井上緑自身がもし、就職活動に取り組むのであれば自分はどのように自己PRをするのだろうかというこれまでの自身を振り返ったような一曲。
誰しもが直面する学生時代と社会人との狭間で悩むこの世代独特の悩みを持つ人に是非聞いてほしい楽曲です。
注目のシンガー・ソングライター井上緑、弾き語り第二弾「以上です。」を公開
「スーパームーン」
夜遅くに月が見える日に一人歩く若者が思い描くような若者の気持ちを代弁するようなストレートの歌詞である。特に、就活中や転職活動中の20代の方は一度思い描いたことがあるような感情なのではないでしょうか。
就職活動を続けていると嫌でも自分のことをよりいっそう知らなければならなくなる。
自己分析シートを記載しなければならなかったり、面接官に長所をPRし短所も伝えなければならないわけだ。スーパームーンにはMVもあり、見てみると映像からもそのメッセージの強さが感じられる。
夜の街の中を一人歩くと自分がより小さな存在であるように感じてしまったりすることもある。大人と子供の狭間のような世代の声の代弁してくれるそんな楽曲である。帰り道に聞きたい一曲である。
井上緑「スーパームーン」Music Video(Full ver.)
目次
おすすめアルバム
現在入手可能であるアルバムは2作品です。どちらもぜひ聞いていただきたい楽曲ばかりです!
I Tunesやオンラインショップ、タワー・レコードにて購入が可能です。
1st弱さ。 [ 井上緑 ](2015年6月6日発売)
収録曲は以下の通りです。
- つぶやき
- 恋に生きる
- 売れないミュージシャンのうた
- 理由
- バカップル死ね
- Stand by me
- 恋なんてしない
- にんげん
- 前夜
- ヨワムシのうた
2ndアルバム「すべては現在にある」(2016年10月19日)
- スーパームーン
- 水上ステージ
- ジャニオタ
- アイコトバ
- 22歳
- いつでも素直な歌を。
- 先生
- 酒飲み讃歌
- 以上です。
- いまだけは。
最新情報
10月に発売された「すべては現在にある」がリリースされている。
そのリリースツアーのファイナル公演が2017年3月29日にTSUTAYA O-WESTにて開催が決定しています。
それに伴い、3ヶ月連続自主企画「音楽は常に個々にある」が開催決定!
1月15日(日)、2月10日(金)、3月5日(日)と3ヶ月連続でツアーファイナルに向けて彼に最もゆかりのあるライブハウス「四谷天窓」にて自主企画を開催する。
1月ライブと3月ライブは井上緑自身が、今まさに共演したいと考えているアーティストを招いてのツーマンライブとなっており、井上緑好きにはもちろんのこと、注目中の方にもオススメのイベントです。
また、2月ライブも当日シークレットゲストが登場と見逃せない。
井上緑好きにオススメのアーティスト
本人が影響を受けたのではないかと思われるアーティストやこのアーティストが好きな方であればきっと井上緑を気に入るのではないかというアーティストを合わせてご紹介することで井上緑の音楽性をご紹介したいと思います。
井上緑自身が過去にTwitterで弾き語りカバーしているアーティストや楽曲も参考になるかと思います。
◎男性弾き語りミュージシャン枠
大柴広己
大柴広己が好きな人にはオススメであるのは間違いない。
井上緑と同じく、インディーズで活動しており、彼も同様に現代のツールを踏襲し、支持を得ている。例えば、ニコニコ動画でボカロPとの共演をしていたり、井上緑を見出したとも言って良いフェス「SSW」は、2014年から開催され、メジャー・インディーズを問わず様々なアーティストが出演するフェスです。
現代のシンガーソングライターが全体として影響を受けたのではないかと考えられるアーティストです。
金木和也
井上緑自身も金木和也の「ラッキー」という曲をTwitterでカバー動画を投稿しています。映画「アオハライド」の劇中歌としても取り上げられました。
◎Twitter上でカバーしたアーティスト枠
星野源
2016年最も視聴率が高かったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングテーマは同ドラマの平匠役で出演していた星野源の「恋」です。
話題のこの楽曲もTwitterでカバーしています。
星野源が好きな方にも井上緑の楽曲を是非聴いていただきたいと思っています。
RCサクセクション
忌野清志郎をリーダーとするロックバンド。
「僕の好きな先生」をカバーしている。一見全く異なる方向のジャンルに思えるが、何気ない日常や気がついた話題を歌詞に乗せてウクレレを鳴らす忌野清志郎の姿が、現代の弾きがたかり系ミュージシャンの原型のようにも感じられる。
RADWIMPS
今年を代表するロックバンドの一つとなったであろうRADWIMPSの「なんでもないや」もカバーしている。映画「君の名は。」の主題歌でありピアノとボーカルのシンプルな曲調であるが、語りかけるようなメッセージ性の強さは井上緑の楽曲の方向性と通ずるものも感じられる。
まとめ
彼と同世代の音楽好きはもちろんのこと、何か悩んでいることがある方、転職しようか悩んでいる方、現代の何か殺伐としてしまっている現代に疑問を感じている方には、是非一度、井上緑の楽曲を耳にしてほしいです。
彼の世代を大人達は俗に「ゆとり世代」というのかもしれませんが、そんな現代の若者が強烈に放つメッセージに耳を傾けてみると新たな発見があることは間違いありません。
そして、変わってしまったようで変わっていない我々日本人の若者の本質に気がついていただきたいと思います。
電車に乗ればスマホ片手にゲームやLINEが当たり前となってしまった2010年代を生きる我々が、今も昔も変わらないことそれは「言葉で気持ちを紡ぐこと」だと思います。
魅力のある歌声とギターに乗る現代の若者の代弁者井上緑を最近の若者の気持ちがわからないと言っている3.40代の方にも是非一度耳を傾けてほしいです。
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