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Deep Purple
ディープパープルは1968年に活動を開始したイングランドのハードロックバンド。現在も活動しており、1970年代の四大ハードロックバンドの1組です。
今回、ディープパープルをおすすめする理由は、これぞハードロックらしさ、その日本での人気と、絶対にどこかで耳にしたことがあるという知名度です。
ディープパープルはもともとハードロックバンドではありませんでした。しかし、当時盛り上がりつつあったハードロックの音楽性に注目し、いち早く取り入れ、このジャンルを育てて盛り上げてきたバンドという意味で重要なバンドです。
また、特に日本での人気は高く、1970年代から現在にいたるまで一般の人も耳にする機会が多くあります。これはポップで耳なじみが良い楽曲とわかりやすいギターリフなどにあるでしょう。テレビやCMなどでも多様されており、どこかで聴いたことがあるという曲がたくさんあるため、はじめて聴くバンドにおすすめできます。
おすすめアルバムはハイウェイ・スター、スモーク・オン・ザ・ウォーターなどディープパープルを代表するような曲が多く収録されている「マシン・ヘッド [ ディープ・パープル ]」です。
The Who
ザ・フーはロンドンにて1964年に結成されたロックバンド。ビートルズ、ローリングストーンズに並びイギリス3大ロックバンドに数えられます。
ザ・フーはデビューした当初、その当時最盛期にあったオリジナル・モッズのバンドの一つとして認識されていました。しかし、それには当時の流行などに合わせるなど、戦略的な側面もあったようです。その後、UKロックは1970年代にかけてハードロックへと移行していくのですが、その様がまさにハードロックが完成していく過程とも重なるため、時代を追ってゆくとハードロックの成立ちがわかるという意味でも重要なバンドで、おすすめです。
ハードロックとしてザ・フーを聴いた場合のおすすめアルバムは1971年発売の「フーズ・ネクスト +7 [ ザ・フー ]」。このアルバムでハードロックを完成させたと言ってもよい完成度の高い楽曲群は、今でも色あせることがありません。当時としていち早くシンセサイザーを取り入れたことも画期的でした。
Gotthard
ゴットハードは1991年スイスにて結成されたハードロックバンドです。
スイスの国民的ハードロックバンド、ゴットハード。圧倒的な声量を持つスティーブ・ペリーをボーカルに華々しくデビューしました。スティーブ・ペリーは2010年に交通事故で帰らぬ人になってしまいましたが、現在でもニック・メーダーをフロントマンに活動を続けています。日本でもK1ファイターだった同郷のアンディ・フグの入場曲に起用されるなど認知度も高く、人気があるバンドです。
そんなゴットハードのおすすめアルバムは1996年発売のサードアルバム「G. [ ゴットハード ]」。レッドツェッペリンを彷彿とさせる正統派のクラシックなハードロックアルバムで、スティーブ・ペリーの圧倒的なボーカルが堪能できます。2曲のメロウなバラードもいいアクセントになっており、全体的にとても完成度が高く、ゴットハードを象徴するアルバムと言えるでしょう。
BLUE MURDER
ブルーマーダーは1989年に活動を開始したハードロックバンドです。
タイガースオブパンタンやシンリズィ、ホワイトスネイクなどイギリスを代表するハードロックバンドのギタリストとしてのキャリアを持ち、不動の人気を誇るジョン・サイクス。ブロンドの長髪で女性ファンも多く、アイドル的な人気のギタリストです。そんなジョン・サイクスが自ら結成したバンドが今回紹介するブルーマーダー。
ブリティッシュハードロックの王道なサウンドは広く受け入れられ、日本でも人気が高かったもののメンバーチェンジを繰り返した後に惜しくも解散となりました。
ブルーマーダーは実質2枚のアルバムしかリリースしていませんが、おすすめは1993年発売の「ナッシング・バット・トラブル +1 [ ブルー・マーダー ]」でしょう。オリコン6位を獲得したこのアルバムはハードロックがベースでありながらもポップかつグルーヴィーで音楽性に富み、聴く人を飽きさせません。今聴いても古さを感じない良盤です。
MR.BIG
ミスタービッグは1989年に結成されたアメリカのハードロックバンドです。
超絶技巧派ベーシスト、ビリー・シーンとソロプロジェクトで活躍していた実力派シンガー、エリック・マーティンを中心にキャリアのあるメンバーで結成されたスーパーバンド、MR.BIG。初期は各メンバーの超絶技巧がフィーチャーされている曲もありましたが、基本的にはソウルフルなボーカルをベースにしたオーソドックスなハードロックバンドです。
現在まで7枚のアルバムをリリースしていますが、中でもおすすめしたいのは1991年発売の「リーン・イントゥ・イット [ MR.BIG ]」です。このアルバムはハードロックチューンとポップなバラードのバランスがとても良く、いい意味で激しさを感じさせないアルバムなのでハードロック初心者にも聴きやすいのではないでしょうか。
事実、このアルバムのヒットによって日本でも幅広い層のファンを獲得しています。ハードロックの入門アルバムとして是非聴いてみてください。
GOTTHARDの今は亡きボーカリストはスティーヴ・ペリーではなく、スティーヴ・リーです。スティーヴ・ペリーはJourneyです。勘弁してください。