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ドミコ
ドミコは2011年に結成された2ピースロックバンド。
まずおすすめしたい2020年に絶対流行るバンドはドミコです。バンドといっても、彼らはギターボーカルとドラムの2ピースバンド。しかし、ベースや他の楽器がいないからと言って、聴かず嫌いはしないで欲しいのです。
実際に聴いてみれば、本当に2人だけ!?と耳を疑ってしまうくらいの、色とりどりならぬ音とりどりのサウンドが耳に飛び込んできます。ベース無しにして、バンドリスナーの心を必ず射止めることができるバンドは、今彼らしかいないのかもしれないとさえ思えます。その証として、Twitterのフォロワー数は2019年現在1.9万人超え、ライブのチケットは次々とソールドアウトしています。
そんなドミコのおすすめアルバムは2017年にリリースされた「hey hey,my my?」。彼らにとって、2枚目のフルアルバムになります。
私が最初にドミコを聴いた時、ノスタルジックという表現が彼らには合うと思っていたのですが、このアルバムはノスタルジックにサイケデリック要素がプラスされ、ドミコ特有の疾走感が増しています。これは今までの日本にはない音楽であり、今後の日本ロックシーンに新しい風を巻き起こすことが期待できます。ドミコが作る音楽カテゴリーは曲によって全く違いますが、根源にロックサウンドがあるため、シューゲイザーやガレージロックなど、どんな雰囲気の曲でもロック好きのリスナーの心を捉えます。
今の聴いているロックじゃ物足りない、これから来るインディーズバンドを知りたい、そんな方々には、是非「ドミコ」をおすすめします。
いつまでもそのテンポで
いつまでもそのテンポでは、大阪南部にて結成された4ピースロックバンド。
このバンドをオススメする1番の理由は、ありきたりですが、ライブで非常に盛り上がれる点です。曲を聴きこむことも音楽の醍醐味ですが、このバンドのライブはとにかく盛り上がりたい時にぴったりです。今後、音楽の流行に敏感な10~20代の学生を中心に「やばいTシャツ屋さん」のように人気が出てくるのではないでしょうか。
彼らの曲調として、すでにコールアンドレスポンスしやすい構成となっており、ライブでは大盛り上がりです。先ほど紹介したやばいTシャツ屋さんも現在では大型フェスに引っ張りだこ、観客を盛り上げるだけでなく、MCや曲中に爆笑もできるアーティストですが、このバンドも同様です。
バンドサウンドでは、ギターのカッティングに注目してほしいところ。ネタのような歌詞や曲が多いですが演奏技術はピカ1です。また、彼ら自身が非常に楽しそうに演奏をするのでこちら側も必然的に元気が出てしまいます。
オススメのアルバムは「いつまでも僕らのテンポで進むんだ」です。バンド名をアルバムにつけるセンスはもちろん、このアルバムを聴けばライブに行った時のことが容易に想像できることでしょう。コールアンドレスポンスも上手く返せるようになるかもしれません。聞き方のオススメとしてはイヤホンで聞くのではなく、車でガンガン聞くこと。そして、仲間たちと皆で盛り上がること。また、このアルバムにはノリの良い曲だけでなく、「こんな大人にはなりたくなかった」と、どこか訴えるかているかのような歌詞も散見され、聞けば聞くほど彼らの魅力に気づけること間違いなしです。
2020年のフェスでは必ず見かけるようになるであろう、いつまでもそのテンポで、必聴です。
mol-74
モルマイナス74は京都発の4ピースバンド。
