日本のプログレッシブロック10選 圧倒的サウンドで1970年代を席巻したアーティストを紹介

不要な楽器や機材、売ってみませんか?

 楽器買取なら【タカミツ楽器】へ!

タカミツ楽器なら全国どこでも出張買取•宅配買取が可能です。手数料•出張査定料も一切かかりません!

自宅に眠ってる楽器や機材を1度査定に出してはいかがでしょうか?

四人囃子は1971年から活動しているロックバンド。

1971年の結成以来、活動休止と再開を繰り返している伝説のバンド、四人囃子。1970年代のブリティッシュロック黄金期に、ブルースロックやプログレの影響を大きく受けて作り上げられた、これこそ日本のプログレッシブロック。

必ず聴いておきたいのは、1974年のデビューアルバム「一発触発」です。プログレッシブロックに代表される幻想的な歌詞や、1曲が10分以上という長さ、そして何といってもメンバーそれぞれの素晴らしい才能が集結した素晴らしい作品。何しろ当時は18歳でピンクフロイドの「エコーズ」を完全演奏できるバンドで有名だったということ。その噂もうなずけるほどの優れた演奏力が存分に楽しめます。このアルバムは日本のロック史上欠かせない存在となっています。

 

目次

サディスティック・ミカ・バンド

サディスティック・ミカ・バンドは1972年結成されたプログレッシブロックバンド。

1972年にデビューしたバンドですが、メンバーは日本のロックを創設したとも言える超豪華ミュージシャン達が揃っています。加藤和彦、加藤ミカ、角田ひろ。そして高中正義が初期メンバーです。

お勧めアルバムは、1974年にリリースされた2作目「黒船 [ サディスティック・ミカ・バンド ]」です。1973年の初アルバムがイギリスで好評を得、それを聴いたクリス・トーマスがプロデュ―スをオファーしたそうです。ペリーの黒船襲来をコンセプトにした今作は、ピンクフロイドやビートルズをプロデュースしたトーマス氏の手により、日本のプログレという枠だけではくくれない、世界的に評価される作品に仕上がっています。

この後。サディスティック・ミカ・バンドはロキシーミュージックの全英ツアーに同行します。難解プログレというよりは、明るくてファンキーなノリに近いかも知れません。一流ミュージシャン達の演奏を聴くだけでも価値のある、日本のロックにおける最高傑作と言っても過言ではない名作です。

 

Apryl Fool

エイプリル・フールは1968年に約半年間のみ活動した日本のロックバンド。ボーカル・小坂忠、ギター・菊池英二、キーボード・柳田博義、ベース・細野晴臣、ドラム・松本零という当時の日本の音楽界を代表するメンバーを集めたスーパーバンドです。その音楽性は、サイケデリックロックと呼ばれておりプログレッシブロックが時々顔を出します。

1969年にアルバム「APRYL FOOL [ THE APRYL FOOL ]」をたった一枚リリースした後、すぐ解散してしまったバンドです。メンバーにはYMOの細野晴臣や、1980年代のアイドル歌手への作詞で有名な松本隆などが在籍していました。名盤と言われるアルバム「The Apryl Fool」は、ピアノとキーボードをフィーチャーしたとても実験的な音作りが楽しむことができます。

アルバムは欧米でもリリースされ、日本のサイケデリックロックとして高い評価を得ています。ブルースロック、プログレッシブロック、サイケデリックなど、シックスティナインという時代の全てが詰め込まれた素晴らしい作品。音楽の方向性からバンドは解散しますが、その後細野氏と松本氏が伝説のバンド「はっぴいえんど」を誕生させます。

 

Outer Limits

アウターリミッツは1980年代に活躍したプログレッシブバンド。ベースボーカル、キーボード、ヴァイオリン、ドラム、ギターの5人編成。10年度でいったん活動を停止しましたが、2007年には20年振りとなるアルバムをリリースしています。

1981年にデビュー、主に1980年代に活動したバンド、アウターリミッツ。おすすめしたいアルバムは1985年にリリースされた1作目の「Outer Limits/アウターリミッツ1st Album 【Misty Moon+2Tracks】(CD)」です。川口貴の奏でるヴァイオリン演奏がとても美しい、プログレッシブロックの中でもシンフォニックロックにより近いサウンドに仕上がっています。クラシックをべースにした繊細な音作りがされており、幻想的な世界に華やかさが備わっています。

不思議な魅力のあるヴォーカルと、感情を表現するかのようなバンドの演奏。まるで心が癒されるような、夢心地な世界が展開します。バンドは現在も活動中。メンバーはオーケストラで楽器を演奏するなど、その実力は確かなものです。一度聴いたら必ずもう一度聴きたくなってしまう、壮大な世界観と優美なサウンドをぜひ楽しんでみてください。