歴史に残るソウルミュージックの名盤13選

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Superfly – Curtis Mayfield

ニューソウルの中でもブラックミュージックの影響が最も色濃いと言えるカーティス・メイフィールド。彼の代表作とされるのがこの「Superfly」です。

映画のサウンドトラックとして制作されたアルバムということもあり、無駄な部分を削ぎ落したスマートな音楽となっています。それだけに、Curtisのセクシーで繊細な歌声が強調されており、素晴らしい歌声をじっくりと堪能することができるのでおすすめのアルバムです。

特に聴いて欲しいおすすめの曲は、2曲目のPushermanです。単調なメロディラインが繰り返される楽曲ですが、ワウを多用したギターワークと、Curtisのゆらゆらと動く怪しげなボーカルが上手く絡み合っています。

Live – Donny Hathaway

ダニー・ハサウェイは男性ソウルミュージシャンの中ではマーヴィン・ゲイに匹敵するボーカルの持ち主です。特にバラード調の曲を歌わせれば随一だと思います。

この「LIVE」というアルバムは数あるライブアルバムの中でも名盤と呼び声の高いアルバムです。楽曲を聴きまず感じることは、ライブの臨場感が凄く伝わるということ。
観客との一体感、それに合わせてダニー・ハサウェイがテンションを上げていく様を生々しく聴かせてくれます。そして、ダニー・ハサウェイの心を込めたボーカルが非常に良く反映されたアルバムでもあります。

スタジオアルバムではなく、コンディションに左右されがちなライブ環境にあって、生涯最高ともいえるパフォーマンスを収録しているのは奇跡としかいいようがありません。
単なるライブ盤という括りではなく音楽ジャンルの垣根をも超えた歴史的名盤として聴いてもらいたい一枚。自信を持っておすすめすることができる1枚です。

Otis Blue – Otis Redding

オーティス・レディングはその短い生涯にも関わらず多くのヒット曲を持っています。

アルバム「Otis Blue」は彼の代表作ですが、単なるソウルミュージックの名盤に収まりきらない魅力がこのアルバムにはあります。どの曲も3分程度と短いものですが、その3分に込められたオーティス・レディングの思いはどれも濃密なものです。

また、その濃密なボーカルを演出するアルバムの雰囲気も素晴らしいものがあります。何よりこのアルバムの存在意義はロック等ポピュラー音楽の歴史にも大きな影響を与えたということに尽きます。何度も聞けば聞くほどソウルの名盤でありながらポピュラー音楽の原点にもなっている希少な存在であることをきっと感じるはずです。

歴史的な1枚であり現在まで続くポピュラー音楽の始祖としてもこのアルバムは重要な位置を占めています。ソウルミュージックファンのみならず全ての音楽ファンに必聴といえる一枚です。

Otis Redding Live In Europe – Otis Redding

オーティス・レディングからもう1枚。ソウルミュージックと一口に言っても、時代とともに音像や特徴も異なり様々に細分化されていきますが、おすすめしたいのは、あえてのライブ盤「ヨーロッパのオーティスレディング」です。

ソウルという言葉の通り魂を振り絞るようなオーティスのボーカルとバンドの演奏、観客の魂がそれぞれ呼応し、とてつもない熱量を放出する圧巻というにに相応しいライブドキュメントに仕上がっています。このアルバムを初めて聞いた衝撃は相当なものがあり、個人的にはこのアルバムでソウルミュージックの扉が開かれたという思いです。

その中でおすすめの曲は、最終トラックの「Try A Little Tenderness」。ホーンセクションの印象的なイントロに導かれソフトなバラードとして曲はスタート。しかし、オーティスの歌に、歌詞に、反応する観客の掛け声のヴォルテージは高まり、演奏も次第にヒートアップ、退場しようとするオーティスを引き留めようと司会者が観客をさらにあおり、ライブは最高潮で幕を閉じる・・・ソウルミュージックの熱さがこのトラックには凝縮されています。

Let’s Get It On – Marvin Gaye

マーヴィン・ゲイはソウルミュージックの世界では避けて通れない人物です。

彼のアルバム「What’s Going On」は誰もが知る名盤でありその存在価値に疑いはありません。ですが、今回紹介する「Let’s Get It On」のほうが好きという人は必ず多いはず。