ロックバンドでも激しい曲ではなく、綺麗で優しく、美しい感じがするところがこのバンドをおすすめする理由。シガーロスのような北欧ポストロックバンドのような繊細さを感じることができるサウンドです。また、楽曲1つ1つに物語があり、独特の世界観を作り出しており、聞いた側がそのイメージを汲み取れるような歌が多いです。RADWINPSのようなオルタナロック要素も感じられるのですが、既存のアーティストとは一風異なる路線を走っており、これまでにはいないタイプのバンドに感じます。
mol-74の1番の魅力は歌詞でしょう。言葉の1つ1つは非常にシンプルですが、聞くひとが置かれている環境によって大きく印象が変わるのがmol-74の歌詞。私の場合は、同じことを手を替え品を替え何度も訴えてくるような言葉の数々が心に響きます。加えて、歌詞は他人事を謳っているのですはなく、少なからず彼らの想いが介入している、基になっているところも良い点です。
そして、楽器演奏能力の高さもこのバンドの魅力と言えるでしょう。様々なバンドの中でも間違いなく演奏力が高く、音が繊細で綺麗です。
オススメしたいアルバムは「mol-74」で、中でも「エイプリル」という楽曲はゆったりとした曲調でクラシックな雰囲気がとても素敵で、心が落ち着きます。歌い方も透き通るような歌い方で、誰にでもおすすめできる名曲です。また、メンバー個々も魅力のある人たちばかり。1人1人に深みがあるので、是非たくさんの方に知っていただきたい、そんなバンドがmol-74です。
ずっと真夜中でいいのに。
ずっと真夜中でいいのに。はフロントマン・ボーカルのACAねを中心に活動している音楽ユニット。
2018年の6月に突如現れた『ずっと真夜中でいいのに。』は、まだまだ謎に包まれた存在。2019年現在、活動開始から1年以上が経った今でも、メンバー編成や素性がほとんど明かされておらず、ボーカルのACAねのソロユニットなのかもすら不明、という音楽グループです。その前例のないミステリアスさが新鮮でとても魅力的です。神聖かまってちゃんのボーカルの子などの有名アーティストも絶賛するACAねの歌唱力は圧倒的で、可愛らしくもあり可憐さも兼ね備えた声には、時には力強さも感じられます。
YoutubeにあげられているMVは独特の世界観を表しており、一度見たらイラストと声とのリンクにハマってしまうことでしょう。おすすめしたいアルバムは、セカンドミニアルバムの『今は今で誓いは笑みで』。「勘冴えて悔しいわ」が1曲目に収録されていますが、最初から疾走感のある曲で、思わず聞き入ってしまいます。『ずっと真夜中でいいのに。』の楽曲は全体的に、そのようなアップテンポな曲が多いのですが、珍しくスローテンポの曲もあります。それが5曲目の「彷徨い酔い温度」です。ただ勢いで歌っているだけじゃない、さらなる『ずっと真夜中でいいのに。』の魅力に気づけます。ミニアルバムにて収録されている楽曲はたった6曲ですが、それだけで十分『ずっと真夜中でいいのに。』の魅力を堪能できることでしょう。
ドラマストア
ドラマストアは、2014年に大阪で結成された4ピースポップバンド。
清涼感のあるサウンドと声に、聴き手側の「いつかの日」や「あの日」に思いを馳せることができる楽曲が沢山揃っているドラマストアというバンド。聴き手を選ぶことが極めて少ない、王道でポップなバンドサウンドなので、年代問わずに多くの人におすすめしたいです。大切な思い出も何気ない、例え退屈な日常さえも「ドラマ」に変えてしまうような、音と歌詞の魔法にきっと虜になってしまうそんなアーティストだと思います。
