グラインドコアの名盤9選 歴史に残る名盤を紹介します

確かな演奏力を持ったメンバーと打ち込みならではの超高速ドラム、そして随所に散りばめられてた電子音の組み合わせが非常にブルータルなThe Berzerker。

その2ndアルバム「Dissimulate」の5曲目「Death Reveals」は、爽やかな男性の声から始まったかと思いきや、突如として王道デスメタル系リフがスタートします。地を這うようなガテラルボイスと、吐き捨て系の声を使い分けるボーカルが多彩さを感じさせる。曲終盤では人力では到底不可能と思わせるような激烈突進系ブラストビート登場し、その機械的なサウンドが強烈なブルータルさを演出しています。

作品全般において高い暴虐性を誇るThe Berzerkerですが、サウンドプロダクションも比較的高いレベルにまとまっており、グラインドコア初心者にもオススメできるバンドに間違いありません。

Sounds of the Animal Kingdom -Brutal Truth

Brutal Truthの活動停止前の集大成のようなアルバム。売りであったメタルの要素を排除し、激情、カオス、極悪という言葉が似合うサウンドは一曲目から駆け抜けるような疾走感があります。速さや重さで紛らわすことなく曲構成、リフが徹底的に練りこみ作られているところから、グラインドコアの教科書といっても過言ではありません。

張り詰める緊張感の中に共存するカオスティック、今までため込んできた鬱憤を全て晴らしてくれるような爽快感まであります。ニューヨークアンダーグラウンドの重鎮であるジョン・ゾーンとの共演によりさらに磨きがかかったケヴィンのヴォーカルはまさに圧巻です。

初めてグラインドコアに触れる人でも聞きやすいメロディー感もあるためグラインドコア入門としてもお勧めです。

 

Scum -Napalm Death

グラインドコアの始祖的存在、Napalm Death。ハードコアがメジャー化した90年代後半、このバンドの存在がハードコア、デスメタルシーンに及ぼした影響は計り知れません。ギターはシンプルなリフでゴリゴリグラインドをかき鳴らし、ドラムは激しくガチャガチャブラストビートを暴走、ヴォーカルは内臓を搾り出すような低いうなり声を上げる。そして、極めて短い曲の数々。

そんな100%純粋な「これぞグラインドコア」とも言うべきNapalm Deathのデビューアルバムが「SCUM」。SCUM、「人間のクズ」という素敵なタイトルのアルバムは、A面(1曲目~12曲目)とB面(13曲目~28曲目)でメンバーが異なるという変則的な編成。収録時間も全28トラックでトータルで33分04秒という驚異的な短さです。

Napalm Deathの代表曲「ユー・サファー(You Suffer)」はギネス記録認定の1.316秒。冗談なのか本気なのか、とても聞き取ることができない意味不明な歌詞。多数の実力者を輩出してきたNapalm Deathの産声をぜひ聞いていただきたいです。

このころのオリジナルメンバーは皆無となってしまっていますが、Napalm Deathというグラインドコア集合体さえあれば彼らは傍若無人に暴れまわりつづけることでしょう。

World Downfall -TERRORIZER

Morbid AngelのDavidを中心に結成された謂わばドリームバンドのようなメンバー構成。グラインドコアというジャンルの礎を築き、原点にして最高傑作として語り継がれる名盤です。
グラインドコアというジャンルの基礎を築きながらも、ボーダー不要の柔軟な音楽センスが光り、アルバム通しての疾走感の中に確固たる音楽性を発揮しており全く飽きが来ない作品です。

リフの完成度が高く、歪みうねりまくるベース、手数が半端ではなくまるでガトリングガンのようなドラムに圧倒的な存在感を放つヴォーカルはまさに圧巻。