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King Crimson
プログレッシブロックの3大アーティストのひとつである、このキングクリムゾンの名を挙げることは少々テレるけれども、やはりこのグループは偉大だと思います。最初にアルバム「クリムゾンキングの宮殿」を聴いたときのショックは30年前であるにもかかわらず鮮明に覚えています。当時は日本という遠い地にもかかわらず、世間の音楽好きは熱狂していました。
イエス、ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)、そのほかのプログレッシブロックと呼ばれるグループのものもたくさん聴きましたが、キングクリムゾンを聴いたとき以上に明確に曲調・旋律を自身の脳に刻み込まれたものはいまだありません。
スポット的にこの1曲は聴いてくれというものは他のプログレッシブロックグループにもあるが、摩訶不思議な楽曲も作ってしまっていることも多いのがキングクリムゾンの特徴。
アルバムの曲調、ニュアンスが収録楽曲に同じテイストで芸術的に統一されている唯一のアルバムが、このキングクリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」である。音響的にも臨場感が大変高く、おそらくクラシックがすきと言う人にも多数受け入れられるのではないかと思う。CDでもYoutubeでもなんでもいいから音楽好きな人にはぜひ聴いてみてくれと強くすすめたい1枚です!
Pink Floyd
ピンクフロイドはプログレ要素だけでなく、サイケデリック・ロックやブルース、アヴァンギャルドなど様々なジャンルの要素を兼ね備えたバンドです。
名盤ばかりのバンドですが、おすすめは”The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)”です。全体的にアンニュイな雰囲気が漂っていて、サイケでエキセントリックな曲もあれば、流麗でプログレッシブなギターソロを聴かせる曲もあります。このアルバムは世界各国で大人気を博し、今なお聴き継がれている大名盤です。
特に”Time”の流れるような切ないギターソロは何度も聴きかえしたくなるような中毒性があります。この曲はまさに曲名の通り「時間」の大切さについて歌っており、メロディーのみならず歌詞の意味を理解しながら聴くとより心に迫るものがある名曲です。
Ash Ra Tempel
アシュ・ラ・テンペルは一般的にプログレッシブロックバンドに括られますが、どちらかというともっとサイケ寄りのクラウトロックバンドです。このバンドの魅力は、浮遊感ある独特なサイケデリックサウンドもさることながら、非常に雰囲気のある幻想的な曲を作るところにあると思います。
おすすめのアルバムは1973年にリリースされた”Join Inn”です。2曲で40分以上という尺の長さがプログレバンドらしさを物語っていますが、これがとにかくどちらも飽きない名曲になっています。
1曲目はサイケ感がたまらないどちらかというと軽めな曲になっていますが、わたしが特におすすめしたいのは2曲目。じんわりと漂うシンセの音がアトモスフェリック。美しくも切なくて、聴いていてどんどん彼らの世界に沈み込んでいくような気分になります。
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