特にシングル曲”There she goes”はアコースティックな美しいメロディにリーメイバースの特徴的なボーカルが重なる屈指の名曲です。中心メンバーとなるリーメイバースと、のちにブリットポップムーブメントにはキャストを率いるジョンパワーの2人以外は、不仲が多く、コロコロとメンバーが変わるバンドではありましたが、ソングライティングに関しては、他のUKバンドの中でも群を抜く抜群のバンドでした。
オアシスのギャラガー兄弟も、ラーズの熱狂的なファンを公言しており、オアシスの楽曲への影響も公言している伝説のグループです。ぜひ聴いてみてください。
目次
Ziggy Stardust – David Bowie
デヴィッドボウイはイングランド出身のミュージシャン。1964年に音楽活動を開始、2016年に亡くなるまでUKロックのみならず世界のミュージックシーンに大きな影響を与えました。
数あるデヴィッドボウイのアルバムの中でも「ジギー・スターダスト [ デヴィッド・ボウイ ]」は1970年代を代表するアルバムだと思います。
時代に合わせて、カメレオンのように変化していったデヴィッドボウイは2016年1月にこの世を去りました。例えファンでも彼の作品の中でもこの「Ziggy Stardust」は特別な意味を持っているのではないでしょうか。というのも、この作品によって彼は煌びやかで艶のあるグラムロックというジャンルを作り上げたからです。
さきほどカメレオンのようにと例えましたが、彼をカメレオンに例えるのが好きではない方もいるのではないでしょうか。カメレオンは周りの環境にあわせて自分を変化させるが、彼の場合は彼が変化することによって周りが変化していったという意味で根底にあるものが違うと思います。その証拠に、当時の社会では男が化粧をし、両性具有的なスタイルでテレビに出るなど、考えつきもしなかった時代です。
その中で、彼はジギーという火星からやってきたロックスターを自身に憑依させ、グラムロックという新たなジャンルを確立して、世界に大きな影響を与えた。彼はそれまでもコンセプトアルバムは発表していましたが、ジギーを皮切りに彼の自由なスタイルが確立されていったことは間違いありません。
そういう意味で、世界に与えた影響から考えても「Ziggy Stardust」はUKの名盤です。
アルバムの中ではやはり表題曲の”Ziggy Stardust”が1番のお気に入りです。シンプルではありますが、あの前奏を聴くと今でも身体の底からエネルギーが沸き起こってくるのを感じます。
1970年代らしく、あまりバスの効かない、中音域の目立つ輪郭のない音ですが、その音質であの重量感というかボディ感を演出できる感性は素晴らしいと思います。やはり時代を先駆けて、走っていたんだなと実感できる一曲。
今の時代、彼のように時代に迎合するのではなく、時代をつくっていく人が果たしているでしょうか。
The Stone Roses – The Stone Roses
ザ・ストーンローゼズは1983年マンチェスターにて結成されたオルタナティブロックバンドです。
UKロックは好きだけど、ストーンローゼズを知らなくてはにわかと言われてしまっても仕方ありません。
ダンサンブルなロックとは正にストーンローゼズのことで、思わず体が揺れてしまうリズム隊と、黄金色に煌めくようなギターの音色。歌はそこまで上手くないけれど、気だるく力の入っていないボーカルは、ダンサンブルな演奏と相まって思考を溶かしてしまうかのようです。何か考えが煮詰まってしまったり力んでしまっている時には、ストーンローゼズのファーストアルバム「ザ・ストーン・ローゼズ [ ザ・ストーン・ローゼズ ]」は、とても気持ちが良いです。特にドラムのグルーヴ感は最高で、身を委ねることができます。
オススメの一曲は、20周年記念ヴァージョンに収録されている”Elephant stone”。
なんといってもボーカルはとてもメロディアス!ギター、ドラム、ベースの音、どれもキラキラしていて、勢いがあります。この曲に衝撃を受けたなら、間違いなくあなたはストーンローゼスの虜になってしまうでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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