日本(邦楽)のラウドロックバンド12選 フェスやライブで絶対に盛り上がるアーティストを紹介

今回はラウドロック、その中でも日本のラウドロックバンドについて紹介していきます。

紹介の前に、そもそもラウドロックとはどのような音楽を指すのでしょうか。ロックの一種であることは間違いありませんが、パンクロックやガレージロック、オルタナティブロックなど他のジャンルに比べて定義が明確でないように思えます。

ラウドの言葉の意味を鵜呑みにするならば、「声や音が大きい、やかましい」ロックとなります。うるさい(もちろん良い意味で)ロックといえば、ハードロックやパンク、そしてそれらから派生したハードコアやへヴィメタルなどが挙げられますが、ラウドロックとはまさにそれらに似た音楽であると言えるでしょう。

このようなジャンルを好きな方は好きなバンドをWikipediaで調べてみると、高確率で「ハードコア へヴィメタル」と同じジャンルに括られています。もちろん、アーティスト本人が自分たちの音楽ジャンルをどう定義しているかは定かではありませんが、世間一般的には近い存在、親戚のようなジャンルとして認識されているのでしょう。

しかしこのラウドロック、Wikipediaのアーティストページ、ジャンルの欄にはあまり見ることができません。筆者の主観ではありますが、上記のようなハードコア、へヴィメタル、スクリーモなど音圧の大きいロックを総称したジャンルがラウドロックのように思えます。

ただ音が大きい音楽だからとってラウドロックと定義づけるのはあまりに軽率すぎるでしょう。ラウドロックにももちろん特徴があります。長々しく紹介しても鬱陶しいかと思うので今回はキーワードを3つ挙げたいと思います。

ズバリ、「うるさい」「ギター」「エモい」。この3つです。

まずは先ほども紹介した、「うるさい」。ラウドロックにうるさくないバンドはありません。どのバンドもライブが終わった頃には耳鳴りがするほどうるさいバンドサウンドを特徴としています。

次に「ギター」。ラウドロックはギターサウンドが目立つことが特徴です。思わず耳を傾けたくなるギターリフ、弾きたくなるようなギターソロ、もちろん全楽器に注目してバンドごとの魅力を聞き分けたいものですが、まずはギターでしょう。ギターがカッコヨクなけらばラウドロックとはいえません。

最後に「エモい」。2017年現在、若者の間で流行している言葉でもありますが、ラウドロックはエモーショナルであることが重要です。特にボーカル。近年のラウドロックは、ラップ、グロウル、シャウトなど様々なボーカルテクニックが使われますが、サビはぜひエモーショナルなメロディーであってほしいものです(もちろん、全楽曲がそうである必要はありません)。Aメロ、Bメロの混沌さから一気にメロディアスなサビへ、盛り上がれるポイントがわかりやすいこともラウドロックの特徴かもしれませんね。

さて、ラウドロックについて語ったところで、いよいよジャパニーズラウドロックの紹介をしていきます。

「このバンドが入っていない!」「このバンドってラウドロックなの?」という意見もあるかもしれませんが、一意見としてご覧ください。

 

LOUDNESS

ラウドネスは1981年大阪にて結成されたへヴィメタルバンド。

LOUDNESS。このバンドほど日本国内の評価と世界での評価のギャップがあるバンドも少なくないでしょう。みなさんLOUDNESSを聴いたことあるでしょうか?

LOUDNESSを聴いたら他のラウドロックバンドはそれまでよりも劣って聞こえてしまうかもしれません。そのくらいパワフルかつ技術的な魅力を兼ね備えています。中でも世界的に有名なギタリスト、高崎章。彼のタッピングの技術は一度見聞きする価値があ流でしょう。ギター弾きであれば、高崎のワンフレーズはぜひ弾いてみていただきたいです。それほどギタリストの中では有名人なのです。

彼らに影響を受けたというミュージシャンも大勢います。ラウドロックが全盛期であったことはアマチュアでさえ”LOUDNESS”や”IN THE MIRROR”という楽曲をコピーしていたそうです。バンドの運命は波乱万丈、メンバーは幾度となく脱退・加入を繰り返しています。しかし、日本のラウドロックバンドの世界への扉は「LOUDNESS」が開いたと言っても過言ではありません。

おすすめしたいアルバムは「SOLDIER OF FORTUNE [ LOUDNESS ]」。しかし、LOUDNESSは時代ごとによって楽曲の特色が大きく変わるので、ご自身が好きなアルバムを探すことをおすすめします。

 

Pay money To my Pain

ペイ・マニー・トゥ・マイ・ペインは2005年東京にて結成されたオルタナティブロック・オルタナティブメタルバンド。

圧倒的歌唱力とネイティブな英語力を武器にするヴォーカルのKを中心に結成されたPay money To my Pain。KはGUNDOGでの活躍も知られています。通称PTPと呼ばれ、邦楽のラウドロックシーンを牽引してきたバンドです。

Limpbizkitのギタリストオーディションのファイナリストまで残ったという経歴の持ち主であるPABLOとDRUG STORE COWBOYのTSUYOSHI、KAMINARIのZAXといったラウドロック界のオールスターを揃えたようなバンドです。

おすすめはやはりファーストアルバムの「Another day comes [ Pay money To my Pain ]」。バンド名の由来にもなっている「痛み」を味わうことができます。具体的には、楽器が感情を持っているかのような感傷的なバンドサウンドとKの繊細ながらパワフルでテクニカルなヴォーカルでしょう。このアルバムを聞けばバンドサウンドから個々のスキル、オリジナリティーは突出していることが再確認できます。いつまでも日本のロックシーンに輝き続ける名盤であり、ヴォーカルのKの急逝は本当に悔やまれます。

このバンドの魅力は何と言っても31歳という若さで亡くなったKのシャウト、エモーショナルなボーカル。

ギターが長いソロを弾きまくるということはなく、重低音の効いたベース、ラウドなギター、アタック感の強いドラムは迫力があり、サウンドは基本的にヘビーです。それでかつ曲の展開には捻りがあり、聴きごたえのある楽曲が多いです。

邦楽ラウドロックの有名どころだと、どうしてもポップで似たような楽曲が多い中、PTPの楽曲はボーカルのシャウトとメロウをうまく使い分けており、日本人らしさが残っている英語の歌が心地よく、はまってしまうと他のラウドロック系のバンドを認めたくなくなります。

 

RIZE