現代(2000年以降)のシティポップバンドおすすめ9選 懐かしくもあり新しい音楽を紹介

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never young beach

まず、おすすめしたい2000年以降のシティポップバンドは「never young beach」。2017年現在もっとも勢いがあり、ブレイクが期待されているバンドと言っても過言ではありません。

どこか懐かしくて安らぎを覚える温かなメロディと、70年代から80年代のフォークミュージックにも通じる普遍的な歌詞の世界は唯一無二の存在感が彼らの持ち味。バンドでは珍しくトリプルギターを採用しており、クリーントーンが織りなす爽やかなギターサウンドはバンド名かも想像がつくように南国を思わせる展開となっています。そして、それらのバックミュージックに乗って気持ちよさそうにメロディーを奏でているのがボーカルの安部勇磨。最近のバンドではハイトーンボイスが多く流行でもあるように感じますが、安部の歌声は比較的太く安心できる声です。インターネットやSNSではよく現代版加山雄三と評されています。

中でもnever young beachの名前が世間に広く知られるきっかけとなった2016年6月リリースの自身2枚目のアルバム「fam fam」に収録されている「明るい未来」は最たるもので、野外音楽フェスではファンのみならず、初めてnever young beachライブを見た観客のハートも鷲掴みにしています。最近のシティポップを知りたいならば是非聞いていただきたいアルバムです。

Awesome City Club

演芸場のシアターでのステージショー、ネオンサインなど「架空の町のサウンドトラック」をコンセプトに活動するAwesome City Club。

一昔前のシティポップがまるで映画のシーンのようなドラマティックな恋愛模様や爽やかさを思わせるならば、彼らが演奏し描く世界は2010年代の等身大の都会の風景のように感じます。

かつてトレンチコートの洒落た人々が闊歩したディスコとカクテルグラスのアフター5の都会の夜は、大学生からの若者が男女問わず出入りし気軽に楽しめるパーティーに変わっています。しかし、そういったパーティーナイトも都会生活の日常の中のある一コマでしかないでしょう。心象風景そのものを描くことを目的とした彼らは都会に住む上でふとよぎる感傷や切なさなども等身大でポップに表現できる数少ないバンドでもあります。

そんなAwesome City Clubのおすすめしたいアルバムは2017年最新作の「Awesome City Tracks 4」。オープニングチューンでもある「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」は誰もが聴き入ることのできる名曲です。

Yogee New Waves

「都会におけるPOPの進化」をテーマに掲げる音楽集団、Yogee New Waves。ヨギーニューウェーブスと読みます。日本のシティポップの元祖とも言える大滝詠一や松任谷由美、山下達郎やサニーデイサービスに影響を受けたまさに現代のシティポップバンドと呼べるバンドです。

彼らの作る楽曲は決して聞いたことはなく新しいものです。しかし、どこか懐かしい8.90年代の古き良き歌謡曲を感じることができます。それはメンバー全員がモダンな楽器音を好んでいるからか、ボーカル角舘健悟の若くも哀愁のある歌い方によるものか、彼らの楽曲を聴けば様々な推測に想いを馳せることができます。

2017年、ベースの矢澤が脱退しメンバーチェンジをすることとなりますが、Yogeeの音楽性に全く変化はありません。2017年5月に発売された最新スタジオアルバム「WAVES」では、彼らの等身大の”今”を体感することができます。ぜひ、彼らの音楽を聴きシティポップの描く世界を堪能してみてください。

Enjoy Music Club

2012年に突如SoundCloudに現れた新生ヒップホップユニット、Enjoy Music Club。赤い帽子に黄色のジャケットがトレードマークの彼らですが、私が初めて彼らのことを知ったきっかけはtumblr(タンブラーと読みます。メディアミックス・ウェブログサービスの一種でSNSとブログのいいとこどりをしたようなサービス)でした。一言で表現するとゆるゆるな世界観で感じる若者たちの小さなきらめきとでも言いますか…。本人たちもまだ20代、30代手前なので歌詞の内容が等身大に感じられて、同年代の方であれば共感でき好印象を受けることと思います。

