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メジャーデビューとは その意味や最新バンドをまとめてみた

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メジャーデビュー。

音楽で飯を食っていきたい!と考えているアーティストにとって、まさに憧れのゴールなのではないでしょうか。

しかし、この言葉、良く耳にする事はあっても実際にどのような状況の事を指すのか曖昧ですし、ご存知の方はそう多くないと思います。

今回は、そんなメジャーデビューについて説明したいと思います。
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メジャーデビューの定義とは何か?

Major(メジャー)とは、英語では大きな・主要な・一流のといった意味があります。日本でもメジャーレーベルと呼ばれる会社が存在し、ここからデビューする事を「メジャーデビュー」と表現しています。

「じゃあ、組織力のある大きな会社からデビューできたら、メジャーデビューだ!」

と考えがちですが、日本ではもう少し明確に線引きがあります。

日本におけるメジャーレーベルとは「日本レコード協会」に加盟している会社を表します。

この日本レコード協会とはなんでしょうか?

日本レコード協会は、日本のレコード会社によって構成されている一般社団法人です。CDなどの販売促進活動を主な活動としていますが、日本ゴールドディスク大賞の主催も務めています。まさに日本の音楽業界におけるトップ組織というわけですね。

日本レコード協会は正会員、準会員、賛助会員で構成されており、この内正会員として加盟しているのは次の18社です。括弧内は主な所属アーティストです。

  • 日本コロムビア(9mm Parabellum Bullet クラムボン ・氷川きよし・細川たかし)
  • JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(UA・くるり・サカナクション・サザンオールスターズ・スガシカオ・SMAPなど)
  • キングレコード(AKB48・ももいろクローバーZ・水樹奈々など)
  • テイチクエンタテインメント(天童よしみ・スターダストレビュー・秋川雅史など)
  • ユニバーサル ミュージック(椎名林檎・坂本冬美・RADWIMPS・松任谷由実など)
  • 日本クラウン(北島三郎・PENICILLIN・細野晴臣・美川憲一など)
  • 徳間ジャパンコミュニケーションズ(筋肉少女帯・BUCK-TICK・久石譲など)
  • ソニー・ミュージックエンタテインメント(ASIAN KUNG-FU GENERATION・いきものがかり・奥田民生・甲本ヒロトなど)
  • ポニーキャニオン(Sound Horizon・Sexy Zone・aikoなど)
  • ワーナーミュージック・ジャパン(きゃりーぱみゅぱみゅ・神聖かまってちゃん・RIP SLYME・氷室京介など)
  • バップ(マキシマムザホルモン・WHITE ASH・eastern youthなど)
  • ビーイング(B’z・大黒摩季・B.B.クィーンズ・DAIGOなど)
  • エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(安室奈美恵・槇原敬之・EXILE・the pillows・東京スカパラダイスオーケストラなど)
  • フォーライフ ミュージックエンタテイメント(the HIATUS・泉谷しげる・井上陽水・BENNIE Kなど)
  • ヤマハミュージックコミュニケーションズ(中島みゆき・矢井田瞳など)
  • ドリーミュージック(岡本真夜・森山良子・世良公則など)
  • よしもとアール・アンド・シー(THE BOOM・音速ライン・NMB48など)
  • ランティス(ヒャダイン・影山ヒロノブ・ALI PROJECTなど)

※移籍などで複数の会社に所属歴があるアーティストもいます

耳慣れない会社もあると思いますが、所属アーティストを見るとそうそうたるメンバーですね。これらをはじめとした約60社により、日本のメジャーレーベルを構成されています。

つまり、上記の会社所属としてデビューする事をメジャーデビューと呼び、それ以外はインディーズという事になります。

インディーズとメジャーの違いとメリットデメリット

では、果たしてメジャーレーベルに属することがアーティストにとって100%正解と言い切れるのでしょうか。

答えはNOです。

メジャーとインディーズの違いをそれぞれの長所・短所に注目しながら紐解いていきましょう。

メジャーデビューのメリット

何といっても、会社が自社のアーティストとして宣伝活動を行ってくれる事でしょう。チラシ・ホームページ・テレビ・ラジオなど様々な媒体で自分達を売り込んでくれます。大きなライブやフェスにも参加しやすくなるでしょう。

