中でも1曲目の「ENTER SANDMAN」は静かにギターから始まり、途中からドラムとベースが加わって徐々に盛り上がっていくという曲で非常にライブ映えします。この1曲がバンドとアルバムの方向性を凝縮しているといってもいいでしょう。他にもいい曲が揃った名盤です。
目次
King of the Kill – Annihilator
カナダ出身のスラッシュメタルバンドAnnihilator。1984年結成のベテランバンドです。バンド自体はメンバーが目まぐるしく入れ替わり、実質的に中心人物であるジェフ・ウォーターズのソロプロジェクトに近いスタイルですが、音楽性は時代に左右されない実直なまでのストレートなスラッシュメタルでオールドファンに根強い人気があります。
そんなAnnihilatorのアルバムの中でもおすすめなのが1994年発売の「King of the Kill」です。スピードチューンにバラード、踊れるアップテンポなナンバーなどバリエーションに富んだ楽曲群で、スラッシュメタルにしてはかなり聴きやすいのではないでしょうか?
中でもタイトル曲の「King of the Kill」はザクザク刻まれるギターにバスドラの連打が絡み合って爽快です。
Nemesis – GRIP.INC
スラッシュ四天王の一角、SLAYERで長年ドラムを担当していた名手デイブ・ロンバートが中心となって新しく結成されたバンドがこのGRIP.INCです。タイトなドラミングと高速フレーズで定評があったデイブだけに、スピード感のあるスラッシュアルバムに仕上がっているのでは?と思われるかもしれませんが、時代の流れか大半がモダンへヴィネスの影響を感じさせるグルーヴを意識したミディアムナンバーになっています。
デイブもかなり抑えめに叩いているのでドラム中心のバンドといった感じはなく、バンドサウンドとして全体が上手くまとまっています。それでもアルバム「グリップ・インク/ネメシス 【CD】」2曲目の「Portrait Of Henry」のような高速のスラッシュチューンも入っているので、SLAYERファンでも楽しめるかと思います。
In The Sign Of Evil -Sodom
Sodomはジャーマン・スラッシュメタルを語る上では欠かせない伝説的存在のバンドのひとつです。中でも活動初期の頃にリリースされたこのアルバム「【輸入盤】SODOM ソドム/IN THE SIGN OF EVIL / OBSESSED BY CRUELTY(CD)」は、5曲入りのミニアルバムになっていますが、当時にこの邪悪な音は相当衝撃的ではなかったろうかと思わせる1枚です。
演奏力などは決して高くなく、若者が衝動的に音楽をやっているという熱さが伝わってきます。このアルバムで私がおすすめしたい曲は「Witching Metal」です。イギリスのVenomを感じさせるようなかすれたイーヴルなボーカルと、どこかキャッチーで軽快さすら感じるメロディーが癖になります。曲自体も3分強と短く、あっという間に颯爽と突っ走るカッコよさがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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