原曲を知っているだけに感動できるのです。学校で歌った「切手のないおくりもの」や長渕剛の「順子」がこんな曲になるんだ!とびっくりするかと思います。
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Lyn Collins
ファンクの帝王ジェームスブラウンのバックバンドThe J.B’sのコーラスとして活躍していたリンコリンズはソロ名義で数枚のアルバムを発表しています。
アレサフランクリンの代表曲「Think」をはじめ、往年のソウルの名曲なども多くカヴァーしている彼女ですが、カヴァーアレンジがかなり実験的要素を含んでいる編曲が特徴的で味わい深い曲を多く見ることができます。
彼女は元々コーラスと言うこともあり、歌心と言うよりもアジテーションの気が強く見られるボーカルスタイルは、James Brownの影響を強く受けているように思います。
私のお勧めするリンコリンズの名盤は「V.A」。中でも収録されている「Fly Me to the Moon」のカバーです。アッパーで軽快なホーンセクションにベースがブンブンと鳴るファンク調の強い一曲に仕上がっており、マイナー調でクールでタイトな曲が多いリンコリンズの作風のイメージを一掃するダンスナンバーです。
The Commitments
アイルランドの若者たちが1からソウルバンドを結成し、解散するまでの姿を描いた映画コミットメンツの中で結成したバンドです。
実際に映画に出演俳優たちが演奏しているのがこのバンドの特徴で、全員素人の状態から練習していきながら撮影をしていくという画期的な映画の撮り方に臨んだそうで、実際に彼らの演奏を録音し、コミットメンツ名義で2枚組サウンドトラックを発表しました。
その1枚が今回紹介する「」収録曲はすべてソウルの名曲のカバーであれもこれもという贅沢さに加えて、演奏面も楽器初心者の俳優たちが演奏しているとはとても思えない位の素晴らしいグルーヴが出ており、色物のイメージが強いサントラといえど侮れません。特にボーカルは上手い上に白人と思えない歌い回しを繰り出してくるので、たまげます。
Buddy Miles
ジミヘンドリックスのバックバンドで活躍した名黒人ドラマーであるバディマイルスは、ソロ名義ではドラムはもちろん歌も歌っていて、またこれが素敵なんです。
様々なアーティストを交えてアルバムをいくつか発表していますが、まずとっかかりとして聞くならベスト盤がオススメです。通常ベスト盤というと、あまり個人的にはおすすめできるものでは無いのですが、ドラマーであるバディマイルスの場合はベスト盤をチョイスするのもアリ、と思わせるようなしっかりとした一枚になっています。
ジミヘンやニールヤングの名曲をソウルミュージックにアレンジしてカバーしたりと、彼の人間性が出ているポップでファンキーなアプローチの曲が思いっきり堪能できる1枚となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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