おすすめしたいアルバムは、セカンドミニアルバム「白紙台本」。中でもリード曲である「至上の空論」が聴きごたえがあり、どこかチクッと切ない苦い痛みを感じられ、爽やかさとはまた違った面を見られ、新たなドラマストアに出会える一曲です。また、それぞれのMusic Videoも曲になぞらえたドラマ仕立てとなっており、見るたびに違った聴き方や見方もでき、曲の世界観をより深く味わうことができます。ストレートで飾らない前向きなサウンドは、正統派で王道で気をてらう事のない純粋な音楽を発信している、昨今ではありそうでなかった音楽を奏でるドラマストア。新年号時代の音楽シーンにきっと彩りを加えてくれるのではないかなと、今後期待がもてるアーティストです。
レルエ
レルエは2013年に結成された3ピースロックバンド。
次に紹介したいバンドはレルエ。彼らをオススメしたい1番の理由はロックサウンドにヴァイオリンを取り入れた新感覚の音楽だからです。ヴァイオリンが入っているからといって、その音を前面に出しすぎてはいません。ひとつのバンドサウンドの中にエレキギターだけが目立つことがないことと同様に、各楽曲の中へ自然に取り入れており、非常に心地よいです。そのため、ギターソロと同様にヴァイオリンソロが来た時には会場を沸かせてくれます。また、バンド全体のサウンドとしては、昔の雰囲気を感じさせてくれる音楽ではなく、ゴリゴリの新時代バンドのサウンドを感じます。楽器の音だけではなく、機械音(打ち込み)を効果的に使っていることが世界観を作るひとつの武器になっています。ボーカル櫻井の声質は川谷絵音を彷彿とさせるような独特なハイトーンボイスを持っています。
オススメしたいアルバムは「UNITE」。収録されている曲を聴くとレルエの世界観に虜になってしまいます。全楽曲のクオリティもさることながら、どれもが映像と合わせた時の美しさがあるからです。MVはまるで現代アートを見ているかのようで、間違いなく今までのバンドにはない魅力を秘めています。
楽曲と関係はありませんがメンバーのルックスとファッションセンスも注目です。特にファッションは楽曲の世界観に忠実で、欧米の雰囲気を醸し出しておりとてもオシャレです。2020年、自信をもってエルレの現代アートのような世界観が流行ると言えます。
Lucie,Too
ルーシートゥーは2017年に結成した宇都宮発のガールズ3ピースバンド。
Lucie,Tooのおすすめする理由の1つとして、聞いた人の耳に残る軽快な音楽と若者男女が共感できる甘酸っぱい歌詞が挙げられます。Lucie,Tooの作る音楽は恋に関する歌詞が多く、好きで好きでどうしようもないような気持ちや、婚姻届を提出しに行く時に思う気持ちを歌う曲は、青春をしいる若者男女や、昔の甘酸っぱさを思い出させられる主婦、サラリーマン層など多くの人に愛されるものになっています。
また、バンドメンバー全員のルックスが良いこともポイントでしょう。そのメンバー全員が歌いコーラスをすることから、その姿を目に焼き付けたいという熱烈な若者のファンが多く存在します。3ピースのガールズバンド、恋に関する甘酸っぱい歌詞が多いという点から、次世代のチャットモンチーやSHISHAMOと言っても過言ではないでしょう。
1stミニアルバムである「LUCKY」は3曲収録いる作品。特にこの中に収録されているLuckyは先程記載した婚姻届を提出しに行くときの気持ちを歌った曲となっており、共感できる方、憧れを持つ方は多くいるでしょう。
軽快な音楽、多くの人が共感できる恋に関する甘酸っぱい歌詞、バンドメンバーの楽しそうな姿、是非一度聞いてみてはいかがでしょうか?