このアルバムは「What’s Going On」に比べるといい方向に力の抜けたアルバムという表現が的確な名盤です。マーヴィン・ゲイのボーカルもアルバムの雰囲気の緩やかさに合わせて非常にノリの良さが伝わってくるものになっています。

言葉で評価するのはとても難しいのですが、彼の人間くささと独特の世界観がいい方向でマッチした作品だと思います。ソウルミュージックという観点からみれば「What’s Going On」よりも「Let’s Get It On」をオススメします。

What’d I Say – Ray Charles Robinson

レイ・チャールズを説明するのであれば、「ソウルの神様」と一言で表現することが一番ふさわしいと思います。本当に素晴らしく偉大なアーティストです。

盲目というハンディを背負いながらも、黒人である自らのルーツを遡って行くような音楽活動の中で、ソウルミュージックの形を自らで実証しています。この人の音楽が無ければ、今、ソウルミュージックという言葉もあったのか疑問に思うほどです。
盲目のピアニストであり、本当の天才歌手ではないでしょうか。

後世に残したい音楽をたくさん、発表していますので、どの曲が一番と言えないくらいですが、「RockHouse」という曲が、切なさも加わり個人的には好きな曲です。これからもきき続けたい、いつの時代でも語り継がれるであろうアーティストの1人です。

Evolution – Boyz II Men

1990年代、ソウルミュージックとして、王道的な存在として人気も高かったグループのボーイズⅡメン。その歌声は聞く人を虜にする素晴らしさがありました。

アカペラの歌声が要所に取り入れられ、その音楽性はくつろぎの空間を与えてくれるので、このグループの曲を車のBGMにしていたことを今でもよく思い出します。ソウルミュージックにハーモニーを加え、現代版ソウルミュージックの先駆者ともいえるのではないでしょうか。

そんなボーイズⅡメンの中でも、全米1位を記録した「Evolution」がおすすめです。そしてその中でも「Never」の実にきれいなハーモニーは魅了されました。電子楽器や様々な最新技術を取り入れた音楽が流行っている現代で、この様に歌声だけで勝負するグループがもっと出てきて欲しいと思えるようなアルバムです。

Songs in the Key of Life – Stevie Wonder

スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder )が、1976年に発表した18枚目のアルバム「キー・オブ・ライフ」 (Songs in the Key of Life)をおすすめします。

スティーヴィーは 1950年生まれのアメリカのミュージシャンで作曲家、音楽プロデューサー。歌唱以外にも様々な楽器を演奏するマルチ・インストゥルメンタリストであり、30曲以上の全米トップ10ヒットを放ち、計22部門でグラミー賞を受賞し、最も受賞回数の多い男性ソロ・シンガーです。

このアルバムはビルボードのアルバム・チャート1976年10月後半から1977年1月前半まで1位を13週連続独走し、一度は首位を明け渡すものの、その後再び首位に返り咲くほどの大ヒットとなりました。シングル「回想」「愛するデューク」も全米1位を獲得し、グラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤー他4部門を受賞しました。「愛するデューク」はデューク・エリントンに捧げられた楽曲、「可愛いアイシャ」は娘のアイシャに捧げた楽曲でソニー・ロリンズやデイヴィッド・サンボーンもカバーしました。この2曲は日本ではたびたびCMに使用されています。

Temptations Sing Smokey – The Temptations

テンプテーションズは、1961年にデビューしたアメリカのソウル・コーラス・グループで、モータウンを代表するグループの一つです。1989年にロックの殿堂入りを果たしました。

1964年に発表し大ヒットとなった「マイ・ガール」が収録されているアルバム「テンプテーションズ・シング・スモーキー」が非常におすすめです。分厚く雄々しいコーラスが楽しめるアルバムとなっています。

「マイ・ガール」は、テンプテーションズと同じモータウンに所属していたミラクルズのメンバーであるスモーキー・ロビンソンとロナルド・ホワイトが書き下ろした曲です。シングルとしてリリースされ、グループにとって初の全米1位を獲得しました。

リード・ヴォーカルはデヴィッド・ラフィン。その後、オーティス・レディングやローリング・ストーンズ、ママス&パパスもカバーしました。1991年には映画「マイ・ガール」の主題歌にもなり、リバイバル・ヒットしました。今もソウルの名曲として歌い継がれています。

