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Carl Perkins
本名、Carl Lee Perkins。1932年4月9日にアメリカで生まれたロカビリー・ミュージシャンです。
The Beatles。この名を知らない人は世界にはおらず、日本でも世代を問わずいまだに広く愛されているアーティストとして知られていると思います。しかし、ビートルズの楽曲は意外とカバー曲が多いのです。ビートルズがカバーした元の曲を調査する人も少なくなく、その過程でカールパーキンスというアーティストに出会うこともあるでしょう。
カールパーキンスはロカビリーの歌手でもありますが、カントリー歌手でもあります。特にカールパーキンスのカントリー曲を聞いていると古き良きアメリカという独特の雰囲気が感じられて、日本人で生まれてもいなかった私でも当時のアメリカを懐かしくイメージできるほど。半世紀以上前のアーティストですが、違和感がなく穏やかな気分にさせられる曲が多くありますので、きっかけさえあれば、おそらく今の10代、20代の人が聞いてみて夢中になる方も多いのではないでしょうか。
おすすめしたいアルバムは「ブルー・スウェード・シューズ〜ロカビリー・セッション [ カール・パーキンス&フレンズ ]」。ゲストにエリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターなど豪華メンバーを加えた彼の名盤です。
Eagles
イーグルスは1971年にデビューしたアメリカのカントリーロックを代表するバンド。トータルセールスは1億2000万枚を超えます。
今回は、1976年に発表した彼らの代表作となる5作目のアルバム「ホテル・カリフォルニア [ イーグルス ]」をおすすめします。アルバムのタイトル曲にもなっている同名曲は、当時の都市社会の矛盾を揶揄するような歌詞と13本ものギターを重ねたサウンドワークで、1970年代を代表する曲のひとつとなりました。現在も世界的なスタンダード曲として定着しており、数々のジャンルのアーティストがカバーしています。
タイトル曲以外の「New Kid in Town」、「駆け足の人生」なども、根深い社会問題を提起するような歌詞を、巧みなアレンジに乗せた曲となっており、全世界的な大セールスを記録しました。1976年のグラミー賞最優秀レコード賞を受賞し、彼らをカントリー・ロックバンドの代表格にまで押し上げました。間違いなくカントリーミュージックを世に広めたバンドの1つでしょう。
Bryan Mathys
Bryan Mathysをオススメする理由は、穏やかなイメージがあるカントリーミュージックに格好良さを加えているからです。カントリーミュージックというと、クラシックギターとドラムだけのサウンド、全体的に穏やかで田舎や放牧地のイメージがありますが、彼の楽曲にはクラシックギターやドラム以外にもエレキギターやノイズがふんだんに使われています。そのようなカントリーミュージックに新たな風をプラスする点に好感が持てます。
彼の「Wild heart」というアルバムが今回おすすめしたいアルバム。カントリーミュージックをワイルド調に仕上げた楽曲が詰まっている彼の代表作です。特に”Daydreaming of the south”という曲では、エレキギターがふんだんに使われており、カントリーミュージックとは思えない格好良さ、ワイルドさを持っています。一方で、バイオリンを用いて民族音楽風の旋律を奏でるところもあり、ベースはカントリーミュージックですが、様々なジャンルの音楽を織り交ぜています。
まさに現代のカントリーミュージックと言える楽曲が多く、カントリーを好きな人にはもちろん、ロック調の曲を好む方にもおすすめできるアーティストです。
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