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Stand By Me -Ben E. King
スタンドバイミーは1961年にベン・E・キングが発表した名曲で、彼が残した曲の中でも永遠のスタンダードナンバーとして有名です。もともとリードヴォーカリストとして所属していた伝説的コーラスグループであるザ・ドリフターズへ書き下ろした曲でもあります。
ソロに転向してからも精力的に活動し、「ソウルレジェンド」とも呼ばれています。発売当時はビルボードのチャートで4位になっています。1975年には、ジョン・レノンが自身のカバーアルバム『ロックン・ロール』で取り上げました。1986年には同名の映画の主題歌になり、ビルボードのチャートで9位とリバイバルヒットしました。
その後も日本では、車メーカーをはじめに多数のCMで曲が採用されましたので、この曲を耳にしたことのある人は多く、曲名は知らなくてもつい一緒に口ずさんでしまうのではないでしょうか。ソウルの名曲を語る上では外すことのできない一曲です。
Will you love me tomorrow -The Shirelles
ザ・シュレルズと読みます。キャロル・キングが作曲して女性グループのThe Shirellesが1962年にリリース。ビルボードのチャートで1位を獲得した名曲です。タイトルは「Will You Love Me Tomorrow」なのですが、曲中の歌詞の方をとって「Will You Still Love Me Tomorrow」というタイトルで認知している方が多いです。
1960年代当時の曲の中でも完成度は極めて高く、メロディとボーカルの奇跡的な合体が素晴らしい一曲。楽曲の作者であるキャロル・キング自身も1971年に発表した名作の誉れ高いアルバム「Tapestry」に収録しています。この時はオリジナルよりもゆっくりとしたテンポで、ジョニ・ミッチェルとジェームス・テイラーという豪華なバックグラウンド・ヴォーカルを従えた、キャロル・キング節を聞くことができます。
さすがの名曲ですので、かのベン・E・キング、ビージーズ、シェール、ブライアン・フェリーといったアーティストもカバーしていますので聴き比べてみることもおすすめします。
What’d I Say -Ray Charles
レイ・チャールズが1959年にリリースしたこの曲ですが、いつ聴いても全く古さを感じさせず、常に新鮮さが胸に響いてきます。この曲は1958年の12月に行われたコンサートの終わりに、余った時間を埋めるために、彼が即興で演奏することによって偶然生まれた作品として知られています。多くの観客からの反応が熱烈だったので、彼はこの曲を収録することを決めました。
歴史に残る偉大なシンガー、レイ・チャールズの功績は数々のヒット曲を生み出したことだけでなく、ゴスペルやジャズ、ブルース、カントリーなどを自分のスタイルでミックスし、今に続くソウルの基礎を築いたことにあります。まさに、この曲はソウルミュージックの火付け役となった曲であり、のちに数々の大ヒットを飛ばしたレイ・チャールズが初めてゴールドレコードを獲得した曲であり、歴史の中でも影響力のある曲といえます。ソウルミュージック黎明期を知るためには欠かせない一曲です。
Only You -THE PLATTERS
アメリカのコーラス・グループであるプラターズが歌唱した曲で、1955年にシングルで発売され、R&Bチャートでは7週連続1位を、全米ポップチャートでも5位を記録し、ミリオン・セラーとなりました。その後も1959年にはフランク・プゥルセルによってインストゥルメンタルとしてカバーされ、ビルボードで最高9位を記録。1973年には映画『アメリカン・グラフィティ』の挿入歌に起用、1974年にはリンゴ・スターによってカバーされ、チャートで6位を記録しました。
タイトル名である「only you」という最初のメロディが、聴く人たちに強烈なインパクトを与えます。誰でも覚えることができ、一緒に歌う事もできることでしょう。この曲以上のインパクトを与える事は非常に難しいのではないでしょうか。それほど素晴らしい曲で、この曲を知らない人はいないといっても過言ではないでしょう。そのような意味からも名曲と言えます。
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