知名度はアーティストの生命線です。実力はどうあれ、音楽ビジネスはとにかく自分の曲を多くの人に聴いてもらわなければ話になりません。その上でメジャーレーベルの組織力は強力な追い風となるでしょう。

しかし、一つ付け加えなければならないのは、このようなサポートを受けられるのは会社に認められた人材のみということです。会社にとって、音楽はビジネスです。限られた予算の中で売れる見込みの無い楽曲やアーティストを積極的にサポートする意味はありません。

つまり、会社に自分を売り込んでもらうには音楽だけでなくルックスなども含めた全範囲において「自分はお金を生み出せる存在である」ことを示さなければならないのです。

他のメリットとしては、音楽活動への援助が挙げられるでしょう。ビーイングというレーベルでは、楽曲制作のバックアップや優秀なメンバーの紹介もサポートしています。元々知り合いでも無い者とユニットを組む事や、メンバー以外の人間を楽曲制作に深く関わらせることについては賛否がありますが、この手法で成功した例にB’zが挙げられます。視点を変えれば、優秀な人材を多く抱えるメジャーレーベルであるが故に質の高い音楽が生み出せるという考え方もできるでしょう。

メジャーデビューのデメリット

良く言われるのが、「収入が少ない」ということです。

「えっ?メジャーなのに?」

と思う方もいらっしゃると思います。確かに売り上げだけで見ればメジャーはインディーズに比べ圧倒的な数字を残しています。しかし、その分、宣伝費やマネジメント料は高額に設定されており、本人に降りてくるお金はわずかという訳です。

売り上げは同じでもアーティストに入るお金はインディーズの1/10というのが一般的な考え方です。それだけでなく、マネジメント料として逆にお金を払わなければならない場合もあります。今はただでさえCDが売れない時代です。デビューし、売れたとしても音楽だけで生活していくことがいかに困難かわかります。

他の理由としては、「自由な音楽活動ができなくなる」事でしょう。収入は大切な要素ですが、一旦はメジャーデビューしたバンドがレーベルを離れる理由として最も挙げられるのがこれです。会社側はバンドを売り出すために様々な注文をバンドに対してします。楽曲制作はもちろん、ライブパフォーマンスやルックス、果ては日常生活まで様々な形で彼らを「売れるバンド」にしようと変化を求めます。そういった束縛に窮屈さを感じ、自分のやりたい音楽をやるためにインディーズを活動の場に選ぶバンドも多くいます。

インディーズとは何か

インディーズのメリットデメリットを語る前に、インディーズという言葉の意味について説明したいと思います。インディーズとは英語のindependent(独立した)を複数化した和製英語です。メジャーレーベルに属さず、自主制作形式で音楽を制作、販売する様式から名づけられました。メジャーの対義語として扱われる事が多いですが、本来のmajorの対義語はminorです。このせいで、「インディーズバンド=あまり知られていないマイナーなアーティスト」「アマチュア」というイメージを持っている人も多いかと思います。

しかし、先述したようにメジャーとインディーズの基準はレコード協会に所属しているかいないかであり、大規模な営業展開をしているインディーズ会社も数多く存在します。

例えば、Mr.children、BUMP OF CHICKEN、SEKAI NO OWARIなどが所属しているトイズファクトリーは、VAPから独立した会社で2013年までは日本レコード協会に所属していませんでした(現在は賛助会員)。いわゆるインディーズレーベルであった訳ですが、Mr.childrenを指さして「アマチュアバンド」「マイナーバンド」という人はいないですよね。

インディーズのメリット

インディーズのメリットとデメリットは、メジャーレーベルが持つメリットデメリットのほぼ逆を行く形になります。

メリットは、何といっても音楽制作をアーティストの自主性に任せてもらえることが最も大きな魅力でしょう。メジャーに比べて介入されることが少なく好きなような活動が出来る事は多くのアーティストがインディーズで活動する理由として挙げています。

この例として、BLANKEY JET CITYというアーティストがリリースした「悪い人たち」という楽曲が挙げられます。

当時彼らは東芝EMIに所属していましたが、この曲は麻薬というキーワードが入っていることや過激で残酷な描写が含まれていることなどから、会社からはCD販売の許可が降りず、やむなくインディーズレーベルの「東京ピストル」からリリースしたという経緯があります。