Exciting Wilson Pickett – Wilson Pickett

ウィルソン・ピケット(Wilson Pickett)は1941年生まれのアメリカのソウル・R&B歌手。幼い頃からゴスペルを歌っていました。1950年代末にゴスペル歌手としてデビューし、のちにソウルに転向しました。

彼が1966年に発表した2枚目のアルバム「エキサイティング・ウィルソン・ピケット」がおすすめ。R&Bアルバム・チャートで3位を記録しています。彼はシャウトする男性サザン・ソウル・シンガーの代表的存在でした。

1曲目の「ダンス天国」は明るく弾むリズムで、つい踊り出したくなってしまいます。ウォーカー・プラザーズもカバーしてヒットさせました。タイトル通りエキサイティングなシャウトが大きく弾けるリズム・ナンバーが多くを占める中、じっくり歌い込まれたゴスペル調バラードの曲もあり楽しめる1枚となっています。

Live at the Harlem Square Club 1963 – Samuel Cooke

サム・クックは1931年生まれのアメリカのミュージシャンで1964年に非業の死を遂げた伝説のソウルシンガー。彼は絶頂期の1963年1月にハーレム・スクエア・クラブで伝説とも言われる凄まじいライブを行いましたが、その荒々しさが彼のイメージを壊しかねないと判断したレコード会社が1985年まで発売を封印していました。

そのアルバムが今回おすすめする「ハーレム・スクエア・クラブ1963」です。彼はそれまでの黒人歌手のスタイルとは一線を画し、洗練された音楽性で、声の良さと卓越した歌唱力で白人にも高く評価され、多くのミュージシャンに多大な影響を与えました。その彼の未発表アルバムですから発表されるやいなやソウル・ファンを中心に大反響を呼びました。

1曲目からラストの「パーティを開こう」まで、シャウトの連続で観客と一体となっている様子が伺える白熱のアルバムです。

サムクックのライブ盤はこのアルバムを含め2枚発売されていますが、Haarlem squareでのライブ盤をオススメする理由とては、その日の空気感をそのまま閉じ込めたかのような臨場感にあります。
その臨場感たるや、特にヘッドフォンで聴いていると、まるで自分も客席でその夜のライブを共に見ているかのような会場の熱量を肌でひしひしと感じてしまうほど。
徐々に温まる会場の雰囲気、後半客席全員で大合唱となっていくのですが、気づけば自分も大合唱してしまっているような、ソウルのライブとはコレだ!!という絶対的な説得力のサムクック節炸裂の歌声で、
特に出て行ってしまった恋人を歌ったBring it home to meは胸がかっと熱くなり、涙なしでは聴けないほどです。

Confidently Lost – Sabrina Claudio

セクシーなルックスにセクシーな歌声。しかしいやらしさを感じさせない不思議な声の魅力の持ち主、サブリナ・クラウディオ。フェイクの入れ方やリズムの取り方、フレーズの捉え方にはルックスに負けない妖艶さがあります。楽曲のリズム、リリックにはどこか懐かしさを感じさせるのに、トラックの作り方には新しさを感じさせてくれる一枚「Confidently Lost」。

特にアルバムの先頭を飾る「Too Much Too Late」という楽曲は彼女の声の魅力、楽曲には昔のソウルミュージックの懐かしさと新しさを感じさせてくれます。この楽曲を皮切りに全体的に統一されたトラックで構成されているのに、最後まで飽きさせずにアルバムを楽しむことができます。収録曲は7曲と少ないもののこの7曲に彼女のアーティスト性が詰まっており、ソウルを好む方にはぜひ聞いて頂きたい一枚です。

Fly me to the moon – Bobby Womack

ボビーウーマックのファーストアルバムとなるこのアルバムは全曲通してもどのようなシュチュエーションでも聴けるソウルの王道中の王道とも言えるアルバムです。

特にアルバム名でもありオープニングチューンの1曲目「Fly me to the moon」はボビーウーマック独自のアプローチでのカバーとなっており、特にさらっと入ってくるギターのリフにグッときます。

そしてなによりアルバムの目玉ともいえるのは、アルバムバージョンの「What is this?」です。ファンキーな出だしからサビの後のホーンの泣きのフレーズで一気に哀愁を持ってくる展開はズルさを感じるほど。そのノリのよさからは現代のDJセットリストに加えられることも少なくありません。特に秋から冬にかけての季節にガッチリハマる一曲です。

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