UKロックの名盤10選 イギリス音楽をつくりあげたアルバムを紹介

 

A rush of blood to the head – Coldplay

前作のParachutesと二作目のこのアルバム「静寂の世界 [ コールドプレイ ]」でイギリスだけでなくアメリカでもバンドとしての地位を確固たるものにしました。繊細さや儚さはそのままにバンドサウンドの力強さが前面に現れており、アルバムを通して更に成熟した姿が垣間見えます。

何より内気なクリスマーティンという人物が自信という武器を得たことで、アルバムを通してギターやピアノが力強いハーモニーを奏でます。

グラミー賞を獲得した名曲”clocks”は叙情的なピアノイントロが鮮烈で美しい一曲で、何度も繰り返し聴きたくなる中毒性があります。コンプレックスや内省的な歌詞が女性的と揶揄されることも多いですが、自分の全てをさらけ出すことこそが男らしく美しいのだと私は感じます。

人生の中で必ず手元に置いておきたい一枚ですね。

 

URBAN HYMNS – The Verve

ザ・ヴァーヴは1990年にイギリスのウィガンにて結成されたオルタナティブロックバンド。3回も解散しており、直近では2009年、それ以降は再結成していません。

1990年代のUKロックの中にとどまらず、疑いもなくあらゆる時代を通してもベストアルバムと断言しても良い傑作が「アーバン・ヒムス [ ザ・ヴァーヴ ]」。シューゲイザー的な過去の作品の残り香を漂わせながらも、抜群のソングライティングセンスで珠玉のロックアルバムを作り上げた手腕には脱帽です。

狂気と美しさを備えた歌声、シンプルながら独特な存在感を醸し出すバンドサウンドは唯一無二でこれほどの傑作は見当たらないでしょう。

”ビタースイートシンフォニー”はあまりにも有名ですが、ソネット、ラッキーマン、ドラッグズドントワークなどの名曲がアルバムの完成度を確固たる物にしました。

捨て曲が一曲もなく、天才的なリチャードアシュクロフトの猟奇的な才能がこれでもかと感じられる作品です。まるで一本の名作映画を見ているような完璧な作品です。

 

RAM – Paul McCartney

ポール・マッカートニーはいわずとしれたザ・ビートルズのベーシスト。イギリスのリヴァプール出身のミュージシャンで世界で最も有名なマルチプレイヤーとして知られています。

ポール・マッカートニーといえば世界最高のアーティストとして有名ですが、ビートルズに比べて、それ以降の活動は過小評価されていると思います。ビートルズが人気があるのはもちろんですが、ポールはビートルズ以降、確実に成長していると考えています。ロックファンなら是非知ってほしいことです。

このアルバム「ラム [ ポール&リンダ・マッカートニー ]」はリンダ・マッカートニーとの共作ということになってますが、実質ポールの2枚目のソロアルバムといえます。後のウイングスのようなバンド感が、いい意味でまだ表出してないので、完成度もとても高いに仕上がっています。

「アンクル・アルバート~ハルセイ提督 」はポールの最高傑作のひとつと言える名曲です。ロックン・ロールから美しいバラードまで幅広く楽しめるアルバムでしょう。

 

The La’s – The La’s

ザ・ラーズはイギリスのリヴァプール出身、1986年に結成されました。

今回紹介するアルバムは、1990年にリリースされた唯一のアルバムでありながらUKロックの名盤「ラーズ+8 [ ザ・ラーズ ]」。