カントリーミュージックとは ルーツから現代までの変遷をかんたんに解説します

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カントリー系のミュージシャンとしては、Bill Monroeを始めとして、Jessie McReynolds, Bobby Osborne, Sam Bushが有名で、ドーグミュージックで有名なDavid Grismanが加わることもあります。

 

バンジョー

カントリーミュージックにはなくてはならない乾いた透明な音を出す楽器です。歴史的には黒人伝統音楽から導入され、その後、発展して行きます。

カントリーミュージックで用いられるのは5弦バンジョーと呼ばれるタイプです。Earl Scruggs, Ralph Stanley, John HartfordBela Fleckらが有名です。

 

ダルシマ一

起源が異なるappalachian dulcimer とhammered dulcimerの2種類があり、前者はブルーグラスでよく使われ、後者はカントリーゴスペル系の曲によく合うエコーのきいた神聖な雰囲気を醸し出す独特の音色を持っています。この音色はピアノの音色に似ているところがあり、また、両楽器とも弦をハンマーでたたく点が同じことから、ダルシマがピアノの先祖と呼ばれることもあるようです。

 

目次

カントリーミュージックのコード進行

欧州の民族音楽では一般的なドレミソラの五音音階と、ブルース的な単調なスリーコード進行を持っています。ただブルースではないので、I7・IV7・V7ではなくI・IV・Vとなります。同様にミがミ♭になったりと言った変位音も見られない特徴があります。

7分の7拍子 より引用】

 

カントリーミュージックはイギリスの民族音楽と同様の五音音階を持ち、同じような旋律とリズムで出来ています。また、2拍目と4拍目、裏拍を強調するのが特徴です。さらに、楽曲の構成としては、8または16小節からなる1部または2部構成の曲の単位を繰り返して演奏してゆく形式を取ります。

7分の7拍子 より引用】

 

ブルーグラスはいろいろ規制の多い音楽で その幾つかを書いてみますと例えばコードは次のようになります。キーがCの場合普通、スリーコードならC.F.G7 となりますが、ブルーグラスでは G7がGとなり、キーがGの場合はD7がDとなります。

ブルーグラスで顕著なのは、1番と2番を歌唱すると3番に演奏のみが入り、再び4番と5番に歌唱が入るという形式です。演奏は、それぞれの楽器がソロで入れ替わりで演奏され、例えば、ギターソロに続いてマンドリンソロや、フィドルソロの次にギターソロといった具合にです。このような演奏形態をとることにより、それぞれの楽器の音を楽しめるとともに演奏テクニックを満喫できるようになっています。

BLUEGRASSの歴史 より引用】

 

カントリーミュージックの魅力

カントリーミュージックと映画

日本では、カントリーミュージックを西部劇音楽と勘違いしている人がいるようです。確かに西部劇にはカントリーミュージックが多用されてはいますが、有名な西部劇の主題歌は、クラシックや映画音楽の作曲家・作詞家によってその映画のために作られたものが多いようです。良く知られたところでは、「シェーン」とか「大いなる西部」とかです。その中には、「OK牧場の決闘」や「真昼の決闘の」ようにカントリー歌手が主題歌を歌っている例もあります。

西部劇では、19世紀前半から末までのアメリカ西部地域が背景になっているため、初期のカントリーミュージック(アメリカ民謡)を楽しめる点にあるといえます。西部劇の黎明期である1920-30年代に活躍した歌うカウボーイことGene AutryRoy Rogers、1940年代以降の西部劇全盛期に入ると、John Ford監督の一連の西部劇がそれに当たります。「駅馬車」から始まり、「荒野の決闘」、「捜索者」、「三人の名付け親」などで、色々なアメリカ民謡が印象深く使われ、楽しませてくれました。

 

一方で、カントリーミュージックを題材とした映画も数多く作られています。有名なところでは、Nashville (1975), Oh Brother! (2000), Cold Mountain (2003), Walk the Line (2005)等々で、カントリーミュージックの生きた歴史が見ることができ楽しめます。

 

多様性の魅力

一口にカントリーミュージックと言っても、非常に多様性に富んだジャンルを包括する一大音楽シーンである点に興味を感じる人も多くいます。このような多様性は、カントリーミュージックの歴史を見れば明らかなように、元からあったトラデイショナルなカントリーミュージックがロック、ブルース、ジャズ、ゴスペルなどの周辺音楽と混合融合して進化してきていると考えられます。

このように、時間をかけて進化してきている珍しい音楽ジャンルである点が興味深く感じます。その一方で、古典的なトラデイショナルなカントリーミュージックもきちんと伝えられており、次々と若いシンガーが誕生するという懐の深さもあります。

 

楽器や演奏方法の魅力

一般的にカントリーミュージックでは、楽器編成がシンプルでアコーステイックなものが多く、ポップスなどよりももっと深く浸み込んでくるような心地よさがあります。ブルーグラスでは、他には類を見ない超高速演奏も楽しめます。

また、アコーステイックな楽器を中心とした透明感のあるシンプルな曲調も魅力の一つです。また、他の音楽ジャンルではあまりお目にかかれないような変わった楽器にも出会える楽しみもあります。

 

カントリーミュージックでは、バンドを組んでいる場合はもちろん、ソロのアーテイストでも、シンガーが歌うだけでなく自分でも特定の楽器を演奏したり、逆に、楽器演奏のスペシャリストが歌も歌ったりすることが他のジャンルよりも多いように思えます。例えば、Doc WatsonNorman Blake(ギター)、Brother Oswald(ドブロ)、Sam Bush (マンドリン)、John Hartford(バンジョー)、Alison Krauss(フィドル)などです。

 

歌詞の魅力

カントリーミュージックは美しいメロデイーに魅力がありますが、歌詞を理解すると音楽をより楽しめるようになります。前述のように、カントリーミュージックは人々の生活に根差した歌詞が多いため、明るいほのぼのとした内容の曲もあれば、人々が日々の生活の中で遭遇するような悲しみや死を歌った曲もあるのが特徴です。中には、男女の愛憎から人間の死や暴力的な表現を伴ったものも少なくありません。とくに男性による女性への理由なき暴力殺人のようなシーンをバラード調に歌ったものは、他の音楽ジャンルでは見られない特異的なものではないでしょうか。

例えばThe Louvin Brothersが歌った「Knoxville girl」や、多くの歌手によって歌われている「Banks of the Ohio」があげられますが、いずれも、とてもこのような内容が歌われているとは思えないような美しいメロデイーラインの曲です。これらの歌詞を、フランケンシュタイン、ジキル氏とハイド氏、ドラキュラなどが有名な18世紀末から19世紀初頭にヨーロッパで流行した、陰鬱で気味の悪いテーマの小説に源を求める人もいます。また、カントリーミュージックが誕生したアメリカ南東部の風土に源があると考える人もいるようです。

いずれにしても、我々は、このような悲しい現実から逃れられないのも事実で、カントリーミュージックこそが、他のジャンルの音楽が避けてきた現実と真正面から向き合う真摯な音楽性を持っていることを示しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

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