no buses
ノーバシーズは4ピースのガレージロック、インディーロックバンド。2019年現在、平均年齢は21歳という若いバンドです。
ある日YouTubeにあがった「Pretty Old Man」という動画を見て好きになった人も多いのではないでしょうか。
低く緩いテンションで歌うボーカルと悩ましいメロディラインのギター、無表情な雰囲気を醸しながら曲の感情を支えるベース、自己主張はしないけれどその場にフィットしたドラム、全ての楽器が素敵なバランスです。派手さはそこまでありませんが、個性的なバンドサウンドに聞こえると思います。個人的に、アークティック・モンキーズに小ハマりしていた時期だったこともあり、初見で虜になってしまったことを覚えています。
壁に話しかけてそうな暗そうな歌なのに、聞いてて妙にテンションがあがっていく感情が感じられることが、オルタナ好きにはたまりません。
メンバーのルックスも4人バラバラで、特にボーカルはいかにもミュージシャンという雰囲気、好感も持つ頃ができるでしょう。
最近のヒット曲は男性ボーカルでも高いキーで歌われることが珍しいことではなく、カラオケでも歌いづらく、馴染めないこともあったのですが、no busesの曲は歌いやすく、口ずさめますので愛着がわきます。
楽器隊が軽快に進んでいても我関せずなボーカル。そしてボーカルの妙にうまい謎ダンス。
非常に個性的で、それゆえにメジャー感はないものの、オルタナロック好きには流行すると思われるno buses、必聴です。
THE SIXTH LIE
ザ・シックスライは2015年に東京で結成された4ピースエレクトロロックバンド。通称T6L。
THE SIXTH LIEはアニメ「ゴールデンカムイ」1期のエンディグテーマに「Hibana」という楽曲が起用され、一躍有名となったインディーズバンドです。シンプルにカッコイイサウンドに伸びやかで美しい歌声。はじめて聞くけれども誰だろう?と気になって調べた方は多いのではないでしょうか。
個人的にも調べながら、楽曲を聴いていくうちにすっかりハマってしましました。どの曲もクオリティが高く、迫力のある演奏はもちろんですが、当初から感じた通り、とにかく歌声が素晴らしく感動してしまいます。
THE SIXTH LIEはアニメのエンディングテーマには抜擢されましたが、もっと注目されても不思議ではないバンドでしょう。ゴールデンカムイは人気アニメなので、これをきっかけにブレイクすると確信していたのですが、予想には反してしまいました。
彼らはメンバーの経歴も華やかです。有名大学在学で元モデルだったり、アートや映像の世界でも活躍している東大卒メンバーなど、それぞれが多方面で活躍しているようです。そういう意味では、一般的なバンドのようにただブレイクして流行るというよりは、日本だけではなく海外でも着実に支持を得ていくバンドという存在になっていくのかもしれません。
おすすめアルバムは、2018年発売の「SINGularity[JAPANESE EDITION]」です。そろそろ次のアルバムが待ちどおしいところです。
Slimcat
スリムキャットは2014年、関西学院大学在学中に結成された4ピースロックンロールバンド。
彼等の音楽は非常に軽快で、聞くたびに楽しく元気になれるロックバンドです。心を軽くご機嫌にさせてくれるので、何度でも聴きたくなるおすすめのバンドとして紹介します。
ボーカル小川を中心に活動を開始したSlimcat。帰国子女である小川は英語の歌詞を歌い、その英詞やノリやすいメロディーはTHE BAWDIESに似ています。ただTHE BAWDIESと異なる点は、Slimcatは無邪気な青春を漂わせるサウンドで、骨太のロックというよりは、思わずスキップしたくなる程の軽やかさがあリます。聴く人の手を引いて青空の下へ連れ出してくれるような、強引でない、無理やりでない、素直な楽しさと優しさが詰まっているサウンドです。