このように、会社側からNGが出た楽曲を自主レーベルで発売する事は少なくありません。インディーズレーベルの寛容さを表していると言えます。

また、収入が多い事も大きなメリットとして挙げられます。メジャーのデメリットとしても説明しましたが、高額なマネジメント料や宣伝費が発生しないので、売り上げに対するメンバーの取り分が多いのが特徴です。

インディーズのデメリット

インディーズのデメリットは、メジャーのメリットで既に説明しましたが、メジャーに比べて販売能力に大きな差があります。

理由の一つが予算です。先述したようにメジャーレーベルは宣伝の面でしっかりとした売り込みをしますが、インディーズレーベルは予算の面からそこまでの宣伝費は出せません。TVやラジオなどとのコネクションを持っていないレーベルも多く、多くの人が目にするような媒体を用いた宣伝活動はメジャーの方が得意な側面があります。

もう一つの理由として、販売店に置いてもらえるCD,DVDの数に差があります。販売店に置ける商品の数には限りがあり、貴重なスペースを誰とも分からないバンドに割く店はありません。では、新人が出てきた時に何を基準に仕入れ数を決めるかというと、信頼のあるレーベルからデビューするバンドを優先的に陳列する事になります。信頼性とは、組織力があり、実績のあるレーベル、つまりメジャーレーベルという事になるわけです。

これに加えて、インディーズレーベルには商品の返品不可という大きな枷があります。レーベルによって方針の違いはあれど、一般的にインディーズレーベルの商品はたとえ売れなくても、小売店が事務所に返却する事ができません。

売れない商品を陳列棚に置き続ける事は、販売店側にとっては大きな損失です。この観点からもインディーズの商品は販売店で扱ってもらいづらいという面があるのです。

もっとも、この問題はダイキサウンドなどのレコード流通会社がインディーズを専門に多くのCD、DVD販売の卸業を代行する事によって徐々に改善しており、大規模な流通経路を確保する事で販売店への信頼性を高め、状況は徐々に変わりつつあります。

メジャーデビューするには何をすればいいのか?

では、メジャーデビューを果たすためにするべき事とはなんなのでしょうか?今、あなたがメジャーを目指して音楽活動をしているとして、これからやるべき具体的な行動を紹介していきます。

ここでは、大前提である、「音楽の練習」は含まないことにします。魅力あるサウンドを作れる実力を付けた上でやるべき事とお考えください(それがなにより難しいですよね・・・汗)。

  • コネクション

コネというと悪いイメージがある方も多いでしょうが、とても大事な要素の1つです

たとえ音楽の才能に溢れ、誰にも負けない自信があったとしても、ある程度のコネクションは必要になるでしょう。音楽はスポーツのように実力を数値化する基準がありません。また、上手だからといって必ず受け入れられる訳でもありません。

そして何より、メジャーデビューする際の決定権はレーベル関係者にあり音楽をしている人とは限りません。音楽の技量を見抜いてもらえない可能性もあります。そんな彼らに自分という存在を知ってもらうためには、ただ音楽活動をしているだけでは非効率ということです。

しかし、なにもレーベル関係者と友達になれ、と言っている訳ではありません。普段音楽活動をしていて会う様々な人々と今よりも深く関わり、輪を広げる事に積極的になることが第一歩となるでしょう。例えば、ライブハウスのPAさんや対バンをさせてもらったバンド、インディーズ関係者など、どんどん仲良くなっていきましょう。音楽が好きでやっている人たちです。自然とその知人は音楽と深く関わる人が多くなります。その輪をどんどん広げていけば、メジャーレーベル関係者に近づくことができるかもしれません。

  • ルックス

別にルックスを売りにしたい訳じゃないんだけど・・・。

という方もいるかと思いますが、それはあくまで個人の見解です。会社にとっては、新人の売りは一つでも多い方が安心ですし、現にメジャーバンドは比較的オシャレな人やイケメン、美人が多いように思えます。テープ審査式オーディションの対策を紹介するサイトで「楽曲よりもまず、プロフィール写真に気を遣え!」と書かれる事もあるくらいです。

裏を返せば、音楽だけを突き詰めてルックスに気を遣わない候補者が多いと仮定するならば、外見は一つ抜きんでる才能ですし、それは大きなチャンスとも言えます。人は第一印象のほとんどを見た目によって決めていると言われています。書類審査の写真だけで

