特に3曲目の「Ocean Gypsy」は必聴。泣きのメロディアスなヴォーカルが演奏と調和しています。アルバムタイトルの組曲「Song of Scheherazade」は管弦楽を用いたスケールの大きな作品に仕上がり、
ダイナミックかつ華麗なサウンドに感動させられてしまいます。
目次
ANEKDOTEN
アネクドテンは熱狂的フォロワーとしてキング・クリムゾンの後を追い独自の道を切り開いた北欧プログレシーンの開拓者的バンドです。キング・クリムゾンから引き継いだ音楽性にメロトロンの多用やサイケを思わせるようなギターの独特の響きが生み出すその北欧の淫隠滅滅とした雰囲気と寒々しい叙情の中に感じる美しさが魅力です。
根強いファンの多いこのバンド、お勧めしたいアルバムは「Chapters」です。
3rdアルバムである「From Within」以降の11曲を収録しており、キング・クリムゾンの影響を強く受けて発足したこのバンドが独自の作風を確立していく様子がはっきりと伺えるベストアルバムとなっています。未発表音源やデモなども収録しており初心者のみならずファンにもうれしいアルバムとなっています。
KENSO
日本を代表するプログレッシブロックバンド、ケンソー。海外でも公演を行っているバンドです。
リーダーは歯科医を開業している清水義央であり、ツインキーボードを擁する5人編成のバンド。その音楽性はプログレッシブロックと一口に言っても実に多岐にわたります。歴代ドラマーによって、その音楽性が変遷しており、ファンにより、好みや評価が分かれるようです。
オススメできるアルバムは、近時では「うつろいゆくもの」です。
しかし、2017年秋にリリース予定の全ライヴをDVD化したものを是非見て頂きたいです。従前の作品ももちろん傑作なのですが、今度発売される全ライヴDVDはケンソーの有する魅力を最大限凝縮したものであるということができ、必ず購入すべき作品だといわざるを得ません。
Es(エス)
プログレッシブロックバンド、KENSOのキーボーディスト、小口健一がリーダーを務める日本のキーボードトリオバンドです。メンバーは、ドラムが大塚勝幸、ベースが野上洋一です。
イギリスのプログレッシブロック、UKを基調としていながら、UKとはまたガラリと異なる魅力を有しています。
その類まれなる音楽性はインストゥルメンタルバンドでありながら、相当な叙情性を有しており、また、メンバーのアイディアによって、相当高度な音楽性を構築しており、さらに70年代のプログレッシブロックには見られない魅力や音楽性があります。
プログレという観点のみならず、バンドでありながら、バンドという概念をも超え得るその音楽性は、どのようなジャンルの人にでも強くオススメし得るものであるといわざるを得ず、それでいてロックのなかのロックと評価せざるを得ないという、相当面白い立ち位置にある音楽性ともいうべきです。
現在はYouTubeなどの動画共有サイトでも、ESの動画は存在せず、2006年以降、活動休止状態であるのが、非常に悔やまれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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