スムースジャズのおすすめアーティスト9選 時代を超えたレジェンドを紹介

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Grover Washington Jr.

スムーズ・ジャズの父としても知られ、ジャズ・フュージョン界を代表するアメリカのサックス奏者です。残念ながら1999年に56才で逝去されています。

おすすめは、1980年発表の「Winelight」。彼のサックスが最高にメロウな響きを聞かせてくれます。数あるアルバムの中でも代表作の1枚といえるでしょう。
キーボードのリチャード・ティーのやさしい音色やギターのエリック・ゲイルの泣けるギターが奔放なサックスとも心地よく絡み合い、このとても洗練された音の流れに、心が癒されること間違いなしです。

精神的にまいっている時などに、夜遅く一人で一杯やりながら、物思いにふけり、これまでの人生を回想しながら彼の音楽を聴いてみると、一時の至福の心地よさに包み込まれ、そのまま眠りについてしまう。そんな大人の子守唄のようなアルバムです。

 

ジャズ・フュージョンのサックス奏者であるグローヴァ―・ワシントン・ジュニアは、スムース・ジャズの父と呼ばれ、パイオニアとしても有名です。

お勧めのアルバムは1982年リリースの「Winelight」。サックスとワイングラスに光が反射する、アルバムジャケットの写真が大人っぽさを強調しています。全米トップ10入りも果たしています。5曲目収録の「クリスタルの恋人たち」は大ヒット、グラミー賞まで受賞するほどの名曲となりました。

ジャケット写真の様に、お酒を飲みながら聴くのはモチロンですが、リラックスしたい時などに最適です。アルバム中どれも素晴らしい名曲ばかり。スムース・ジャズを聴くなら、まずこの一枚を。必ず聴いておきたい作品です。

 

Kenny G

Kenny Gはアメリカのサックス奏者。
スムース・ジャズの分野で活動し、主にソプラノサックスを奏でますが、アルトサックス、テナーサックス、ウインドシンセサイザーなどを演奏することもあります。

憂愁に満ちた悲しいメロディーを奏でたり、ハッピーで甘いメロディーを奏でたり、五感をいろんな感覚でメロディーとして表現してくれます。多分、抜群のセンスを持っているのでしょうが、あまりひけらかすことなく、さりげなく淡々と演奏してくれます。

おすすめのアルバムは1992年に発表された第6作の「Breathless」です。ビルボードのチャートでも上位にランクし、商業的にも成功したアルバムです。彼の癒しのテクニックが随所に盛り込まれている佳作。

朝のコーヒータイムでも、昼のティータイムでも、夜のドリンクタイムでも最高にリラックスできるアルバムとなっています。

 

Pat Metheny

アメリカのジャズギタリストで自らの名前を冠にしたPat Metheny Groupのリーダーでもあります。ジャズフュージョン、スムースジャズ界の最高のギタリストの一人として名を馳せています。彼はピックを親指と中指でつまむという独特の持ち方で演奏します。心地よい良質なサウンドは我々を暖かく優しく包み込んでくれます。

おすすめのアルバムは1987年に発表した「Still Life」です。
全部の曲がとにかく美しく響き、心にしみわたってきます。全部が美しいのに、ちょっとずつ違う美しさを奏でてくれるので飽きることがありません。何度聴いても同様の透明感が広がります。

ドライブ中に聴くのも最高ですし、1日の終わりにお酒を飲みながら静かに聴くのもよし。
必聴の1枚です。

 

Earl Klugh

心地よくリラックスしたアコースティック・ギターを弾くアール・クルー。
おすすめのアルバムは『Finger Paintings Import』です。

メイン旋律のギターが他の楽器と調和し、美しい曲世界を作り上げています。ポール・モーリアやカラベリを思わせる、古き良きイージーリスニングのような一枚です。あたたかい南の島で、風にふかれているような感覚。70~80年代に流行った「リゾート」感があふれる曲風です。

また、ギター好きにとっては往年のThe Brothers Fourを思わせるようなどこかエスニックなギターを聞かせてくれるのも聞きどころ。

どの曲も良いのですが1曲おすすめするとすれば『Jolanta』。
中盤からのスラップベースは後年流行ったフュージョンを思わせるようなアレンジで、曲のアクセントとしておもしろいです。

 

