今回紹介するもう一つ有名な曲でロッキーマウンテンハイはコロラド州の公式州歌にもなっているこの曲”Rocky Mountain High”ですが、公開された時はドラッグを推奨していると言う風潮が起きたため、ジョンデンバーによる釈明が行われるまではほとんどの放送局が自粛するほどでした。
この歌にははっきりと薬物のリリックは書いていませんし、ロッキーマウンテンのことを歌詞で表しています。彼は27歳の夏に生まれたと言う歌詞のはじめとしてはなかなか思い付かない事を書いているのが非常ユニーク、曲自体も聞きやすくカントリーミュージック知りたい方には是非ともおすすめしたいです。
収録アルバムは「ベスト・オブ・ジョン・デンバー [ ジョン・デンヴァー ]」。ぜひ聴いてみてください。
目次
Jolene – Dolly Parton

ドリーパートンは1955年に活動を開始したカントリーミュージシャンです。
カントリーで最も有名な女性歌手といえば、ドリー・パートン。彼女が1973年にリリースしたこの曲は米カントリーチャートで1位となり、カナダや欧州でも大ヒットしました。オリヴィア・ニュートン・ジョンを始め、ホワイト・ストライプスやマイリ―・サイラスなど多数の歌手によってカヴァーされてきており、今やカントリーのみならず、ポップの定番となりました。アルバム「ベスト・オブ・ドリー・パートン [ ドリー・パートン ]」に収録。
ジョリーンという名の女性に、「お願いだから、私の愛する彼を取らないで」と歌った曲。モチロン架空の女性だそうです。ドリー・パートンの透き通る様な歌い声と、サビの「ジョリーン、ジョリーン」が印象的。一緒に口ずさみたくなってしまうキャッチーさと、何とも言えない可愛さをそなえた名曲です。
For What It’s Worth – Buffalo Springfield

バッファロー・スプリングフィールドは1966年に活動を開始したアメリカのロックバンドです。
1966年にロサンゼルスにて結成されたバッファロー・スプリングフィールドは、フォーク・カントリー・R&B・ブリティッシュビート・サイケデリックといった音楽的要素をミックスさせた音楽を得意としています。スティーヴン・スティルスのR&B・ラテン感覚とニール・ヤングのプログレッシブな感性がバラバラになりそうな音楽性に一貫性をもたらし、そこにカントリーフレーバーを取り入れたリッチー・フューレイのソングライティングもバンドサウンドに大きく貢献して伝統音楽とサウンドメイキングに対する実験的音楽の融合に成功しました。
マルチ・プレイヤーであるスティーヴン・スティルスが作曲、ヴォーカルを担当したR&B指向が色濃く出たナンバー”For What It’s Worth”ですが、今聴いても全く古さを感じさせないサウンドと浮遊感が心地良いです。
収録アルバムは「【輸入盤】Buffalo Springfield [ Buffalo Springfield ]」。
Your Cheatin’ Heart – Hank Williams

ハンク・ウィリアムズは1937年に活動を開始、29歳で亡くなるまで活躍をしました。
1937年からカントリー歌手として活動したハンク・ウイリアムズの1953年のヒット曲です。同年、ウイリアムズはオハイオ州で開催されるニューイヤー・コンサートへの移動中に急死してしまいます。
最後のシングルとなったこの曲”Your Cheatin’ Heart”は、全米カントリーチャートで6週間連続1位を獲得しました。その後もルイ・アームストロングやナット・キング・コールなどを始めとする多くの歌手たちがカヴァーしています。
ハンク・ウイリアムズの代表曲であり、カントリーの隠れたアンセム。妻であったオードリーへの気持ちを歌っているのですが、「そんな態度じゃ今に泣く事になるよ」という感じの複雑な気持ちを表現しています。そして、そのメロディーはとても切なくてひたすら優しいのです。
収録アルバムは「THE ESSENTIAL HANK WILLIAMS [ ハンク・ウィリアムス ]」です。
コメントを残す