ましのみとは 学園祭テーマソングにも抜擢された97年生まれピアノ女子を紹介します

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バンドサウンドを取り入れたことはもちろん、歌詞においても前作の原型をとどめつつ、少しずつ変化が分かる1枚です。ミューレボにて、3000人の中からグランプリを獲得した「Q.E.D.」も収録されており、この曲がアルバム全体に新たな個性を吹き込んでいる印象です。ボーナストラックも必聴です。

 

ハッピーエンドが見えません

2016年9月17日発売。収録曲は、

  1. ハッピーエンドが見えません
  2. 2コードのシティポップ
  3. unbalance
  4. あなたを掃除する日曜日
  5. スポットライトに騙されて
  6. 信じていなくてごめんなさい~piano ver~
  7. WANKO=SOBA【Bonus Track】

の7曲です。

私が初めてこのアルバムを聴いたとき前作と比べ、歌唱力やサウンド面にさらに磨きがかかった印象を受けた1枚です。『忘れちゃいけない夜のこと』収録の「unbalance」がまた聴けるのもファンとしては嬉しいですね。ましのみさんの初期の楽曲ももちろん素晴らしいのですが、バンドサウンドや弾き語りの枠にとらわれない音楽が好きな方、また最新のましのみさんを知りたいという方に是非おすすめしたい1枚です。

 

目次

おすすめ曲

Q.E.D

特徴的な語りについて

ミューレボで3000人の中からグランプリを獲得したこの楽曲。特徴の1つである「語り」にはある影響を感じます。私の推測ですが、水曜日のカンパネラさんやDJみそしるとMCごはんさんのような、軽調なラップをする女性アーティストのここ数年の活躍と関係があるのではないでしょうか。「語り」と聞いてポエトリーリーディングの影響を考えてしまいそうですが、この「語り」はそれよりもリズミカルで、ポップな印象を受けます。また、語りが入っている楽曲は少し癖のある印象を受けますが、ましのみさんの楽曲はいい意味で普通の曲と同じように聴くことができます。

歌詞の意味は?

そして歌詞の内容はというと、タイトルの通り中学校や高校で習う証明問題になぞらえて展開されています。先生の言いなりだった主人公が大人になって自分の考えを持ちたいと思いながらも、以前の経験が邪魔をしそれができず、なりたくない大人になっていく葛藤が描かれていると解釈できると思います。これがましのみさん自身の経験に基づいていると仮定するならば、非常に人間味に溢れていているポイントと言えるのではないでしょうか。

2コードのシティポップ

バンドサウンド!!

ザ・シティポップな曲調に対して、アンチテーゼな歌詞がなんともましのみさんらしいな、と思わせられるこの曲。その曲調を表現するのにバックバンドの雰囲気が一役買っているので、バンド全体が非常におしゃれにキマっています。ピアノ一本ではこの感じを出すのは難しいだけあって、素晴らしい采配ですね。迫力を出すため、メジャー感を出すために用いられがちなバンドサウンドですが、このように、楽曲としてなくてはならない存在のように思わせられる使い方をできるのは、ましのみさんのような様々な切り口から楽曲製作を行っている人だからこその業といえます。

歌詞について

しかし、彼女はただシティポップ系の楽曲に疑問符を提示したいだけだったのでしょうか。「君の声で歌ってくれるならCとGだけでもう十分なんだ」というサビの部分の歌詞からは「君の声」は好きだけど「シティポップ」は合わないんじゃない?という意味合いも含まれているのだと思います。おそらく、自分らしさを曲調やファッションに求めてはいけないということも、この楽曲を通して彼女が伝えたかったことなのではないでしょうか。近年ではSNSが流通し、世の中に席巻している流行が誰でも掴めるような世界に変わっています。それに伴い、「流行に乗ることが正義」という思想も感じられ、一人ひとりのアイデンティティが確立しづらい世の中になりつつあります。しかし、曲調やファッションはその人の持つ本質を伝えるためのプラットフォームであり、曲調やファッションが目的になってしまっては本末転倒です。大サビの歌詞は、それまでの「わかんないならもういいや」から「わかってんでしょもういいや」と変化していることからも、世の中の流れや流行に対する警笛を発しているのかもしれません。私観ではありますが、これがこの曲に対する私の解釈となります。

ましのみ好きにおすすめのアーティスト

miwa

前述の通り、シンガーソングライターのmiwaさんはましのみさんのルーツとなった1人と考えられます。少しタイプの異なるアーティストとは思いますが、ましのみさんの楽曲を聴いて好みだと感じた方の中には、miwaさんの楽曲が好きな方も必ずいるかと思います。ちなみに、私のおすすめは、メジャー初期にリリースされた『guitarissimo』というアルバムです。楽曲自身のポテンシャルはもちろん、バックバンドとの掛け合いが、さらに楽曲の良さを引き出しています。

にゃんぞぬデシ

ましのみファンなら既にご存知の方が多いかもしれません。「あの子のキャラ設定だけは絶対絶対嫌なの」という楽曲からご理解頂けるように、ましのみさんとはまた違った少しネガティブで、少し皮肉めいた歌詞を明るく歌い上げているアーティストの1人です。MCなどのトークの場でもパンチのある不思議なキャラクターを見せつけている若きシンガーソングライターです。

中村千尋

Goose houseの前身であるPlay You.Houseに出演していたことでご存知の方もいるかもしれません。以前ましのみさんとは対バンしており、親和性の高いアーティストと感じたのでご紹介します。中村千尋さんの楽曲の特徴は、その包まれるような優しい歌声とギターの音色です。まさに、聴いているだけで癒されるかのようです。彼女の楽曲の1つ「さとうくん」では、the pillowsさんが歌詞に登場するなど、ロックバンドの楽曲を好んで聴いている方にもおすすめのアーティストの1人です。

ラブリーサマーちゃん

ラブリーサマーちゃんは、弾き語り系のアーティストではないのですが、彼女の雰囲気がましのみさんと似ているため紹介したいと思います。「私の好きなもの」という楽曲のMVでは、様々な女の子が好きなものを食べる画が映し出される個性的なMVとなっているので、一見の価値アリです笑。

 

まとめ

ここまで、様々な観点からましのみさんを紹介してきましたが、ましのみさんの人気の理由はどこにあったのでしょう。

私が感じる彼女の魅力の1つは、身近に感じられる人間性です。共感できる歌詞にもその一面を感じることができますが、1番の要素としては、SNSでの配信ライブに力を入れている事ではないでしょうか。今日、特に若者の間では、利用していない人は存在しないといっていいほど、SNSは普及しています。以前までは、知名度をあげるためには路上ライブから始め、小さなライブハウスに呼ばれ、いずれメディアの目に留まることを夢見るという方法が主流に思えますが、今日では違います。現代流のリスナーの見つけ方を実施し、そしてその波に乗ることができたアーティストがましのみさんなのかもしれません。その過程として、彼女の人間性も高く評価されているのでしょうか。再三繰り返すようですが、この記事で少しでも興味が湧いた方は、ぜひライブ配信や楽曲の視聴をしてみてください!

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