通常のカントリーの場合、アコースティックの音を際だたせるため、エレキギターの音はパワーダウンし、全体的に音を薄くせざるを得ませんが、アメリカンハードロック特有のダイナミクスやスケール感をしっかり両立させているところにギタリスト・リッチーサンボラのフレージング・聞かせ方の巧みさがうかがうことができる一曲です。
また、カントリーはそのメロディーの良さ・甘さゆえ歌い手の声質によっては退屈で飽きを感じてしまうこともあり、そのバランスを保つことが難しいとされていますが、トレードマークであるフロントマンのジョンボンジョヴィのハスキーなヴォーカルはそこにロック特有のシャープさやエッジを加味し、楽曲を楽に聴きこめるように引き締めています。
目次
Love Story – Taylor Swift
テイラースウィフトは2006年に活動を開始したシンガーソングライター。
今や日本でも大人気の彼女、バンド編成などの演奏も見られますが、古参の中ではギター一本で弾き語っているイメージが強いのではないでしょうか。中でも、今回紹介する”Love Story”、収録アルバムは「フィアレス [ テイラー・スウィフト ]」ですが、和訳を調べてみると、やはりかろうじて聴き取れるロミオとジュリエットをテーマにしたとてもロマンティックな恋愛ソング。一度はこんな恋愛がしてみたいと女性であれば誰もが憧れるような恋愛で、PVもお姫様に扮したテイラーがとてもキュート、まるでディズニープリンセスのようです。
アコースティックギターで奏でる静かめなイントロからキャッチーなサビへ、英語は分からずとも切なくてキュンとする歌声で、大ヒットしたのも頷けます。恋愛中の女性には勿論オススメですが、女心が分からず悩んでいる男性にも是非聴いて欲しい一曲です。
Fifteen – Taylor Swift
テイラースウィフトからもう一曲。
今やカントリー歌手の域にとどまらず、ポップアイコンとして名高いテイラースウィフトが、アルバム「フィアレス [ テイラー・スウィフト ]」中に収録したこの曲では、ギターが奏でる軽やかなサウンドに合わせて少女から大人の女性への心情の変化が絶妙に歌い上げられ、ティーンのみならず、大人の女性にもおすすめの曲となっています。
新入生として新たな日々をスタートさせる15歳の少女が憧れるのは、素敵な男の子に声をかけられること、ボーイフレンドと結婚できること、誰かに求められること。15歳という若い年齢ならば、誰かに愛していると言われればそれを信じてしまうものでしょ、と語りかけながら、大人になった自分がもっと違う夢に気付いた、と歌っています。
メロディだけでも美しいのですが、飾らない言葉で思春期の乙女心、そして大人の女性になってから幼い自分を見つめる姿を等身大で表現している点が魅力的です。ティーンのみならず、女性なら誰しも経験したであろう甘酸っぱいストーリーをこの1曲で堪能できるのでおすすめです。
I walk the line – Johnny Cash
ジョニーキャッシュは1954年に活動を開始したカントリー・ロカビリーミュージシャンです。
アメリカのカントリー歌手ジョニーキャッシュの代表曲”I walk the line”。「SIMPLY JOHNNY CASH [ ジョニー・キャッシュ ]」収録です。カントリーのアイコンであり、20世紀で最も影響力のある歌手と言われています。1956年にリリースされたこの曲は米カントリーチャートで1位を獲得、現在でも最も重要なカントリーソングのひとつとして数えられています。
歌詞は自己責任や誘惑に打ち勝つといった意味があるようですが、シンプルなラブソングで当時妻であったヴィヴィアンのために書かれたものだと言われています。カセットテープを逆再生した際のギターの音からヒントを得て作られたと話もあり、そのためにコード進行が独特であるとも言われています。
カントリーを聴くなら、必ず知っておきたいとっておきの一曲です。
Rocky Mountain High – John Denver
カントリーミュージシャンで必ずおすすめしたいアーティストといえばジョンデンバーです。日本人にはそこまで馴染みは無くてもカントリーロードと言う曲は日本語歌詞でも歌われているので知っている方も多いでしょう。
コメントを残す