人気インディーズバンド12選! 音楽業界を彩る若手10組を紹介

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音楽好きのみなさんこんにちは。

今回は、人気インディーズアーティスト10選と題して、2016年に引き続き2017年も大注目間違いなしの若手アーティストを紹介したいと思います。

インディーズアーティストと言ってもロックからポップス、ジャズ、ファンク、R&Bなどなどジャンルは様々ですし、流行の最先端である東京をはじめ、福岡や大阪、名古屋などのインディーズの聖地それぞれから見られる地域差も考えられますが、今回はあえて縛りは設けずにアーティストを選んでみました。ジャンル別や地域別の紹介記事は他の記事にて紹介しますのでご了承ください。

では、早速紹介に移りましょう!

 

目次

Tempalay

[official siteより]

 

結成わずか1年半でアメリカ大型フェスに出演したサイケデリックポップバンド、Tempalay

読み方はテンパレイ。2014年に結成、東京と埼玉を中心に活動する3ピースバンドです。メンバーは小原綾斗(Vo. Gt. )、竹内祐也(Ba.)、藤本夏樹(Dr.)。ライブでは、Amy(cho. Syn)を加えた4名でパフォーマンスを繰り広げます。結成1年にしてFUJI ROCK FESTIVAL ’15 ROOKIE A GO-GOに出演、2016年にはSXSW2016というアメリカでは超有名なビックフェスに出演、そのまま全米ツアーを敢行し見事成功を収めました。2017年2月には約1年振りにEPをリリースし、今年のインディーシーンを必ず盛り上げてくれるであろうバンドの1組です。

彼らは自分たちの音楽ジャンルをサイケデリックポップと定義しています。サイケデリックとはWikipediaによると、

決まったルールのある一つのジャンルというわけではなく、ある種の楽曲に見られる超現実的でありながら夢を見るような感覚を表現した音楽

[Wikipediaより]

 

とあり、その特徴がいくつか挙げられていますが、Tempalayに当てはまるのは、

  • 曲の構成、拍子の変化が複雑
  • エレキギターのワウ(エフェクターの一種)の多用
  • 残響の強調

くらいでしょうか。上記に加えて公式ホームページでは、西海岸やカナダのインディーシーンの影響を感じさせる脱力感、ノスタルジックなメロディーが特徴と紹介してあります。

具体的には、最近メジャーデビューを果たしたnever young beachのトロピカルなサウンド、シャムキャッツのような脱力感、基本的には横揺れが心地よい楽曲ながら、ある種狂気性にも似たスパイスが曲中に散りばめられています。個人的には、その感覚はゆらゆら帝国の坂本慎太郎の「何故か分からないけれど曲に惹きこまれる」感覚によく似ています。

楽曲の雰囲気としては近年流行しているシティポップに通ずるものがありますが、明らかにそのようなジャンルとは一線を画していることが彼らの楽曲を聴けば分かるかと思います。上記のキーワードの何かに引っかかった方は一聴することをおすすめします。

特におすすめしたい曲は2曲。1stアルバム「from JAPAN」より「LOVE MY CAR」、初のEPとなった「Instant Hawaii」より「sea side motel」です。2曲ともに単に南国を想起させるだけでなく、その先の幻想的な世界を見せられているような不思議な気分とさせてくれる名曲です。おすすめしたいアルバムは5曲 [ Tempalay ]

 

Sentimental boys

[official siteより]

 

夕景を背に自転車を押しながら聴きたいエモロックバンド、Sentimental boys

上原浩樹(Vo.Gt.)、堀内拓也(Gt.)、櫻井善彦(Ba.)、藤森聖乃(Dr.)による4ピースロックバンドです。長野県上田市の同じ高校であった4人で2005年に結成されました。その後メンバーの脱退などを繰り返し、2012年に再び結成当時のオリジナルメンバーが集まり本格的な活動を開始しました。バンド名の由来はGOING STEADYの楽曲「Sentimental boys」からだそうです。

2015年9月には初のフルアルバム『Parade』をnampaTEDfineレーベルよりリリースしました。こちらの発売にあたって、グッドモーニングアメリカの渡邊幸一や元andymoriのドラマーで現在classicusとして活動している岡山健司などから絶賛のコメントを送られています。

皆さんはiPodやウォークマンを手に取り音楽を聴くとき、何を基準に曲を選ぶでしょうか?
その日の天気や気分によるものが多いのではないかと思いますが、J-POPではなくアイドルではなく「バンド」を聴きたい、という日はないでしょうか。彼らの楽曲はザ・バンドといった楽曲が多く、上記のような気分のとき、彼らのようなバンドがいてくれて良かったと心から思わせてくれます。学校の下校中、アルバイトの帰り道、夜更かししている自分の部屋で彼らの曲がふと流れてきたら思わず泣いてしまうような、心に突き刺さる歌詞と美しいメロディが特徴的です。

具体的に彼らの音楽性を解説すると、まず一聴して耳に入る音はリバーヴの深いギターとボーカルの上原の柔らかい歌声が織りなす情緒的なサウンドが特徴的です。近年では、男声ロックバンドのボーカルといえばハイトーンの突き抜けるような声が主流ですが、彼の歌声は少し異なります。決して低くはない音域を歌っているのですが、その歌声の芯はとても太く非常に男らしさを感じます。同じくロックバンド「藍坊主」のボーカルhozzyを想起させるような歌声です。

そんなSentimental boysのおすすめしたい曲は「metro.」です。この曲は、思わず初恋を思い出してしまうような、恥ずかしくもあり懐かしくもさせられるまさにセンチメンタルな一曲です。ミュージックビデオに出演されている男女2人のキラキラ輝いている姿に大人は絶対に勝てない。そんな青春の美しさがギュッと詰まった映像と楽曲に仕上がっています。

おすすめしたいアルバムはParade [ Sentimental boys ]

NOWEATHER

[official siteより]

 

次から次へとたたみかける情熱的な4ピースロックバンド、NOWEATHER

千葉県出身の4人組ロックバンドです。メンバーとしては、2010年に大畑カズキ(Vo.Gt.)、 篠原朴哉(Ba.)、杉山優生(Dr.)により結成、伊藤勇太(Gt.)が2014年に加入し構成となりました。

TOKYO FMのラジオ番組である「SCHOOL OF LOCK!」とSony Musicが主催し、ステレオポニーやGalileo Galileiらを輩出した10代限定のバンドコンテスト「閃光ライオット2014」の第三次審査にまで出場しました。その後、アルバム『終わりのその先を僕たちは知らない』は自主製作ながら1か月で200枚を販売しました。

彼らの楽曲の特徴は、シンプルで分かりやすいギターサウンドに伸びの良いボーカル。なんでもない日々の日常を切り取った歌詞は同世代の若者たちの心に響くことは間違いないでしょう。彼らの20代という若さはこれからどのようにも変化できるし、成長もできる大きな武器です。一度聞いたらもう覚えてしまうようなメロディはあらゆる人々に受け入れられると思います。自分にしか分からない小さい悩みを常に抱えているような10代のあの頃を思い出すような、センチメンタルな気分にもさせてくれる楽曲の数々です。

おすすめの曲は「赤い青春」。この楽曲は特に、彼らと同じように音楽が好きで、周りと話が合わないなんて悩んでいる少年少女たちの心をわしづかみにするでしょう。みんなと自分は少し違うんじゃないかということを一度でも考えたことがある人は共感すること間違いなしです。おすすめしたいアルバムはNOWEATHER/誰も君を止めない(CD)

 

春ねむり

[official siteより]

 

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