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ジャズロックバンドのおすすめ9選 1970年代から現代までのアーティストを紹介

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Ben Westbeech

ファンク、ポップス、ヒップホップ、ドラムンベース、ハウスなど音楽ジャンルにとらわれずクリエイティヴィティー溢れる多彩な才能に満ちた音楽性が魅力の新感覚派のアーティストBen Westbeech。2006年にイギリスにて活動を開始、もちろん現在も活動を続けています。

上記の音楽に加えて、クラシック音楽の素養があるのでクオリティーもあり実にしなやかな楽曲が多いのですが、曲ごとにビート・アプローチを自在に変化させている点も魅力的。メロディーやサンプル・フレーズにジャズ、ソウル、ブラジリアンの要素を取り入れていて、柔らかで甘く伸びやかなヴォーカルも印象的です。

彼のバイオグラフィーを見るとジャミロクワイの洗練されたジャズテイストという音楽性と共通項があるのではないでしょうか。ただ、多様な音楽的要素を蒸留したような澄みきったソウルミュージックもリスナーを魅了して心を潤してくれます。

今回おすすめしたいアルバムは1st「Welcome To The Best Years Of Your Life」2nd「There’s More to Life Than This」。むしろこの2枚しか発売されていませんが、全ての曲をおすすめしたいと思います。

 

Soft Machine

ジャズロックの代名詞とも言えるイギリスのロックバンド、ソフトマシーンは1960年代後半、サイケデリックロックのシーンから頭角を現してきました。度重なるメンバーチェンジを経て、徐々にジャズ的なサウンドに変化していき、70年代後半に活動が終わりますが、現在でも元メンバーは活発に音楽活動を続けています。

その活動の初期はボーカルが目立つ楽曲がメインのバンドでしたが、1970年のアルバム「Third」では、ほとんどがインストナンバーとなり、次のアルバムからはボーカル曲がなくなります。

おすすめはまさにロックからジャズへ移行していく時期「Third」というアルバム。独特の音色のオルガンやサクセロがジャズともロックともつかない個性的な音楽を生み出しています。またテープによる編集やミニマルミュージックからの影響など、聴きどころが非常に多いアルバムに仕上がっており、ジャズロックを聴く全ての人におすすめしたいです。

 

ジャジーな曲調をベースにしたロックスタイルの音楽が特長の、ソフトマシーン。特に”Priscilla”とい楽曲では、ジャジーな曲調のバックでエレキギターが申し訳程度に流れ、その後徐々にエレキギターがメインとなり、ロック調の曲に段々変わっていくところに魅了されるかと思います。

数あるソフトマシーンのアルバムの中でも「The Soft Machine」をおすすめしたいです。この中に収録されている”Plus Belle Qu’une Poubelle”という曲が特におすすめ。ギターとドラムの心地よいバックミュージックに加えて、激しいエレキギターのサウンドが絶妙に乗っているのが斬新です。

 

Weather Report

ジョー・ザビヌル、ウェイン・ショーターを中心にした、元マイルス・デイヴィスのグループから派生したジャズ・ロック最高のバンド、Weather Report。メンバーの入れ替わりも多いですが、どの時期も新しいジャズの可能性を作り続けた、ジャズロック史における最も重要なバンドではないでしょうか。

1971年から1986年と長く活動してますが、中でも1976年から1982年、世界最高のエレクトリックベーシストであるジャコ・パストリアス在籍時はライブ、レコードともに圧倒的な人気があり、当時のジャズの常識を覆した時代です。

アルバム「Heavy Weather」が代表的なアルバムですが、すべてのアルバムをオススメしたいです。実はジャコ・パストリアスが脱退した後のベーシスト、ヴィクター・ベイリーも非常に強力で、その時期のアルバムも今聴くと新鮮です。在籍した数々の名ドラマーを追って聴くのも、また楽しいです。

 

Hatfield and the North

ハットフィールド・アンド・ザ・ノースは1972年に活動を活動したイギリスのバンドです。ジャンルとしてはプログレッシブロックにカテゴライズされますが、ジャズロックの息吹を確実に感じることができる楽曲を制作していました。

ハットフィールド・アンド・ザ・ノースをおすすめする理由は、ジャズをベースとしたバックミュージックに、宗教音楽やロックなどの様々なジャンルの音楽が入り混じったユニークな世界観の曲調。特に”Lobster in Cleavage Probe”という楽曲では、女性ヴォーカルの天使のような三重唱で始まったと思ったら、ベースの音でテンポアップ、ジャジーな曲調になるという一見想像もできないパフォーマンスをしており、そのサウンドは唯一無二となっています。

そんな彼らの「Hatfield and the North」というアルバムが非常におすすめで、この中のに収録されている”Fol de Rol”という曲を是非聞いていただきたいです。ベースとドラムの心地よいバックミュージックに、何語なのかわからない””Fol de Rol””という歌詞が乗り、そのギャップについ聴き入ってしまうでしょう。

 

 

