レーベルは、
トイズファクトリー
事務所は、
LEXINGTON.CO.,LTD
です。
音楽性
アメリカの高校に通っていたAKLOは在学中、SOUTH HIPHOPのマスター P率いるノーリミット・ソルジャーズの影響を受けました。高校3年の頃帰国したAKLOは日本のHIPHOP の存在を未だ知らなかったといいます。そしてある日、AKLOはRINO LATINA ⅡのRAPに出会い衝撃を受けることとなります。
その当時、AKLOは日本語より英語の方が堪能で、リリックも英語で書いていたといいます。しかしある日、あるRAPPERから日本語じゃないと意味がないとの指摘をされ、その悔しさから日本語にスイッチしました。この頃から現在のAKLOの原型が出来上がってきたと言えるのではないでしょうか。
AKLOのRAPは日本語ですが、まるで本場アメリカのRAPを聴いているような感覚に陥ります。しかし、耳をすまして聴くと日本語で踏まれた韻が耳の付近を右往左往するでしょう。
RAPやDANCE HALL REGGAEのリリックでは、大げさにいうと「俺は強い、俺はすごい、俺は昔すごい悪事をし、今でも街のヘッズは俺の44マグナムに挨拶をして道の端っこを歩く」のような自画自賛めいたリリックを書きます。しかし、日本ではこのようなリリックはさほど受けませんし、リアル過ぎるとかえって敬遠されてしまう風潮があります。
しかし、AKLOはこのHIPHOP特有の自画自賛をうまいこと表現することができます。ストレートに表現するより、うまいこと婉曲させて表現する方が日本では評価されがちですが、日本語の面白さを改めて教えてくれるのがAKLOのRAPと言えます。
おすすめアルバムはTHE ARRIVAL [ AKLO ]
RUDE BWOY FACE
プロフィール
RUDE BWOY FACE(ルードボーイフェイス)と読みます。1981年生まれ神奈川県横浜出身のREGGAE DJです。日本のREGGAE界を語る上では外すことができない存在です。
彼が10代半ばの頃、その才能を当時若手TOPに君臨していたCorn Headに認められ、アンダーグラウンドシーンでその実力を開花させていくことになります。そのスピードは尋常ではなく、瞬く間に彼の才能は日本全国に知れ渡り、REGGAEの本場JAMAICAでもその名が知れ渡ります。そして、1999年頃からはCorn Head、Fat-Dと共にYoung Generationというユニットで活躍していました。現在は主にソロで活躍をし、盟友Rueed等と共に現場を沸かしまくっています。RUDE BWOY FACEは、2017年もシーンの最重要アーティストであることに違いはないでしょう。
レーベルは、MAGUNUM RECORDS
音楽性
言葉選び、ライム、フロー、どれを取っても抜群のセンスでリスナーを決して飽きさせることがないのがRUDE BWOY FACEのDJスタイルです。10代の頃から天才と称されシーンのTOPに君臨し続けるマグナムボーイことRUDE BWOY FACEは、女性ファンのみならず、世代問わず男性のファンが多いことも魅力の一つです。RUDE BWOY FACEをよく知る人はしばしば、彼をREGGAEの神に選ばれたJAHライオン(ジャマイカのレゲエミュージシャン)であると称します。常にRAGGAMUFFINを追求し続ける彼の音楽性は強くて太い、そして味わい深い音楽となっています。
まるでレゲエの本場、JAMAICAで人気No1のDJ-BUJU BANTONを思わせるようなラガなメッセージを送り続けているRUDE BWOY FACEですが、それは現在においても止まることはありません。彼が今まで発表してきた20枚以上のEPは、どれを聴いても個性・面白さに満ち溢れており、強いメッセージを放っています。現場でレコードプレイするサウンドマンですら、RUDE BWOY FACEの作品を必ずチェックしているといいます。
RUDE BWOY FACEを直訳すると「不良顔」となります。JAMAICAの言葉でRUDEとは「不良、いたずら」、RUDE BWOY FACEは硬派な不良といったイメージです。それでいて心のうちは謙虚で誠実な青年、それが体現できていることもRUDE BWOYに人気のある要因となっているのではないでしょうか。
「不良が優良で優良が不良」そんな言葉が一時横浜辺りのアンダーグラウンドでまかり通っていたのもRUDE BOY FACEの影響だったのかもしれませんね。
HIPHOPのRAPPERとは何かが違うREGGAE DJ。JAPANESE REGGAEの真髄RUDE BWOY FACEは2017年も人々に愛のあるリリックを放ってくれること間違いないでしょう。
おすすめアルバムは、SCANDAL BAG [ RUDEBWOY FACE ]
まとめ
いかがだったでしょうか?
HIPHOP初心者にとっては、日本HIPHOP界にとってはずせないアーティストを、初心者ではない方にとっては好きなアーティストに関してさらに好きになれる機会となったなら幸いです。近年、日本においてもフリースタイルダンジョンが流行する等(同じにされたくないという方がいるかもしれませんが、、。)より身近にHIPHOPやREGGAEを感じることができるようになりました。この波に乗って、さらにHIPHOP、REGGAEが広く浸透することを願います。
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