「ちょっと聴いてみようかな」

と興味を持たせる事ができれば、大きな前進と言えるでしょう。

  • 数字

先ほど、音楽の実力を数値化できないと説明しましたが、そのバンドが「売れるバンド」かを示す指標は確かに存在します。

一般的に言われるのが、

ライブ動員数:ワンマンで300~500人以上の観客を安定して動員できる

CD販売数:1万枚以上

動画視聴回数:20万回以上

などです。

「なんだ・・・、ライブに人呼んだり、CDを売ったりするのは当たり前の事じゃないか」

と思う人もいるかもしれないですが、ただライブをするのと300人という数字を目指して活動するのでは、取り組み方が全然違うのではないでしょうか。ライブ会場を満員にしたいのであれば、宣伝や告知にも力を入れるでしょうし、CDのデザインや売り方も工夫しようという意思が生まれます。

「心が変われば 行動が変わる」

ウィリアムジェイムスではないですが、メジャーデビューという果てない目標のために、具体的な目標を持つことは確実に必要な要素です。

格言通り、運命を変えるための第一歩として、これらの数字を参考に明日から新しい気持ちで音楽活動を初めてみるのも1つの手です。

今すぐデビューしたい!オーディションへの道

よく漫画やドラマなどで、ライブを見たレーベル関係者にスカウトされる、という展開がありますが、現実にはそういった例は稀です。ほとんどのミュージシャンがオーディションや地道なライブ活動の果てにデビューを勝ち取っています。

しかし、一方で

「そんなにちまちまやってられない!自信はあるから今すぐデビューしたい!」

という方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、一番現実的なデビューの道を紹介しましょう。ズバリ、オーディションです。

ここでは、メジャー三大レーベルと呼ばれるユニバーサルミュージック、ワーナーミュージック、ソニーミュージックがネット上で告知しているオーディションをご紹介します。

  • ユニバーサルミュージック

Universal Connect Audition

期間:1か月ごと

様式:テーマに沿った楽曲の応募。

審査方法:楽曲の中から1名を選出し、Web上で紹介。

  • ワーナーミュージック

期間:常時

様式:プロフィールと音声ファイルもしくは動画ファイルの応募

審査方法:書類選考通過後、2次審査(面接)。

  • ソニーミュージック

期間:常時

様式:プロフィールと音声ファイルもしくは動画ファイルの応募

審査方法:書類選考後、通過者のみに通知。

三大レーベルを比較すると、どのレーベルも常に新人の発掘は行っており、門戸は常に開かれているといえます。しかし、どの会社でも共通しているのは、審査通過後の対応については詳しくは書かれておらず、デビューできるかはあくまで会社の判断によるということです。

応募資格もバンドという形式に拘っていません。これはレーベルが音楽だけでなく声優やモデルなど他ジャンルの新人を発掘したいという思惑からでしょう。様々な人材を求めているという事は、オーディションには進みやすいこと、裏を返せば音楽だけの才能を必要とされている訳では無いという事です。無事、オーディションに合格しても自分のやりたい音楽をさせてもらえるかという所は不透明だと言えますね。レーベル側としては、こいつらはこの方向性でプッシュすれば売れそう、なんて考えているかもしれません。

その中でソニーミュージックは常設のオーディションの他に、求める人材を明確に示したオーディションを多くセッティングしており、それぞれに応募締め切りを設け、審査の流れも明文化しています。

IndiesMateでは、好きなバンドを応援したい方、自分のバンドをPRしたい方を募集しています。気になる方はぜひこちらのページをご覧ください。

メジャーデビューなんて必要ないぜ!インディーシーンで活躍するバンド達

さて、メジャーデビューのための道をご紹介した上で恐縮ですが、インディーズバンドの紹介をしたいと思います。メジャーデビューがアーティストのゴールのように扱われますが、インディーズシーンで活躍し続けるバンドも確かに存在します。数多くのレーベルが乱立し過ぎるゆえに、その実力がピンからキリまで一定しないインディーズですが、その中でもピカイチに光り輝くバンド達をご紹介します。

 

