目次
Annihilator
Annihilatorはテクニカルなスラッシュメタルの代表格とも言えるバンドで、中心的な人物であるギタリスト、ジェフ・ウォーターズの変態的なギターテクニックは必聴です。
中でもデビューアルバム「ALICE IN HELL」は、MEGADETHのようなテクニカルなメタルを目指していただけあって、高度な演奏力で難易度の高い楽曲を作り上げています。ジェフの複雑で独特なギターリフ、ボーカルのランディの変質的な歌唱法のおかげで、megadethとは全く違う、怪奇味のあるアルバムに仕上がっています。
スラッシュメタルとしては異色な作品ですので、正統派なスラッシュメタルを一通り聞いた方におすすめします。取っつきにくいかもしれませんが、聞けば聞くほど良さがわかってきて中毒になってしまうアルバムです。
PANTERA
COWBOYS FROM HELLを初めて聞いた時、スラッシュメタルの特長である疾走感はそこまで売りにしたメタルじゃないと思いました。しかしヅクヅクと16ビートを刻んだメインのリフであったり、間を上手く活用してて聴いていてテンションが上がります。
また「WALK」というシャッフル系のリズムが特徴の曲があるのですが、どちらかと言うとスピード重視のメタルではあまり向かないリズムを音数少なめのリフに、3連符のオカズで独自のメタルサウンドを確立しているのがカッコいいです。
メタルの楽しみってギターに注目されますが、ダイムバックダレルはまさにスラッシュメタル界のギターヒーローの一人ではないでしょうか?
金属的で攻撃的なギターのメタルを聴きたければ、まずはPANTERAで間違いありません。
X Japan
スラッシュメタルといえば、国内外通じてX Japanを最もお勧めします。特に初期のX Japanは、ただテンポが速いだけでなくとてもメロディアスで、楽曲のベーシックな部分にクラシックの要素がふんだんに垣間見えます。そこが他の速いだけのバンドとは異なり、骨格がしっかりしているため聞いていて心地の良さをとても感じます。
また、クラシックがベースにあるYoshikiが作曲をすべて手掛けているわけではなく、そこに昔ながらのハードロック要素を注入するHideの存在が大きいと思います。Yoshikiの楽曲にHideが心地よいリフを重ねる、といった曲が初期のXには多く、まさにこれぞスラッシュメタルの王道だ、という曲になっています。
今でもXの曲は新鮮に聞くことができます。全てのアルバムを勧めたいですが、スラッシュメタル好きには活動初期のアルバム、特に2作目の「Blue Blood」をお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
王道とは近道、安易な方法という意味です。「学問に王道なし」
METALLICAやMEGADETH、SLAYERを聴く事がスラッシュメタルを知るための近道という意味なら
確かに王道ですが。