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324
惜しまれつつも数年前に解散した324は、2000年代の日本のグラインドコアシーンに多大な影響を与えた功績から、今や伝説として語り継がれているほどです。
特にオススメしたいのは、NAPALM DEATHとBLUTAL TRUTHのメンバーが結成したVENOMOUS CONCEPTとの両バンド2曲ずつ書き下ろしたスプリットです。
VENOMOUS CONCEPTはファストコア的アプローチの楽曲を収録させたのと打って変わって、ヒリヒリ感がたまらない緊張感を漂わせる正統派ともいえるゴリゴリのグラインドの曲をぶつけている324、両バンド形は対照的ながら同じ志を表現しており、うなる轟音がそそる作品となっています。
SxOxB
世界最速を銘打って80年代に関西で活動を行っていたSxOxBはファストグラインドコアの元祖で、後に続く国内外のバンドに大きな影響を与えたパイオニア的バンドです。
今回オススメしたいのはそんなSOBの作品の中でも変わり種、ノイズ界の重鎮、非常階段と合体したSOB階段のライブアルバムNOISE VIOLENCEです。
アウシュビッツのギターを迎えているなどゲスト陣もオールスターな面々。2つの異色のバンドが合体しライブを行うというのは非常に珍しく、こういった遊び心のあるタッグマッチのような実験的な挑戦はリスナーとしてはやっぱり胸が踊ります。
ノイズグラインドハードコアというキメラサウンドは言葉では表しがたいので、是非一度実際に聴いて脳を震わせることをオススメします。
Self Deconstruction
ex.SETE STAR SEPTのスーパーギタリストkuzuha氏率いるベースレススリーピースフリースタイルグラインドコアバンドのSelf Deconstructionは、現在日本のグラインドコアシーンを牽引する超実力派バンドです。
2016年に満を時して発売されたセカンドアルバム「WOUNDS」は一切の慈悲を与えない残酷なまでのフレーズに息を飲むほど繊細かつ図太く突き刺さるようなギター、グラインドコアの畑だけでは到底閃かない独自のビートを繰り出すドラム、女性とは思えないほどパワフルでテクニカルなデスヴォイスが三位一体となった、キレッキレのサウンドに仕上がっており、海外でも高く評価されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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