インディーズバンドってどういうもの? 意味や2018年話題のアーティストをまとめてみた!

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これに関しては一概には言えません。なぜなら先ほど記載した通り、インディーズは人気・実力ともに、幅が広すぎるためです。ただ、メジャーに比べて関わる人が少ないので、収入がダイレクトに入ってきやすいという利点はあります。

では、実際にどのように収入を得ているのか紹介します。
一般的にバンドの収入源として、音源の売上、ライブチケットの売上、グッズの売上が考えられます。それぞれ見ていきましょう。

  • 音源の売り上げ

音源で代表的なものはCDでしょう。今回は単純に、CDの売り上げから制作にかかった費用を差し引いたものを利益として考えます。
CD制作では、その環境により初期投資が異なります。「宅録」と呼ばれる自宅で録音する形式でもそれなりの設備が必要ですし、スタジオを借りるとすれば、スタジオ代が最低限必要となります。これらに加えて、レコーディングに関わるスタッフ(エンジニア、サポートミュージシャン)の費用が加わり、パッケージ費用にも最終的な経費が左右されます。

榎本幹朗の「未来は音楽が連れてくる」によると、CDの売上げ1枚につき154円がミュージシャンに入ると述べられています。その計算では1000枚売れてやっと15万円程度です。また、最近ではデジタル形式でも音源を購入することができます。デジタル音源の場合、1曲あたり16.6円、1万ダウンロードで16.6万円です。いずれにしても、音源の売上だけで生計を立てるのは難しいでしょう。

  • ライブチケットの売り上げ

CDの売上があまり見込めない最近の音楽業界では、ミュージシャンはライブへ力を注ぐ傾向があります。ただし、インディーズバンドの場合、活動当初は収入よりも支出がかさみます。というのも、売れる前のバンドではチケットノルマ制を採用するイベントに出演することが多いからです。出演バンドは1組につきチケット10枚などのノルマが課せられます。それが捌(さば)けなければそのまま自費負担となり、赤字になってしまうのです。
ワンマンライブを開いて満員まで動員できるくらいに成長すれば、一定の収入を得られるようになってきます。自主企画として仲介業者を頼らずにイベントを主催するならば、費用がかかる箇所としては会場費くらいで、あとはフライヤー(チラシ)代や細々とした経費くらいです。チケット代をいくらに設定するかにもよりますが、大きな収入を見込めるチャンスになるでしょう。

  • グッズの売り上げ

最後にグッズ収入です。Tシャツやタオルなどのグッズはオマケ的な意味合いだと思われる方もいるかもしれませんが、アーティストからすると貴重な収入源の一つです。CDは1人につき1枚しか売れないケースが多いですが、グッズの場合、熱血的なファンが何個も購入してくれる場合もあります。色違いのタオルや様々な柄のTシャツを制作しているミュージシャンも少なくありません。

 

収入や年収に関してもっと詳しく知りたい方は「インディーズバンドの収入・年収とは 音楽業界人が語る本音を大公開します」をご覧ください。

 

1990年代より活躍しているインディーズレジェンド3選

ここまでインディーズの概要について解説してきましたが、収入面含め様々なシーンにおいてインディーズにも利点があることをご理解いただけたかと思います。

こちらでは、インディーズでも十分活躍しているアーティストについて、まずは今でも有名なインディーズバンドの雄を紹介します。

1990年代では、音楽は現代のように必要不可欠なものでしたが、インディーズバンドが一般リスナーに知られるような機会が少ない時代でした。いまでは、パソコンは一家に一台ありますしもちろんインターネットが当たり前のように整備され、また、SNSが普及されたことにより、誰でも簡単に情報を発信することができます。知らない人通しや実際にアーティストと連絡を取ることも容易となりました。

1990年代では、そのような環境は一切ありませんでした。アーティストの広報活動の手段としては、ライブをしたりそこでCDを売ったり、オーディションニ参加したりと地道な活動を続けるしかありませんでした。そんな中で、メジャーレーベルに才能を見出されたものだけがメディア露出を果たしたりCMやドラマ主題歌に抜擢されたりと、まさに憧れの世界に進むことができました。この時代にとって、メジャーデビューは認知されるために必須だと言えるでしょう。

そんななか、極少数ですがメジャーレーベルに頼らずに有名になったバンドが存在します。ここでは、1990年代にインディーズバンドながら誰もが知っているようなバンドまで登りついた伝説のインディーズバンドを紹介します。

 

  • Hi-STANDARD

結成:1991年
メンバー:難波章浩(Vo,Ba)、横山健(Gt,Cho)、恒岡章(Dr)
アンチ・メジャーとしてインディーズバンドを貫き、インディーズとして活動する意味を発信し続けてきたバンド。インディーズブームを作ったとも言われています。一時期活動停止していましたが、2016年には約16年半ぶりにシングルを発売。自主企画も発表しこれからの活動も期待されます。

おすすめのアルバムはTHE GIFT [ Hi-STANDARD ]

 

  • MONGOL800

結成:1998年
メンバー:上江洌清作(Ba,Vo)、儀間崇(Gt,Vo)、髙里悟(Dr,Vo)
アルバム『MESSAGE』が約280万枚売り上げ、インディーズ史上最高の売り上げ枚数を記録しています。沖縄の風土や琉球愛をテーマにした音楽が評価されており、本人たちも沖縄を拠点にしてマイペースな活動を続けています。

おすすめしたいアルバムはMessage [ MONGOL800 ]

  • THE虎舞竜

結成:1982年
メンバー:高橋ジョージ(Gt,Vo)、田中敬久(Ba)、田中清人(Dr)
楽曲「ロード」が大ヒットし、当時インディーズで発売したために本人たちの収入も相当な額(一説には16億円)が入ったと言われています。現在バンドとしての活動はほとんどなく、高橋ジョージがタレントとして活動しています。

おすすめしたいアルバムははロード10th anniver [ THE虎舞竜 ]

 

2018年おすすめのインディーズバンドはだれ?

こちらでは、2016年のインディーシーンを盛り上げているバンドを紹介します。本来はもっと紹介したいのですが、今回は3つに絞りました。彼らの来年の活躍にも期待です。

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