  • Hi-Standard

超有名ですが、インディーズバンドの代表としてやはり紹介しない訳にはいきません。全盛期では、インディーズレーベルとしては破格の売り上げを見せた伝説的なバンドです。

その音楽性はパンクロック、メロコアともいわれますね。日本のパンクロックと言えば、THE BLUE HEARTSが有名ですが、彼らはパンクをベースとしながら叙情的な歌詞や歌謡曲のメロディーを取り入れる事で、純粋なパンクとは異質なブルーハーツ版パンクロックというジャンルを作り出していました。対してHi-Standardはより海外パンクの影響をそのまま受けたようなストレートなサウンドが特徴です。歌や演奏の技術的には賛否両論ありますが、突き抜けるような勢いのある楽曲は聴く者をアクティブな気持ちにさせてくれます。当時の若者の間で爆発的な人気を誇ったのも、エネルギーに溢れた若い世代に感応する部分があったからでしょう。

メンバーの横山健は、自主レーベルPIZZA OF DEATHの社長を務める傍ら、バンド活動も精力的に行い、二足のわらじでインディーズ界を牽引し続けている生きる伝説です。

おすすめしたいアルバムはVintage & New,Gift Shits [ Hi-STANDARD ]

 

  • SUPER BEABER

自主レーベルを立ち上げ活動しているインディーズロックバンドです。彼らは一旦メジャーデビューしながらインディーズに戻ってきたという異色の経歴があります。その理由については、事務所側が出してくる様々な注文にストレスがたまり、好きな音楽を作り、演奏する事ができなくなってしまったからだと本人たちが語っています。

彼らの魅力はやはりVo.渋谷の伸びやかな声でしょう。メジャーレーベルに所属していた初期では、技巧的ないわゆる「聴かせる」歌い方が主流でしたが、よりバンドの音楽性がシンプルになった後は、非常にエネルギッシュな歌声を響かせています。技術的には難解な曲もこなせる実力もあるバンドですが、あえてストレートでシンプルな楽曲に徹しているようにも見えます。それは彼らが自分たちを一番かっこよく表せる音楽は、これだと信じていて、それ以外の事をやる必要はないという自信にも思えます。

おすすめしたいアルバムは10th Anniversary Special Set 「未来の続けかた」 [ SUPER BEAVER ]

 

  • GOING STEADY

自主レーベルからデビューし、結局解散するまでずっとインディーズから楽曲を発表し続けた青春パンクの雄ですね。Vo.峯田が「規制されるのが嫌い」という理由でメジャーでの活動を否定していますが、やはり好きなように自分の音楽をやれる事がインディーズで活動する大きな動機のようですね。過激なライブパフォーマンスやストレートな下ネタ満載の歌詞がある事でも知られるゴイステなので、たとえメジャーデビューしたとしても確実に問題児となっていたとは思います、、。

そのジャンルは青春パンクと呼ばれていますが、ジャンルとしては珍しくベース(安孫子)が非常に技巧派で、彼がこのバンドを単純なパンクロックバンドとは一線を画す存在にしていると言えます。他にもVo.峯田の純粋で率直すぎる歌詞など、魅力の多いバンドですね。

おすすめしたいアルバムはさくらの唄 [ Going Steady ]

2016年にメジャーデビューしたおすすめバンド

「CDが売れない」「音楽の良さよりも販促活動の方が大事」「収入は雀の涙」など、何かと暗いニュースが多いメジャー業界ですが、その中でも一際輝いているバンドは存在します。

こちらでは、新しい音楽業界の旗手と成りうるおすすめバンドを紹介します!おすすめバンド3選、メジャーデビュー寸前のインディーズバンド3選も含めてどうぞ!

  • FEELFLIP

2016年12月 テイチクエンタテインメント・インペリアルレコードよりメジャーデビュー。

ミクスチャーという言葉が世に出てから久しいですが、このバンドはパンクとスカを合わせるという離れ業をやってのけています。

「混ぜて大丈夫なの、それ・・・」

と感じるかもしれませんが、ご心配なく。ちゃんと合っています。

スカと言えば、裏ノリのリズムに乗せて時に軽快に、時にムーディーに展開される開放感のあるサウンドが特徴ですが、彼らの音楽は疾走するビートに合わせてサックスが食らいつくように付いていくという非常にスリリングなものです。

彼らは自分たちのジャンルをSkhaotic(SKA+chaotic)という造語で表現しています。chaotic(無秩序な、大混乱の)スカとは、雑食な音楽性を見せる彼らにぴったりというか、言い得て妙なネーミングですね。

メンバーは

TOMOYA[Vo. Gt.]

