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Exciting Wilson Pickett – Wilson Pickett
ウィルソン・ピケット(Wilson Pickett)は1941年生まれのアメリカのソウル・R&B歌手。幼い頃からゴスペルを歌っていました。1950年代末にゴスペル歌手としてデビューし、のちにソウルに転向しました。
彼が1966年に発表した2枚目のアルバム「エキサイティング・ウィルソン・ピケット」がおすすめ。R&Bアルバム・チャートで3位を記録しています。彼はシャウトする男性サザン・ソウル・シンガーの代表的存在でした。
1曲目の「ダンス天国」は明るく弾むリズムで、つい踊り出したくなってしまいます。ウォーカー・プラザーズもカバーしてヒットさせました。タイトル通りエキサイティングなシャウトが大きく弾けるリズム・ナンバーが多くを占める中、じっくり歌い込まれたゴスペル調バラードの曲もあり楽しめる1枚となっています。
Live at the Harlem Square Club 1963 – Samuel Cooke
サム・クックは1931年生まれのアメリカのミュージシャンで1964年に非業の死を遂げた伝説のソウルシンガー。彼は絶頂期の1963年1月にハーレム・スクエア・クラブで伝説とも言われる凄まじいライブを行いましたが、その荒々しさが彼のイメージを壊しかねないと判断したレコード会社が1985年まで発売を封印していました。
そのアルバムが今回おすすめする「ハーレム・スクエア・クラブ1963」です。彼はそれまでの黒人歌手のスタイルとは一線を画し、洗練された音楽性で、声の良さと卓越した歌唱力で白人にも高く評価され、多くのミュージシャンに多大な影響を与えました。その彼の未発表アルバムですから発表されるやいなやソウル・ファンを中心に大反響を呼びました。
1曲目からラストの「パーティを開こう」まで、シャウトの連続で観客と一体となっている様子が伺える白熱のアルバムです。
サムクックのライブ盤はこのアルバムを含め2枚発売されていますが、Haarlem squareでのライブ盤をオススメする理由とては、その日の空気感をそのまま閉じ込めたかのような臨場感にあります。
その臨場感たるや、特にヘッドフォンで聴いていると、まるで自分も客席でその夜のライブを共に見ているかのような会場の熱量を肌でひしひしと感じてしまうほど。
徐々に温まる会場の雰囲気、後半客席全員で大合唱となっていくのですが、気づけば自分も大合唱してしまっているような、ソウルのライブとはコレだ!!という絶対的な説得力のサムクック節炸裂の歌声で、
特に出て行ってしまった恋人を歌ったBring it home to meは胸がかっと熱くなり、涙なしでは聴けないほどです。
Confidently Lost – Sabrina Claudio
セクシーなルックスにセクシーな歌声。しかしいやらしさを感じさせない不思議な声の魅力の持ち主、サブリナ・クラウディオ。フェイクの入れ方やリズムの取り方、フレーズの捉え方にはルックスに負けない妖艶さがあります。楽曲のリズム、リリックにはどこか懐かしさを感じさせるのに、トラックの作り方には新しさを感じさせてくれる一枚「Confidently Lost」。
特にアルバムの先頭を飾る「Too Much Too Late」という楽曲は彼女の声の魅力、楽曲には昔のソウルミュージックの懐かしさと新しさを感じさせてくれます。この楽曲を皮切りに全体的に統一されたトラックで構成されているのに、最後まで飽きさせずにアルバムを楽しむことができます。収録曲は7曲と少ないもののこの7曲に彼女のアーティスト性が詰まっており、ソウルを好む方にはぜひ聞いて頂きたい一枚です。
Fly me to the moon – Bobby Womack
ボビーウーマックのファーストアルバムとなるこのアルバムは全曲通してもどのようなシュチュエーションでも聴けるソウルの王道中の王道とも言えるアルバムです。
特にアルバム名でもありオープニングチューンの1曲目「Fly me to the moon」はボビーウーマック独自のアプローチでのカバーとなっており、特にさらっと入ってくるギターのリフにグッときます。
そしてなによりアルバムの目玉ともいえるのは、アルバムバージョンの「What is this?」です。ファンキーな出だしからサビの後のホーンの泣きのフレーズで一気に哀愁を持ってくる展開はズルさを感じるほど。そのノリのよさからは現代のDJセットリストに加えられることも少なくありません。特に秋から冬にかけての季節にガッチリハマる一曲です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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