日本のジャズロックアーティスト9選 激しくもオシャレな邦楽バンドを紹介

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インディゴ・ジャム・ユニットは2005年に結成された日本のインストバンド。メンバーそれぞれがクラシック、ジャズ、ファンク、ラテンと異なるルーツミュージックを得意分野として持ち、様々な音楽シーンをクロスオーバーさせた色彩豊かな楽曲が特長です。ピアノ、ベース、ドラム、パーカッションから構成されています。

このバンドの最もおすすめしたい点は、すばりバンドのグルーヴ。ベースの笹井克彦、ドラムの清水勇博のグルーヴがとてつもないです。またメンバーが様々な音楽ジャンルのバックグラウンドを持つため、バンドの楽曲からはジャズ、クラシック、ラテンなどいろいろな音楽の要素が垣間見えます。音楽的な曲が多く、BGMとして聞くよりはサウンドに耳を傾けて聴いてほしいバンドです。

中でも「INDEPENDENT [ indigo jam unit ]」、「Roots」などのアルバムがおすすめ、バンドのグルーヴに酔えるナンバーが詰まっています。特にベースが4ビートを刻んでいるジャズよりのナンバー”sepia”は特に聴いていただきたい楽曲です。

 

目次

indigo jam unit & flexlife

先ほど紹介したインディゴ・ジャム・ユニットにアコースティックデュオフレックスライフが競演したバンドです。活動休止を一昨年発表した日本最高峰の人力クラブジャズバンド、インディゴ・ジャム・ユニット。リズム担当はドラム・ベースに加えパーカッションがおり、楽曲によってはツインドラム編成にもなります。確かな技術に支えられた、複雑なリズム。その中で疾走するベースライン。そして高まっていくピアノ。即興性を重視する彼らはレコーディングも全て一発取り。

そんなインディゴ・ジャム・ユニットがレーベルメイトのフレックスライフとリリースしたアルバム「Vintage Black / indigo jam unit&flexlife」は万人にオススメできる最高のアルバムに仕上がっています。非の打ち所がない、黒いリズムに乗る黒い声、どこの国の人か忘れそうになるでしょう。特にリズムがタイトな曲”Lady Day & John Coltrane”は気がついたら体でリズムを取ってしまう人間の動物的本能に語りかけてくる一曲です。

 

jizue

2006年結成、京都発ジャズロックバンド、ジズー。彼らの特徴は「熱さ」。特にライブでは、空間を高めていく能力を感じます。気づけば客全員を踊らせていて、しかも全員が好き勝手で楽しそう。そういうバンドが好きな人におすすめです。とにかくどの曲もダイナミクスレンジが幅広く、盛り上げる部分は盛り上げる、聴かせる部分はしっかり聴かせる音楽を得意としています。

ドラムの粉川心は様々なジャンルを意図的に取り込み、ソロ活動も活発にしています。それが彼らの曲の多様性につながっておて、アルバムを通して聴いても飽きが来ません。特におすすめしたいアルバムは最新の「STORY [ JIZUE ]」。脈々と流れるラテンのリズムが特徴的な”atom”は必聴。圧倒的なピアノの連弾はエモーショナルなテーマへと収斂されていきます。夜のドライブにオススメな疾走感溢れるジャズロックです。

 

夏木マリ

夏木マリは日本のジャズ・ブルースボーカリスト、女優としてドラマや映画にも多数出演しているマルチプレイヤーですう。特に艶っぽい、深みのある声が特徴的。女優業と並列してピチカートファイブの小西康陽のプロデュースを受け、歌手デビューしてジャジーなナンバーを発表してきました。

彼女が小西康陽と作った曲はシャンソン風で、ストーリ仕立てになっています。だからこそ彼女の女優としての活動が活きている様に感じます。特にオススメのアルバムは女優と歌手、二つの顔を持つ彼女の集大成である「13 CHANSONS」です。これは芝居か?歌か?わかるのはこれがフランス風なおしゃれさを感じる極上のジャズロックであるということです。絶対に聴いて欲しいのは”いちばん好きなもの”という曲。

大人のジャズロックには大人の女性が似合います。必聴です。

 

Schroeder-Headz

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