IKKE[Ba.]

TOSHI[Dr.]

PON[T.sax]

MOCK[B.sax]

「テナーとバリトンがいて、なんでアルトサックスいねえんだよ!?」

と思う人もいるかと思います。筆者自身もそのように感じていますが、彼らの下から突き上げるようなサウンドにはこの方が合うのかもと無理やり納得しています。

ちなみにベースは7弦を使い、バキバキにスラップをかまします。

今回メジャーデビューをする彼らですが、メジャーデビューは目標だった訳ではなく、気のあったプロデューサーの誘いで決めたと話しており、そこまでレーベルにこだわりは無いようです。

「唯一無二でありたい」

と主張する彼らがメジャーという現場にどんな殴り込みをかけるのか、非常に楽しみですね。

おすすめしたいアルバムはI DON’T KNOW MY WAY [ FEELFLIP ]

  • 夜の本気ダンス

2016年3月 ビクターエンタテインメントからメジャーデビュー。

バンド名が示すとおり、ダンサンブルな楽曲が印象的なロックバンドです。ダンスナンバーと言うと、キーボードなどを駆使して音をどんどん重ねていく形が多い中で、彼らはあくまでバンドサウンドを中心に据え、サウンドとしてはあまり気をてらった事はしていません。それぞれのパートがやるべき役割をきっちりとこなし、ビートでノリを作っている本格派のバンドと言えますね。メロディーはシンプルですが、Vo米田の鼻にかかった声が良いアクセントとなっており、思わず身体が動き出すようなまさにダンスをするにはピッタリのサウンドです。

メンバーは、

米田貴紀 :ギターボーカル

西田一紀 :ギター

マイケル :ベース

鈴鹿秋斗 :ドラムス

米田はギターボーカルですが、ライブを盛り上げるためだけにハンドマイクだけでボーカルに専念できる曲を作曲しており、ライブに対しこだわりを感じられるバンドです。「元々ロックはダンスミュージックである」という考えのもと、踊りだしたくなるロックを生み出し続ける彼らは、是非ライブに行ってみたいバンドですね。

おすすめのしたいアルバムはBy My Side [ 夜の本気ダンス ]

  • 雨のパレード

2016年3月 SPPESTAR RECORDSからメジャーデビュー。

内省的なサウンドで人気を博す雨のパレードですが、そのジャンルはポストロックと言われます。元々ポストロックとは、ロックの楽器を単純なリフやパワーコードのためでなく、音色や響きを出すために使用する音楽全般を指しますが、自分たちを「バンドサウンドではない」と語る彼らには適切なジャンル付けと言えますね。

こう書いてしまうと、難解な楽曲を想像しますが、メロディーはポップでかなり聞きやすいです。「伝えること」に重きを置かれたvo福永の詩世界も彼らを馴染みやすい存在にしている一因と言えるでしょう。

メンバーは

福永浩平:ボーカル

是永亮祐:ベース

山﨑康介:ギター

大澤実音穂:ドラム

最近メジャーデビューを果たした彼らですが、デビュー前は「メジャーアーティストは好きな事が出来ているのか?」という疑問があったそうです。しかし、メジャーに所属してからも音楽制作は好きなようにやらせてもらえる環境にあるようで、メジャーバンドとして活動する意欲を強めています。その理由は、もちろんレーベルの方針や努力もありますが、彼らの音楽が力添えを必要としないくらい魅力的であるからではないでしょうか。

おすすめしたいアルバムはNew generation [ 雨のパレード ]

メジャーデビュー寸前!?おすすめのバンド

  • cero

インディーズレーベル「カクバリズム」に所属、西東京を拠点に活動するバンドです。ジャンルを言うなら、エキゾチカに分類されるのでしょうが、彼らの音楽には南国の呑気さや快楽主義なテイストはあまり感じられません。代わりに浮き出てくるのは、哀愁や憂いといった繊細な感覚です。かといって、音楽としてまとまりが無い訳ではなくエキゾチカの持つもうひとつの側面、多彩で豊かなリズムやメロディーはしっかりと押さえています。

メンバーは

髙城 晶平 [ SHOHEI TAKAGI]:vocal / guitar / flute

荒内 佑 [ YU ARAUCHI ] :keyboard / sampler / cho

橋本 翼 [ TSUBASA HASHIMOTO ]:guitar / cho

以上の三人ですが、楽曲によってサポートを入れるので、大所帯での楽曲もあり、曲によって印象が大きく変わるのも彼らの大きな魅力ですね。

おすすめしたいアルバムはObscure Ride [ cero ]