ぜひおすすめしたいアルバムはファーストミニアルバムの「American Youth」。特におすすめな曲は、1曲目に収録されている「Don’t Stop Groovin’」という楽曲。イントロから紡がれるメロディーは春のいい匂いに誘われるかのように、とにかく心地の良い風が吹くようで、しだいに口ずさまずにいられなくなる、まさに病みつきんなってしまう楽曲に仕上がっています。Music Videoからも伝わるように、メンバー達がじゃれ合う姿に思わずこちらも笑顔になってしまう程、楽しい気分をおすそ分けしてくれる気がします。楽しくなれる元気になれる、そしてポップでもかっこいいバンドサウンドを望んでいたリスナーはもちろん、新たな青春ロックサウンドを音楽シーンに響かせに飛び込んでくる期待大なバンド、Slimcatをぜひ聞いてみてください。
0.1gの誤算
0.1gの誤算は、2016年に結成された5ピースヴィジュアル系ロックバンド。
V系黄金時代だった1990年代とは大きく特徴が異なるバンド、0.1gの誤算。見た目の奇抜さはもちろん、ライヴでのパフォーマンスは過激です。ライブにきているファンは基本女性が多いですが、男性ファンも定着しつつある今日この頃。ワンマンライヴでは、暴れないといけないゾーン(ヘドバンや曲にあるフリをやらなくてはいけない場所)や、暴れちゃいけないゾーン(ゆっくり見たい人用にヘドバン等はしてはいけない場所)、最近では、アイドルと対バンをしていたので、フリースタイルゾーン(指定のフリとは関係なく、動ける場所)など、今までヴィジュアルシーンにはなかったライヴを率先して行っています。また、男のファンに騎馬を作ってもらい、ファンのスタンディングエリアを回るようなパフォーマンスをすることもあります。ただし、彼らに従わないファンには厳しく、過去に出禁や、ライヴを一時中止したこともあり、その様子から同じヴィジュアルシーンでは少し毛嫌いするバンドもいるようです。ですが、インストアイベント等で直接話す彼らはとてもかわいらしく、そのギャップにやられることは間違い無しです。
結成して3年たたないくらいですが、何度かテレビ出演も果たしています。2020年のNHKのドラマにも出演するという情報もあり、どこにそんなコネがあるのでしょうか。曲も過激なものから可愛らしいものまで様々で、そもそもヴィジュアル系を少しでも好む方は自分のお気に入りの曲が見つかるかと思います。
かなり個性的なバンドですが、刺さる人には刺さる。嫌いな人は嫌いといった、賛否両論あるバンドです。そのためアンチも多く、炎上することもしばしば。そんなアンチに向けたライブも行っており、アンチ限定ライブ(アンチツイートをした人は無料になるライブ)もあリます。個人的にはこのようなクリエイティブな面も評価されるべきポイントに感じます。ライブを楽しみたい、そう思う人は絶対好きになれるバンドでしょう。
ニガミ17才
ニガミ17才は2016年に結成した4ピースクリエイティブバンド。
バンドの全体的な雰囲気は「ゲスの極み乙女」に似ています。ゲスの極み乙女も、「ロマンスがありあまる」なんて独特の言い回しがありましたが、ニガミ17才も歌詞が非常に個性的です。
まずは、ファーストミニアルバム「ニガミ17才 a」から彼らの世界を堪能することをおすすめします。その中の1曲目「おいしい水」はYouTubeでもMVを観ることができます。MVにも彼らの独特な世界観を知ることができるので、1局目はMVとともに聞いて見ることをおすすめします。
まず、この曲の歌詞の出だしは「曖昧に再現したい」から始まります。そのあとにボーカルの唐突な、まるでフィリピンパブのお姉ちゃんのような口調で「もーアンタうるっさいネー!」というセリフに拍子抜けです。
なんだこの歌詞は?と思うかもしれませんが、曲調はとんでもなくオシャレ。ジャズではないけれど、ジャズバーで流れていても違和感なく聴けそうなアップテンポな曲です。
そんなオシャレな曲を、ボーカルの岩下優介はお手本のような猫背でギターを弾きながら歌います。そしてMVは芸人のデッカチャンが女装姿で登場。
サビの「短パン履いた健康女子達が口に含んだお湯 一斉にかけられたい」の歌詞に合わせてデッカチャンが口にペットボトルの水(お湯なのか?)を大量に含んでブフーっと吹き出します。この歌1曲だけで、バンドのテーマである「おしゃれ、かつ、変態」が十分表現されていると思います。
インディーズながら、ライブチケットは毎回完売。今年はフジロックにも出演し、今後の更なる活躍が期待できるアーティストです。
マルシィ
