インディーズバンドランキング2017 今後の音楽シーンを索引する10組を紹介します

そんな彼らのオススメの曲は1stアルバムに収録されている「Gun」です。とても日本人とは思えないような、グルーブ感がたまりません。その1つの要因として、ドラムのリズムの刻み方、こだわりがそのノリを作っているのです。ハットの刻み方、休符の取り方などセンス抜群です。この曲を聴けばすぐわかるように、彼らの楽曲からは楽器ひとつひとつの細部の音にもこだわる繊細さを感じます。

もう1曲は「Touch!」です。デビューシングルでもあるこの曲はまさにおしゃれの真骨頂。楽しそうに息の合ったリズム隊の遊び方が底にあり、コーラスやホーンが上品に絡んでいます。ミュージックビデオにもおしゃれが詰まっており、まるでファッション雑誌を読んでいるような気分になります。東京の洒落た街を歩きながら聴いているだけで、気分が上がること間違いないバンドです。
おすすめしたいアルバムはCigarette & Alcohol [ Lucky Tapes ]

 

6位

[official siteより]

 

都内のインディーロックシーンを牽引する脱力系バンド、シャムキャッツ

シャムキャッツは2009年頃から活動しているロックバンドです。所属レーベルは自主レーベルのTETRA RECORDS。優しいロックという印象を与える素敵な歌声が特徴的です。そのメロディーラインに、決して邪魔をしないリズム隊がたまにトリッキーな動きを見せたり、シンセなどの電子音が入ったりと聴けば聴くほどその深みに気付くことができるバンドです。

近年ではバキバキのベースにハイトーンボイスのボーカルが乗るロックバンドが主流な印象ですが、彼らはそんなことはありません。縦ノリより横揺れ、騒ぎたくなる曲より散歩しながら聴いていたい曲、そんな楽曲が多いです。曲調としては、上記のようなロックバンドというよりは、シティポップに少し寄ったロックというイメージです。往年のはっぴいえんどやサニーデイサービス、キリンジ、今日ではOGRE YOU ASSHOLEやYogee New Waves等の好まれる方におすすめしたいバンドです。

メンバー構成は夏目知幸(Vo.Gt.)、菅原慎一(Vo.Gt.)、藤村頼正(Ba.Cho.)、大塚智之(Dr.Cho.)の4ピース。自主制作のCD音源を次々にSOLD OUTさせ、注目度を上げていった彼ら。2012年にはリリースした2ndアルバム「たからじま」に収録されたSUNNYという曲がテレビ東京系列のモヤモヤさまぁ~ず2のエンディング曲に採用されました。

そんな彼らのおすすめの曲は「MODELS」です。この曲は2014年の1月に発売されたタワーレコード限定のシングル曲です。軽快な16分のリズムにノリの良いベースライン、遊び心溢れる気軽なギターリフ、優しく癒しのあるロックな曲に仕上がっています。男同士のドライブの時には盛り上がりそうな曲です。もう1曲はアルバム「TAKE CARE」に収録されている「GIRL AT THE BUS STOP」です。一瞬の出来事が1曲になったように、そしてその1瞬に起こった出来事を丁寧に優しく、ありのまま切り取ったこれまた優しさ溢れる曲です。昨年11月からは全国11か所を回る全国ワンマンツアー「君の町にも雨は降るのかい?」を開催中です。
おすすめしたいアルバムはTAKE CARE [ シャムキャッツ ]

 

5位

[official siteより]

 

新ジャンル「炭酸系ロック」を掲げる3ピースバンド、サイダーガール

「サイダガ」ことサイダーガールは2014年の5月に結成されました。その年の7月に下北沢CLUB251で行われた初ライブがいきなりソールドアウトするという鮮烈なデビューを飾ります。正体不明の謎の炭酸系バンドという異名を持つ彼らですが、なるほど確かに聴いてみると納得のポップで弾けるようなサウンドと哀愁を感じさせるメロディーが変幻自在に乱れ飛ぶ注目のアーティストです。先ほど6位で紹介したシャムキャッツのロックテイストとは異なり、サイダーガールは王道歌ものロックバンドというイメージ。BUMP OF CHICKEN等、流行のハイトーンボイス系のロックサウンドを好まれる方におすすめです。