Arti e Mestieri

Arti&Mestieriと表記されることもあり、アルティ・エ・メスティエリと読みます。1974年にイタリア北部のトリノにてデビュー、現在も活動しており、そのジャンルはプログレッシブロック、またはジャズロックにカテゴライズされます。

今回、アルティ・エ・メスティエリをおすすめする理由は、超絶技巧のピアノ・キーボードテクニックと雰囲気を感じさせるフュージョンミュージック、そしてサックス、トランペット、ドラムとの見事なハーモニーを聴いていただきたいからです。特に”Stagno e debiti”という楽曲では、ピアノの超絶技巧だけでバックミュージックもメロディも表現しており、さらには切なさを感じさせる独特な世界観を醸し出している点が魅力的。

おすすめしたいアルバムは「Acquario」。このアルバムに収録されている”Ouagadougou”は、まるでイタリアを感じさせる陽気なバックミュージックにサックスとトランペットのハーモニー、ピアノの超絶技巧が上手くミックスされていながら、それぞれの楽器が全く喧嘩しておらず、1曲に収まっている点が魅力的。スタジオアルバムも聴いていただきたいのですが、ライブ映像と一緒に見ると、また違った楽しさに気付くことができるかと思います。

 

Area

アレア、と読みます。アレアは1972年にイタリアにて結成、先ほど紹介したアルティ・エ・メスティエリと同時期に同じようなプログレッシブロック、ジャズロック畑で活躍したバンドですが、アルティ・エ・メスティエリと比べるとフリージャズの要素が強く、ジャジーな音楽を好む方によりおすすめできるバンドです。

今回、アリアをオススメする理由は、ジャズロックには珍しい男性ヴォーカルの存在と、所々に出てくる民謡のようなケルティックな世界観のサウンド、そしてイタリア語の歌詞です。特に”Le labbra del tempo”という楽曲は、切ないケルティックなサウンドに男性ヴォーカルの力強い歌声が乗り、非常に人気のある楽曲です。

そして、オススメしたいアルバムは「Arbeit macht frei」。その中に収録されている”Luglio, agosto,settembre(nero)”は、イタリア語の韻を踏んだ独特な歌詞が非常にキャッチー、まるで民謡を聴いているかのような男性ヴォーカルのハーモニー、そして所々出てくるバグパイプのようなサウンドが心地よく、特徴的な楽器を使っているのにも関わらず、全ての音が埋もれておらず、世界観がつくられている点がおすすめです。

 

Al Di Meola

アル・ディ・メオラは1974年から現在も活動を続けているアメリカ出身のジャズ・フュージョンギタリストです。ジャズロックと言えばまず浮かんでくるアーティストがアル・ディ・メオラ、という方もいるのではないでしょうか。

今回は、その中でも秀逸なアルバム「Elegant Gypsy」を紹介します。
こちらの作品は1977年に製作、全6曲の仕上がり。その中でも一番おすすめの曲はやはり”Flight Over Rio”でしょう

まずはドラムがかのスティーブ・ガッドでキーボードをヤン・ハマー、そしてベースにアンソニー・ジャクソンという豪華すぎるメンバーで演奏されています。見どころはアル・ディ・メオラの早弾きとこの曲の全体的なテンションの高いノリの良さです。また”Race with Devil on Spanish Highway”では驚くほどの早弾きも聴けます。”Mediterranean Sundance”では、パコ・デ・ルシアとの初めてのデュオの演奏が実現しました。

ジャズロックギターならではの超絶技巧を体感したい方におすすめしたいアーティストです。

 

 

SANOVA

SANOVAをおすすめする理由は、ジャズとロックをベースとした爽やかなバックミュージックに、ドラムの軽快なリズムとピアノの超絶技巧プレイの組み合わせが魅力的だからです。特に”Lady Luck”という楽曲では、ゲームの曲やアニメの曲に出てきそうな爽快な曲調をジャジーにロックに奏でている点に聴き入ってしまいます。

彼らの「Cloud9」というアルバムが非常におすすめ。この中の”river breeze”という曲は特に聴いていただきたいです。ドラムのリズムがコロコロと変わり、そこにピアノの超絶技巧プレイと爽やかなベースの音、そしてバックミュージックが重なり、まるで学園アニメやゲームのサウンドトラックを聞いているかのような、ストーリー性のある音楽に浸ることができます。

 

RF

最後に日本のジャズロックインストバンド、RFを紹介します。2009年から活動しており、バンド名はRokugen Club with Farahに由来します。

キャッチーかつグルーヴィーな曲が魅力で、ベース、ギター、ドラムの3ピース構成のバンド故、バンドの全体の音の厚みは他のバンドと比べて欠けますが、ピアノやキーボードがいない分バンドのサウンドがすっきりしておりとても耳に心地よいです。ギターがとてもメロディックで、またベースの板谷直樹、ドラムの鈴木カヲルのグルーヴもお勧めする理由の一つです。

彼らのリリースアルバムの中でも「Japanese Soul」というアルバムがおすすめ。このアルバムには日本人にはなじみ深い、山下達郎の「メリー・ゴー・ラウンド」などの曲のカヴァーが収録されており、聴き入りやすいかつRFにハマりやすいアルバムとなっています。

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