彼の最も大きな特徴は、全身を使い張り上げて発せられる歌詞です。藤田裕也自身に確固たる1つの人生に対する考え方が、そのまま歌にぶつけられています。夢と現実の間で揺れ動くその等身大の歌詞が、多数のリスナーを集める最も大きな要因となっていると考えられます。一般的なシンガーソングライターの中には、アコギ1本で演奏しているということもあり、全曲を通して同じような曲調になってしまうことがしばしば見受けられますが、彼のリリースした曲の多くは単なる弾き語りではなく、盛り上げるところではきっちりとバッキングが入っている等、工夫が為されており歌詞だけでない彼のアレンジ能力の高さをも伺うことができます。
初めて彼を知る方には、1st mini album「捧ぐ歌」から「君に捧ぐ」をおすすめします。上述の彼の想いが思いきりぶつけられている様子を、一聴しただけでまざまざと感じ取ることができます。メロディーや展開も豊富で、単にAメロ、Bメロ、サビをつなげるだけでない曲の作り方にも、彼の曲をよりよいものにしたいという思いが感じ取れます。Youtubeの公式チャンネルにて、彼がこの曲に込めた思いを聴くことができるので視聴をおすすめします。
LAW OF LIBERTY
[official siteより]LAW OF LIBERTY は、2015年3月に大阪で結成された正統派5人組ロックバンドです。メンバーは平均年齢19歳、ボーカルのYusuke、ギターのシルベスタ、ベースの竜馬、ドラムの幸太郎の4人で結成され、メンバーチェンジを経た後、2016年7月に新メンバーのギターの渉が加入し、現在の体制が完成しました。情熱的なMCや男臭さあふれるライブ、センスフルなメロディなどが特徴で、1度聴けばきっと耳を傾けてしまう曲ばかりです。
彼らの音楽性は、若者のロックバンドらしい疾走感あふれる楽器隊にメロディアスなボーカルが乗る楽曲が多いです。彼ら自身のオリジナリティはギターの音色です。一般的なロックのギターはイントロや間奏のソロ等が目立ちがちですが、彼らの楽曲はそれだけでなく一曲を通してギターの存在感が抜群です。ギターサウンドが好きな方はもちろん、今までボーカルを聴きがちだった人も、このバンドはギターの音色に注目して聞いて欲しいです。普段、BUMP OF CHICKENのようなアーティストを好んで聴いている人は、似たような音楽性なのでおすすめです。
初めてLAW OF LIBERTYを聴く方には、初のMV製作曲である「ZERO」をおすすめします。サビでのキャッチーでメロティアスなボーカルが非常に心地よく、聴いている内に体が自然と動いてきます。イントロやギターソロで聴けるギターの音色は、なめらかかつ安定感抜群で、ベテランバンドの風格さえも漂わせている一曲です。
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