流行の中でサイダーガールが突出している理由としては、3ピースバンドというシンプルながら音にこだわり、少ない音数ながらすさまじい音圧を見出している点でしょう。3人で演奏しているとは思えないそのダイナミクスと抜けのない音作りは必聴です。

メンバー構成はYurin(Vo.Gt.)、フジムラ(Ba,)、知(Gt,)の3ピース構成。所属レーベルはユニバーサルミュージックです。そんな彼らのオススメはこの2曲。まず3rd mini Albumジオラマインサイダーの中から「オーバードライブ」です。この曲は彼らの代名詞となるような爽やかで弾けるサウンドに仕上がっています。ミュージックビデオはガールズバンドが学園祭を行う模様を描いており、青春時代の熱い思いが蘇りそうな気持ちになります。

次は、昨年11月にリリースしたばかりの4thミニアルバム「ジオラマアウトサイダー」から「スワロウ」。まさにサイダーのCMで使われてもおかしくないような哀愁と疾走感がたまりません。爽やかさだけでなくバンドとしての音の厚みも増し、聴きごたえは倍増しています。新進気鋭の若さあふれる炭酸系バンドとして要チェックです。
おすすめしたいアルバムはジオラマインサイダー [ サイダーガール ]

4位

[official siteより]

 

決して嘘はつかない新世代ポップロックバンド、ウソツキ

2011年よりスタートし、2013年夏ごろから現メンバーの竹田昌和(Vo.Gt.)、吉田健二(Gt)、藤井浩太(Ba)、林山拓斗(Dr.)の4人で活動しています。所属レーベルはDAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT。都内を中心にライブ活動を本格化していった彼ら。バンド名の「ウソツキ」はボーカルの竹田がフィクションやファンタジーから日常を特別なものにするために嘘をつこうと思ったことが始まりのようです。確かに現実社会においてそのような嘘を重ねることで「日常生活の普通」が色味を帯び楽しくなっている部分はあるかもしれません。

彼らの音楽を一言で表すならば王道のうたものバンド。キャッチーで刺さりやすいボーカルラインとそれを支えるバンド力があります。1stアルバム「スーパーリアリズム」の中からは「旗揚げ運動」や「金星人に恋をした」などがオススメ。「旗揚げ」など身近なテーマをモチーフに面白く皮肉も込めつつ曲を展開しています。

他にも4枚のミニアルバムを出している彼ら。気持ちの良いハモリ、気持ちを押し上げてくれるベース、落ち着きのあるボーカル、それらを支える目立ちすぎないドラムのアンサンブルはものすごく聴き心地が良いです。最近ではワンマン等のライブやフェスに引っ張りだこのウソツキですが、ライブでの安定感も抜群、2017年もフェスの盛り上げ屋となってくれることは間違いないでしょう。いそうでいなかった、歌って踊れるうたものバンドとしてこれからの活躍に期待できると思います。

おすすめしたいアルバムは一生分のラブレター [ ウソツキ ]

 

3位

[official siteより]

 

若者にも大人にも聴いて欲しい現代シティポップの第一任者、Yogee New Waves

2013年の6月に結成され、現在は4人組で活躍するポップなロックバンドです。所属レーベルはnever young beach、D.A.N.が在籍するRoman Lable。彼らの優しくロマンティックで暖かいポップな音楽は、東京のような都市に必要とされている、あなたのための「オアシス」のような場所を作ってくれます。

数年前から東京を席巻しているシティポップ・ネオシティポップの最前線を突っ走っているといっても過言ではない彼ら。自身に影響を与えたアーティストとして山下達郎や松任谷由美、サニーデイサービスを挙げており、シティボーイにはもちろん、8.90年代のジャパニーズポップを聴いて育ったであろう大人の方々にも聴いていただきたいアーティストです。いい意味で20代とは思えない渋みのある角舘健悟のボーカル、思わず夕焼けが浮かばれるバックバンドの音色は、どの年代を相手にしても通用する音楽性に違いありません。

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