  • 平賀さち枝

岩手県出身のシンガーソングライター。インディーズレーベル「SECOND ROYAL RECORDS 」で活動中です。弾き語りから音楽活動を始めたそうですが(ギターを弾けない頃はアカペラでライブに出演していたそうです)、その影響からか、アコースティックに適した歌謡曲的なサウンドが特徴です。柔らかい歌声で、フェイクを効かせるなど技巧的な事はあまりしません。さらに、跳ねた曲でもわざとベタついたリズムで歌うので、どんな曲でももっさりとした印象があります。

これらをネガティブに感じる方もいるとは思いますが、彼女の楽曲においてはその飾らない素朴な歌い方が大きな武器です。アコースティックサウンドを素敵に聴かせるにはどうやったらいいのか?それを知り尽くしてやっているかのように思えてしまいます。

後半、筆者の邪推が広がりましたが、のんびりと楽しい曲の数々は、気持ちを前向きにさせてくれます。休日の昼間に寝転がりながら聴いたりすると、最高の昼下がりを過ごすことができます。

おすすめしたいアルバムは白い光の朝に [ 平賀さち枝とホームカミングス ]

  • White white sisters

インディーズレーベル「real future records」で活動中のバンドです。PVがかなり凝っており、「本当にインディーズ!?」(この感想自体、偏見ですが・・・)と思ってしまいます。その音楽ジャンルはダンスエレクトロニカ。当ジャンルらしい安定したリズムと中性的なサウンドが魅力ですが、ヘヴィネスで重厚な楽曲も得意としており、音楽性はひとつのジャンルだけに留まりません。メロディーも商業的な匂いはまったくせず、自分の音楽に対するストイックさが伺えます。まさにインディーズという現場だからこそ、磨き上げられたサウンドだと言えますね。

メンバーは

yuya matsumura  ギターボーカル

kouta tajima アートワーク

kitaro hiranuma  ドラム

見慣れない役割がありますが、「VJ(ビデオジョッキーもしくはビジュアルジョッキー)」と読みます。VJとは主にライブの映像演出や司会者が仕事です。White white sistersのライブにはバックに映像演出が入るのが特徴ですが、これらを作成しているのが彼だということです。つまり、このバンドは専属のヴィジュアル演出担当がメンバーとして名前を連ねている事になります。彼らのPVが異様に凝っているのも、こういった所に理由があるのでしょう。「インディーズだから・・・」を枕詞に色んな間違った蔑称が存在しますが、「インディーズだから演出がしょぼい」という観念を完全に払拭するニュータイプのインディーズバンドですね。

おすすめの曲はOphelia – White White Sisters

まとめ

いかがでしたでしょうか?CDが売れないと言われる今の音楽業界、世間が音楽に興味が無くなってしまったと捉えられがちですが、それは音楽を聴く媒体がCDからインターネットというメディアに移行したからであり、むしろ多様な音楽を自由に聴ける今の方がリスナーの雑食性は高まっていると言えます。

それに伴って、音楽の発表形式もCDだけにこだわらず、動画投稿やライブ配信など多様化しています。最近、youtube視聴回数ランキングで世界2位を達成した「ピコ太郎」は、インターネットの無かった時代には考えられない例でしょう。

このように「自分の音楽で収入を得る」というプロアーティストとしての定義は、最早メジャーだけに適用される言葉ではなくなりました。時代は移り変わり、セールスという面では音楽も大きな変化を求められていると言えるでしょう。

ただ、共通しているのは、世間は過去も今も「かっこいい音楽」を求めてやまない事です。インディーズでも、もちろんメジャーでも、自分の音楽を表現する場としてベストな立ち位置を見つけて、質の高い音楽を発表してもらえるのであれば、リスナーとしてこれほど嬉しいことはありません。

この記事が、新時代のレジェンドアーティストを作るささやかな一助なるならば、幸いです。

IndiesMateでは、好きなバンドを応援したい方、自分のバンドをPRしたい方を募集しています。今回の記事と同じような紹介文を無料で掲載することができますので、気になる方はぜひこちらのページをご覧ください。

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