最近ではneco眠るやオシリペンペンズ、DODDODOなどの関西アンダーグラウンド界を排出したレーベル『こんがりおんがく』からアルバムをリリースし、バカリズムさん原作のドラマ『住住』でも『そんな夜』が主題歌として起用されたり、また『夏の魔法』のミュージックビデオでは男子同士の恋愛模様を描くなど、若者の想像力の豊かさゆえにこそできる作品の展開への拡がりを魅せています。

おすすめしたいアルバムは2016年夏にリリースされた「Summer Magic EP」。これからの時期にぴったりのサマーサウンドを聴かせてくれるでしょう。

D.A.N.

1993年に生まれた3人が織りなすダンスミュージックが軸と思われるメロウでクールなサウンドは初めて聞いたときは相当驚きました。James Blakeの音楽が好きな方はきっと好まれるかと思います。かの言う筆者もJames Blakeの大ファン、なぜ彼の作るような音楽が日本では生まれないのかと疑問を抱いていたところに彼らの音楽がすっと入り、虜になってしまいました。

本格的にD.A.N.の彼らが音楽活動を色濃くしたのが2014年からのことなのです。この若さでここまでの音楽をつくれるなんて、ディレクターの頑張りを抜きにしても音楽性のポテンシャルが群を抜いて高いと思うのは私だけではないはず。また、サポートメンバーとして『鬼の右腕』主催、トクマルシューゴバンド等で活躍をする小林うてなさんを起用しているのも彼らのエキゾチックでクールなサウンドの良さを引き立てる大きな要素だと考えます。

おすすめしたいアルバムは1stアルバム「D.A.N.」。2016年に発売されたこのアルバムはシティポップやエレクトロニカの枠を超えて2016年で1番おすすめしたいアルバムの1つです。

JINTANA & EMERALDS

最近待望のソロアルバムをリリースしたPAN PASIFIC PLAYA所属のkashifとJINTANA、歌手の一十三十一、(((さらうんど)))のメンバーCRYSTALなどが所属する集団。2014年に突如リリースしたフルアルバムはミュージックマガジンでも10点中10点満点をとったり、数々の音楽家から大絶賛をうけたり話題沸騰となりました。

メンバーの個人活動が忙しいようで、この集団でのライブ活動は比較的縮小気味ですが、もし可能でしたら業界の皆さんは再評価して色んなライブフェスティバルへの招致をしていただきたいと思うくらい奇跡的な集団です。よくぞ現代にこのような音楽性を引っ張り込んできてくださった!とオススメしたいほど注目したいバンドになっています。

オススメしたいアルバムは1st「Destiny」。サポートメンバーを含める6人が織りなす極上の音楽は必聴です。

Suchmos

最近のシティポップ・ブームの牽引役といえば、やはり「Suchmos」。楽曲が自動車のCMソングに使われたことも理由の一つだと思いますが、今や大人気ですね。初めて「Suchmos」のサウンドを聴いた時に感じたのは、どこか“懐かしい感覚”。新しい音楽でありながら、90年代を彷彿とさせる魅力あるサウンドを感じました。だからこそ今、幅広い世代に支持を受けている事が考えられます。シティポップ全盛期である8.90年代を過ごした方にとっては新しすぎる音楽に感じ、逆に若い世代にとっては90年代テイストの音楽に感じ新鮮さを感じるのかもしれません。世代によって感じ方が違う、でも心地よく聴くことができる、これがSuchmosの音楽ではないでしょうか。

