「ホワッツ・ゴーイン・オン」は1971年に発表され、Billboard Hot 100で2位、R&Bチャートでは1位を記録しました。華麗で美しい楽曲と隙のない緻密なアレンジによる音楽性は絶賛を受けましたが、それ以上にベトナム戦争や公害、貧困といった社会問題を取り上げた歌詞と、それに対する苦悩を赤裸々に表現したマーヴィンの歌唱が話題となり、物議も醸し出しました。
ただ、なんといってもヴォーカル、コーラスワークが素晴らしい。歌詞、メロディ、リズム、ハーモニー、演奏など音楽の重要な部分をすべてクリアしているように思います。慈愛に溢れた楽曲でぜひ聴いていただきたい名曲です。
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When a Man Loves a Woman -Percy Sledge
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アメリカの歌手パーシー・スレッジが1966年に大ヒットさせた「When a Man Loves a Woman(邦題:男が女を愛する時)」。
前年の1965年に、働いていた職場から突然解雇されたうえ、交際していた女性がモデルを夢見てカリフォルニアに旅立つという二重の不運に見舞われ、悲しみにくれながらノートに書き留めたのがこの詩でした。その後、病院で雑用の仕事をしながら患者を慰めるために歌い始めていたところを地元の音楽プロデューサーにスカウトされたことをきっかけに大衆の目にも止まるようになりました。
彼の歌詞やメロディー、そして何と言っても歌唱が素晴らしく、実体験に基づいたこの曲はあっという間に評判を呼び、ビルボードのR&Bシングル・チャートとBillboard Hot 100の両方で1位を獲得する大ヒットを記録しました。同曲を収録したアルバム『男が女を愛する時』は『ビルボード』誌のR&Bアルバム・チャートで2位。その人柄も皆から愛されました。
その後、ベット・ミドラーが1979年に映画「ローズ」の劇中歌としてカバーしたり、90年代にもマイケル・ボルトンがリバイバルでNo1ヒットさせるなど世代を超えて愛される名曲です。
LA・LA・LA LOVE SONG -久保田利伸
最後に日本人の歌手を1人だけ。日本におけるソウルミュージック界の第一人者、久保田利伸さんです。どの楽曲もノリノリで覚えやすく、誰の耳にも心地よく入ってくるメロディーがとても特徴的です。個人的には地元が近いので親近感があるというのも好きになったきっかけです笑。
歌の上手さに加えておしゃべりも上手でソウルミュージックってとっかかりにくいのかなと思っている人も久保田さんの歌やライブを聞けば一気に魅力に引き込まれると思います。
「LA LA LA LOVE SONG」はふと何か起こりそうなメロディーラインがとても好きで、つい一緒に踊り出したくなるような衝動にも駆られ、テンションがあがる一曲となっています。久保田さんのバラードも優しくて伸びやかで好きですが、ノリノリなソウルでポップな曲を聞くことが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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