楽曲をベースに、シンセ音を多用したダンス・ミュージックからインディーロックの成分まで自在に操る、まさに2017年型のサウンドが特徴です。Unknown Mortal Orchestraの来日公演でTempalayと共演します。

 

最新情報

2月25 日(土)大阪CONPASS
tocojaws2017 OSAKA PLACE
w/ toconoma

ONE × BEAMS SHIZUOKA
2月26日(日) 静岡 BLUE NOTE 1988
w/ yahyel, ZOMBIE-CHANG

Unknown Mortal Orchestra 来日公演
2月27日(月) 渋谷DUO
w/ Unknown Mortal Orchestra

『5曲』リリースパーティー & Jerry Paper来日公演 2MAN SHOW
3月18日(土) 東京 渋谷WWW
w/ Jerry Paper(from LA)

『5曲』リリースパーティー
3月26日(日) 大阪 アメリカ村CLAPPE
w/ Klan Aileen / オオサカズ / and more

※Tempalay 中国ツアー
3月3日(金) 上海 育音堂
3月4日(土) 広州 SD Livehouse
3月5日(日) 深釧 B10 Live

 

まとめ

Tempalayは、現在人気上昇中のバンドの中でも、特にロックバンドならではの魅力がつまったグループです。その要素は、サイケデリックと評されるサウンドに、ブラックミュージック的なリズムアプローチを乗せて、人なつっこいポップなメロディを歌う小原のボーカルのバランスにあると思います。MVやインタビューもそうですが、特にライブパフォーマンスで彼らのチャーミングな一面をより発見することができると思うので、ライブに足を運んでみてはいかがですか?

最新アルバム「5曲 [ Tempalay ]」の収録曲や口コミはこちらから

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