彼らのセカンドアルバム「THE KIDS」はロックやジャズ、ファンクなど様々な音楽の要素が組み込まれていて、彼らの音楽のルーツを感じさせてくれます。そのルーツを大事にしているからこそ、どこか懐かしさを感じさせてくれるのでしょう。「このアルバムを聴きながら、夜の高速道路をドライブしたら心地良いだろうな」と思わせてくれる一作です。このアルバムに収められていてCMソングにも使われた「STAY TUNE」は、まさに夜のドライブソングにぴったり。そしてSuchmosの魅力の一つには「口ずさみやすい」こともあると思います。聞いていて心地よいだけではなく、つい鼻歌で口ずさみたくなる。そんなメロディや歌詞も幅広く支持される理由ではないでしょうか。
音楽的背景・サウンドの多彩さから「和製ジャミロクワイ」とも称される彼ら。しかし本家ジャミロクワイが浮遊感や不規則さ、予測不能さを特色としている一方で、Suchmosの楽曲郡に感じる印象は「安定感」でしょう。これはおそらく彼らのルーツの一つににファンクやAORがあるためと思われます。

80年代のシティ・ポップやフュージョンにも根底として共通するこれらのジャンルは、グルーブを重視します。それは、繰り返し聴いても飽きのこないフックのあるメロディと一見トリッキーながら耳馴染みの良いリフを繰り返すトランス感、安定したリズム隊による盤石の土台によって生まれます。Suchmosもそうしたサウンドの系譜を継承しており、また演奏陣のアレンジや音の使い方が巧みなため、歌メロ本来の良さをミドルテンポでじっくり堪能できるバンドです。

そうした実力に裏打ちされた演奏が、まるで経験豊富なスタジオミュージシャンの演奏を聞くかのような落ち着きと安定感を醸し出し、アダルトな雰囲気を感じさせるのでしょう。また英語での歌唱や洋楽テイストのサウンドにマッチした声質、生活感のない歌詞なども、都会的な要素の一つであると考えられます。

Suchmosは近年のシティポップアーティストのホープ。非常に若いボーカリストですが、大人の色気と余裕に満ち溢れた貫禄を持ち、爽快なかつどこか懐かしいその音楽性は、リズムを聴けば体を自然と動かしたくなるようなパワーがあります。

そんなSuchmosのおすすめのアルバムはTHE KIDSです。今の若者世代が幼少期に耳に留め、記憶の断片に埋め込んでいた1990年代後半から2000年代初頭のシティポップのメロディを思い出させるようなアルバムです。車メーカーのCMにも採用されていることにも分かる通り、ドライブのお供に最適です。オーディオでこのアルバムを掛ければ、どんなメンバーとのドライブでも盛り上がるとことは間違いないでしょう。

Phoenix

フランスのバンド、フェニックス。どちらかというとインディーロックバンドに分類されるバンドかと思いますが、エレクトロ要素も強く、ポップでお洒落な感じのサウンドに仕上がっています。

特におすすめしたいのは、2009年に発売された4枚目のアルバム「Wolfgang Amadeus Phoenix」。これは本当に素晴らしい名盤で、収録曲の中でも「Listmania」と「1901」は軽快でポップでキラキラしていて、ついつい口ずさみたくなる名曲です。

ちなみに背の高い青い目のイケメンボーカリストのThomas Marsはで、映画監督のフランシス・コッポラの娘で自身も映画監督であるソフィア・コッポラと結婚しています。彼らのライブは彼らの音楽性やトーマスは見た目によらず非常にエネルギッシュで、自ら観客の中にダイブしていったりして非常に楽しいです。ライブも必聴。

ikkubaru

インドネシアの山下達郎の音楽がとにかく好きな男子が音楽を作り始めて、soundcloudにUPしたところ、ネットレーベルのマルチネの社長tomadさんの耳にひっかかり、tofubeatsも自身のラジオでオンエアするほどのお気に入りっぷりで、見事リリースに至ったプロジェクトです。

これまでに来日公演も果たしており、アイドルのNegicco、スピッツの6年ぶりのMステ出演のタンバリン演奏で注目を集めた澤部渡のバンド、スカートとも共演を果たしています。カバーでSMAPの『Hey Hey おおきに 毎度あり』なども披露。彼らの音楽をシティポップと言わないで何になるんだ!と豪語できるくらい、良質なシティポップを私達の耳に届けてくれます。

おすすめしたいアルバムは1st「Amusement Park」。インドネシアの音楽ながら雰囲気は日本そのもの。シティポップ好きなら聴いて損はない1枚です。

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