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Rainbow Seeker -Joe Sample
邦題は、虹の楽園ジャズ・フュージョンのピアニストであるジョー・サンプルの1978年のアルバム。代表作ともいえる作品です。米フュージョン・グループ「クルセイダーズ」で活躍中に発表したこのアルバムは大ヒット、現在も名盤として聴き継がれています。
その中でもおすすめは4曲目の「メロディーズ・オブ・ラヴ」。ピアノの音色が優しくて、とても美しくて心に響く名曲です。アルバム全体を通して聴ける、美しいメロディライン。ジョー・サンプルの演奏するピアノが、メロディの素晴らしさをより一層印象的にしているので、聴いているといつの間にか心を打たれてしまいます。
彼らしいファンキーな曲もあり、聴き応えは充分です。アルバム一枚、じっくりと楽しめる作品といえるでしょう。
Straight to the Heart -David Sanborn
デヴィット・サンボーンはアメリカのサックス奏者です。ジャズフュージョン界で活躍し、スムーズ・ジャズへの影響も多大なものがある彼。「ファンキーなサックス」と表現する人もいれば、「歌うようなサックス」と表現する人もいます。
彼の真髄を体感するにはライブが一番だと言われています。ライブで聴く彼のサックスは猛りまくり、狂おしいほどに躍動的で筆舌に尽くし難いものがあります。
そのため、今回はおすすめアルバムとしてライブ盤の「Straight to the Heart」を紹介します。このアルバムでの彼はエモーショナルかつインプロビゼーションに富んでいます。素晴らしい曲ばかりラインナップされている中でも、特に3曲目の「RUN FOR COVER」については、マーカス・ミラーの圧巻のベースプレイをはじめ、超一流のバックミュージシャンが素晴らしいサポートで彼の良さを引き出している秀逸の曲です。
picture -菰口雄矢
2014年、26歳時のソロアルバムのリリースは、満を持してのデビューアルバムとなりました。作曲と編曲をカシオペア3rdの野呂一生さんに師事したとのことで、その影響がこのアルバムではよく出ています。具体的には、ギターの音色をあまり歪ませずに、ギターをよく歌わせひとつひとつの音をはっきり聴かせてくれます。また、鍵盤楽器を上手に楽曲にからませている手法も野呂さん譲りです。
菰口さんは元々、ロック寄りの速弾きもバリバリできるらしいのですが、ジャズ系としてのデビューアルバムということを意識して、ミドルテンポの楽曲やバラードの楽曲を多く交えながらアンサンブルを自在に操っていることをアルバムから聞き取ることができます。
ギター好きな若い人にも、かつてのフュージョンファンの大人たちにも、楽しめるアルバムだと思います。おすすめの曲は、2曲目「Glasses」。個人的にも店頭で聴いてアルバムの購入を決めた曲でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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