日本のオルタナティブロックバンド10選 現在も活躍する邦楽バンドを紹介

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目次

凛として時雨

今や多くの音楽ファンに支持されその人気を不動のものにした凛として時雨。
一度聴いたら忘れられないハイトーンのツインボーカル、TKによる独創的なワードを用いた自虐的な詞の世界、ぴんと張りつめたようなクールさを持つ独自のバンドサウンドが特徴的です。

このバンドの特筆すべき点は、個々のメンバーの演奏スキルの高さ。
独特で変態性あふれるギターリフ、ずば抜けた手数の多さとパワフルさでギターに負けない存在感を放つドラム、それを後ろで太く支えるベース。これらの音がスリーピースとは思えない音の厚みを生み出し、複雑に絡み合いながらソリッドで切れ味鋭い独自の音の世界を作り出しています。楽器を持っている人や演奏重視のリスナーにはたまらないでしょう。

アルバムは「i’mperfect」をおすすめします。
各曲のいたるところでバンド全体の演奏能力の高さがいかんなく発揮され、これまでのアルバムの中で最も演奏難度の高いアルバムといっても過言ではないと思います。質の高い演奏に存分に酔いしれるには打ってつけといえるでしょう。1曲1曲の個性も強く、まさに「全てがシングル曲」になりえるアルバムです。

一見アクの強い印象があり好き嫌いがはっきり分かれますが、ハマる人にはとことんハマるはず。他のどのバンドも真似できない凛として時雨の音の世界を、是非堪能してみてください。

 

パノラマパナマタウン

オルタナティブロックを王道ロックへと昇華させようとしている点がパノラマパナマタウン最大の魅力。今や、ロックバンドも高学歴が珍しくない時代。緻密に計算され、作りこまれたメロディやリリックはリスナーを必ずや惹き込みます。

おすすめのアルバムは2ndアルバム「PROPOSE」。4つ打ちロックがひしめく今の日本のロックシーンに新たな風を吹き込みます。新しい音楽に対するあくなき探求心をもつすべての音楽リスナーにささげたいアルバムです。若さを感じさせないハイレベルな演奏力とパフォーマンスセンスにも注目してほしいです。彼らは決して、オルタナティブな世界に滞在し続けようとしているわけではなく、今、新しいだけであって、これからきっとこの音楽はメインストリームを駆け抜けます。

 

Melt-Banana

メルトバナナは日本のオルタナティブロックバンドですが、日本ではほとんど知名度がありません。しかし、海外でのオルタナティブロックファンの間では有名なバンドです。実際に、作品制作においてもスティーヴ・アルビニ、ジム・オルークなど、海外の需要人物が関わっていることからも重要なバンドといえることができます。

楽曲を聴けばすぐに理解できるとは思いますが、彼らの音楽性は決して一般向けではありません。日本での人気が今ひとつなのはそこにあるのでしょうか、それこそがオルタナティブロックと言える証です。レコード会社やマスコミの戦略ではないからこそ、このジャンルを代表する日本のバンドと言えるのです。

活動スタイルや国、特定の音楽ジャンルにとらわれないという活動スタイルこそ、オルタナティブロックと言えるものなので、日本の人にももっと知ってもらいたいバンドです。

おすすめしたいアルバムは「Scratch or Stitch」。デビュー間もない頃に、海外エンジニアを起用してつくられた彼らの代表作です。

 

スピッツ

スピッツはメジャー過ぎてオルタナティブロックかどうかとの意見もありますが、オルタナティブには「型にはまらない」という意味もあるので、今回はこのジャンルとして紹介したいと思います。

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