デフレパードは1977年イングランドのシェフィールドにて結成されたハードロックバンド。
イギリスを代表するハードロックバンドの1つがこのデフレパードです。1977年の結成から11枚のアルバムをリリースしていますが、全体で6000万枚以上の売上を誇るモンスターバンドとして知られています。
中でも1番の大ヒットとなったアルバムが1987年発売の「ヒステリア 30周年記念スーパー・デラックス・エディション [ デフ・レパード ]」で、このアルバムやアルバムからのシングル曲だけで2000万枚以上のセールスを記録しました。このアルバムの制作中にドラマーのリック・アレンが左腕を切断する交通事故に遭い、片手で叩けるドラムセットに変更した影響からか、ハードな面よりもメロディーを重視したポップさが際立つ仕上がりとなり、結果的にヒットに繋がったのではないかと思います。
特に空間系を活かしたサウンドと音を詰め込みすぎないゆったりとした曲調が、ハードロックファン以外にも受け入れられる要因となったのではないでしょうか。ハードロックファンなら必聴の名盤と言えるでしょう。
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Led Zeppelin
レッドツェッペリンは1968年に結成されたロンドンのハードロックバンドです。
ロック史どころか音楽史に残る名曲「天国への階段」を初めて聴いたとき、こんな美しい曲が世の中にはあるのかと、大げさでなく思いました。フォークギターオンリーの静かに始まるイントロからベースラインが入り、後半ドラムがリズムを刻んでいき、果てはボーカルの大絶叫。このようなハードロックの様式美を音楽界に提示したギタリスト、ジミー・ペイジはなんという人なのだろうと当時のファンは感じたでしょう。
レッドツェッペリンには多様な音楽性があります。多くの人はハードロックバンドのイメージがありますが、フォーク、民俗音楽、クラシックなどの要素を取り入れたナンバーも多くあります。なので、オススメのアルバムを1枚挙げるとすれば、これらの要素が全て詰まった「フィジカルグラフィティ」になるでしょう。リリース当初は2枚組みLPレコードでしたが、今はCD1枚になっています。
「胸いっぱいの愛を」、「移民の歌」などのハードな激しいナンバーが好みというなら、2枚目の「Ⅱ」、あるいは全ナンバーがハードなテイストの「プレゼンス」がおすすめです。
Fair Warning
フェアウォーニングは1989年に結成されたドイツのハードロックバンドです。
メイドインジャーマニーのハードロックバンド、フェアウォーニングの人気が日本ではイマイチなのは信じられません。エレクトリックギターのメロディアスながらもヘビィなサウンド、ラウドで手数の多いドラム、重いベース、シャウトするボーカル。どれをとってもハードロック好きな人が好むサウンドなのに、CDの売れ行きは地味です。
100年単位でさかのぼると著名な音楽家がゴロゴロ存在するドイツのバンドは、クラシック要素が多分に配合されており、このフェアウォーニングにもそれは該当します。ギタリストの使うギターは通常のギターよりフレット数が多いため、一般のギターより高い音をだすことができます。なので、ギターがコピーしにくいということがあって、これが人気が今ひとつである理由かもしれません。
オススメのアルバムは2枚目「ベスト・アンド・モア [ フェア・ウォーニング ]」です。楽曲でもっとも推したいナンバーは”I Fight”。これは自分のココロの中のテーマソングにしています。
Bon Jovi
ボンジョヴィは1983年に結成されたアメリカのハードロックバンド。
1980年代を代表し、今なお輝き続けるモンスターバンドボンジョヴィ。彼らの作品の中でも今回特におすすめしたいのは、2005年リリースの「ハヴ・ア・ナイス・デイ +4 [ ボン・ジョヴィ ]」。このアルバムには、デビューから20年以上経っても挑み続ける彼らの新たな魅力がたっぷりと詰まっています。
リードトラック”Have a Nice Day”は、ボンジョヴィらしい王道のロックでありながら、時代を受け入れさらに進化した彼らの姿が感じられる一曲。疾走感あふれるサウンドはドライブにもピッタリです。
さらに、このアルバムでは初のカントリーに挑戦しています。軽快なギターサウンドとキャッチーなヴォーカルで、ボンジョヴィを知らずとも一度聴いたら思わず口ずさみたくなること間違いなしです!これまでのボンジョヴィらしさはそのままに、新たな魅力を引き出してくれた、彼らにとっての分岐点とも言える名曲です。
この他、バラードやミディアムテンポの楽曲もバランス良く入っており聴きごたえ抜群の一枚です。ハードロック入門者の方でも非常に聴きやすいアルバムに仕上がっています。
KISS
キッスは1973年にアメリカにて結成されたハードロックバンドです。
キッスは日本でもCMやドラマで楽曲を使用されることが多いので、名前は知らなくても曲は聴いたことがある、という人が多いと思います。派手やメイクや衣装、ライブパフォーマンスが非常に印象的で、その外見からかなり惹きつけられルカと思います。
演奏中に火を吹いたり、派手なパフォーマンスに目がいきがちですが、泣けるようなメロディーの美しい楽曲も多くリリースしており、ハードロックといえる曲とは違った曲を多くリリースしているバンドとしての多様性も、おすすめです。
活動期間が長く、ライブ盤など、いろいろなアルバムが世に出ていますが、おすすめは「ラヴ・ガン [ KISS ]」というバンドとしてかなり勢いがあった時期にリリースされたアルバムです。キッスらしさが詰まった、初めて聴くひとにもわかりやすい収録曲で、最近ではリマスター盤も出ているので、そちらから聴いてみるのも良いかもしれません。
GOTTHARDの今は亡きボーカリストはスティーヴ・ペリーではなく、スティーヴ・リーです。スティーヴ・ペリーはJourneyです。勘弁してください。