今回おすすめするのはザリバティーンズのUp the Bracketという曲です。ザリバティーンズの1stアルバムのUp the Bracket(邦題、リバティーンズ宣言)に収録されています。
ガレージロックというものの存在が薄れていっていた21世紀に突如新星としてあらわれ、世界中にガレージロックの存在を思い出させました。
Up the Bracketはどこか懐かしい気持ちにさせてくれる曲です。21世紀の初頭といえば、ヒップホップやラウドロックなどの新しいテクノロジーが多様された音楽が流行り、ノスタルジーなガレージロックというのはほぼ存在しないような状況でした。ですが、ザリバティーンズはあえてそんな状況を笑うように軽快にこの曲を発表し、世界中にガレージロックというものを思い出させた伝説的ガレージロックバンドです。
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Small Faces -Small Faces
ガレージロックの祖は微妙なところですが、イギリスにおいては広域な意味でヤードバーズが挙げられると思います。そのヤードバーズの正当な後継者と言えるのがSmall Facesです。
彼らのデビューアルバムは結果としてロック史に残る名盤となった訳ですが、本人たちはそんなことは想像していなかったのではないでしょうか。とにかくシンプルに余計な味付けをしないアメリカ的なロックをイギリス的に解釈して作ったものというのがこのアルバムです。
聴けば聴くほどとにかくシンプルでありわかりやすい、簡単そうで簡単には作れない絶妙なバランスのアルバムであることが理解できるかと思います。
ガレージロックという範疇に収まりきらない名盤ですが、ガレージロックを理解するのにはこの上なく有益な一枚としてあえてオススメです。
Tyrannosaurus Hives -The Hives
軽快なギターサウンドと勢いのあるボーカルが特徴的のThe Hives。疾走感あふれる楽曲が多いバンドですが、このアルバムではそれに加えて、80年代テクノが表現した近未来感を随所に取り入れており、他のバンドにはない独特のガレージロックを作り上げています。ぜひとも聞いて欲しいアルバムです。
中でもおすすめしたい楽曲は、「Walk Idiot Walk」です。小気味いいリズムの中、ボーカルは投げやりとも言えるような勢いのある歌い方で盛り立てます。バンドが持つテクノ的な要素を含んだ独特のポップ性と、テクニックよりも楽しい演奏を意識したようなパンク性が見事にマッチしており、聴きやすくもなかなか忘れづらい印象の強い楽曲になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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