Dave Koz

デイヴ・コーズは1987年から活動する米サックスプレイヤー。

おススメのアルバムは、1999年にリリースされた5作目「The Dance」です。全体的に軽やかな音。作品中ではジャクソン5の「I’ll Be There」やジョージ・マイケルの「ケアレス・ウィスパー」などをカヴァー。

都会的で軽快さが溢れるポップなサックス演奏は、踊り出したくなるような明るさを醸しだしています。国内版に限り、宇多田ヒカルの「ファースト・ラブ」のカヴァーを収録。ゲストミュージシャンもバート・バカラックやルーサー・バンドロスなど超豪華メンバーが勢揃い。嫌味のないサラッとしたデイヴ・コーズの魅力的な演奏は、どんなシーンにも似合いそうです。

 

Boney James

1992年にアルバムデビュー、米国で活躍するサックス・プレイヤーです。

8歳の頃にクラリネット、10歳でサックスを演奏し始めてから音楽活動を続けてきています。モーリス・ディやボビー・コールドウエルのバック・ミュージシャンとして地道に活動し、ソロとなった後は実力を発揮。アルバムが2枚もグラミー賞にノミネートされています。

お勧めのアルバムは「Body Language」です。1999年リリースの6作目。タイトル、ジャケット写真ともにセクシー。もちろん、サウンドも妖艶です。アルバム全体に漂うエレガントでメローな雰囲気は、二人でグラスを片手に聴くのにぴったりかも。高層ビルや都会の夜景が似合う、コンテンポラリーな演奏です。

 

Chris Botti

米国で活動するトランぺッター、クリス・ボッティ。10歳でトランペットを演奏し始め、高校生の頃にはプロとして活動。1995年にアルバムでメジャーデビューしました。

お勧めのアルバムは2007年リリースの「Italia」です。クリス・ボッティのルーツであるイタリアをテーマに作られた本作は、まるで上質のイタリア映画を観ているかのよう。スタンダード・ジャズ曲を始め「アヴェ・マリア」や「誰も寝てはならぬ」などのクラシックの名曲などもカヴァー。哀愁のあるトランペット演奏が、心に沁み入ります。

どの曲でも優しい演奏なので、静かな雰囲気のBGMに、又はじっくりと聴き入りたい時にも最適。米国ではジャズアルバムチャート1位を獲得、グラミー賞にもノミネートされるという快挙のアルバムです。

 

Weather Report

ジャズ・サックス奏者のウェイン・ショーターとキーボード奏者のジョー・ザヴィヌルが1971年に結成したフュージョン・グループ。

お勧めのアルバムは1977年リリースの8枚目「へヴィー・ウエザー」。

前作からベーシストにジャコ・パストリアスが参加。有名なジャズのスタンダード・ナンバー「バードランド」をオープニング曲とし、当時大ヒットしたアルバムです。電子化の方向に進んでいたマイルス・デイビスの演奏に参加していた二人が作り出した、新しいサウンド。ジャズ・フュージョンを語る上では欠かせない歴史的な一枚となっています。

黄金トリオによる素晴らしい演奏。ドラム、パーカッションが良い味を出しています。聴いていて気持ち良くなるサウンドです。

 

Marcus Miller

スムース・ジャズの中でもマーカス・ミラーはフュージョン寄りのアーティストです。
おすすめのアルバムは『The Sun Don’t Lie』

とはいえフュージョンに典型的な、都会を彷彿とさせるアーバンな世界観であったり、リゾート感、または近未来を予感させるようなサウンドとは違った独特な魅力をもつ楽曲群をおさめたアルバムです。

スラップベーシストとしてプレーに目が行きがちなマーカスですが、注目すべきはジャコ・パストリアスのようにベースを主旋律のメロディラインを奏でる楽器として前面に押し出したこと。それも、よりバンドアンサンブルやバランスを意識したサウンドでです。

通常ベースは楽曲のボトムを支える役割で、あくまでギターや鍵盤など他のパートの引き立て役です。しかしマーカスのアルバムでは、ベースはこれらの楽器と対等の存在感があり交互に主旋律を担当したり、ときには1曲まるまるソロ演奏をします。

そうしたアレンジへの意識や複雑なメロディラインも含めて、何度も聞き返し味わってみて欲しいアルバムです。

 

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