福岡発の4ピースバンド、マルシィは塩顔イケメンバンドです。初めてリリースした楽曲「Ⅾrama」は突出して素晴らしい出来です。特に、ボーカルうきょうの透明感抜群の綺麗な歌声は心が癒されます。やさしく包み込んでくれるような歌声です。「Ⅾrama」のPVには、ボーカルうきょうとミックスチャンネルで有名となり、instagramのフォロワー数が20万人を越えるきりまるが出演しています。カップル役の二人の初々しい演技もかわいらしいです。
ボーカルうきょうの声はflumpoolとSEKAI NO OWARIをミックスしたかのような、男性にしては高めのハイトーンボイスで、back numberやスピッツのような恋愛ソングの定番な歌詞ですが中毒性があり、かつ非常に共感できる、人間味のある歌詞に心をぐっとつかまれます。
まだデビューして間もないバンドですが、マルシィは現在、全国各地の地方へ遠征しライブを行なっています。物販で販売されるCDも完売するほどの人気ぶりです。
日本には現在も多くのインディーズバンドが活躍していますが、今後ブレイクはずのバンド、マルシィ。これからの彼らの活躍が楽しみです。
アンフィル
アンフィルは2014年に結成された5ピースヴィジュアル系ロックバンド。
ヴィジュアル系バンドを聴いてこなかったのですが、友人に「COUNT DOWN」というアルバムを紹介されハマってしまいました。インディーズビジュアル系バンドには詳しくないのですが、曲を聴いただけでポップスや邦楽バンドと大差ないほど声の癖も無く、とても聴きやすいのでオススメです。楽曲のジャンルが幅広くアニメソングのようなアッパーな曲もあれば、ピアノが繊細なバラードもあり、日本のR&Bののような、つい体がノってしまう曲もあり曲の幅の広さがこのバンドの魅力です。ヴィジュアル系という偏見を持たれがちなジャンルですが、アンフィルの音楽に対する意識や情熱に心を打たれたリスナーも少なくはないでしょう。メジャーで活躍していてもおかしくないほどの曲のクオリティですが、まだあまり世間に認知されておらず、このままではもったいないということが正直な気持ちです。
メンバーの個性がひとりひとり違うことも魅力のひとつです。華やかなルックスの5人組バンドですので若い女性やビジュアル系ファンからも評価が高く、アニメや舞台などが好きな方でも世界観に入りやすいと思います。間違いなく2020年に流行るであろうアンフィルをみなさんも是非聴いてみてはいかがでしょうか?
シェルミィ
シェルミイは4ピースヴィジュアルロックバンド。
2020年に売れるアーティストの1組として、シェルミィというヴィジュアル系バンドを紹介していきます。
シェルミィは元々shellmyというバンド名で活動していましたが、ギタリストが一人脱退したり、ドラムが抜けたり、メンバーチェンジを繰り返し、紆余曲折を経て、いつしかカタカナ表記のシェルミィで活動をすることになりました。
シェルミィの音源の中で私が自信を持っておすすめしたいのが、少女地獄というタイトルのミニアルバム。通販やヴィジュアル系CDショップなどで購入することができます。中でも”美雪”という曲がおすすめなので、この曲を聞き、気に入った方にはぜひ手に取っていただきたいです。
シェルミィは、メンタルヘルスの話や学校でのいじめの話など、いわゆる普通の方々が目を背けるワードにあえて焦点を置き、楽曲に落とし込んでいるのがポイントです。ですので、最近の学生やメンタルにハンデを抱える女性に人気があることも、彼らの特徴でしょう。
シェルミィはどのようなアーティストに似ているのか、如何せんシェルミィの掲げているコンセプトがマイナーなので、唯一無二のアーティストと言えるかもしれません。ヴィジュアル系ではありますがサブカルチャー要素が強く、現代の多くのバンドの中でも個性的です。
衣装もなかなか派手で、学ランを基調とした衣装や着物のような衣装が多いことも、好きな方にとってはハマるポイントでしょう。初見のインパクトが強いバンドで、ときどき無料ライブも実施されているので、気になった方は気軽にライブに訪れてみてもいいかもしれません。
baboobee
バブービーは2018年に東京・下北沢で結成された3ピースロックバンド。
以前ガールズpopのドラマとギターを担当していたイケメン男子2人と可愛いらしい元アイドルの女の子1人で結成されたスリーピースバンド、baboobee。バンド活動前より、YouTubeでロシアンルーレットのネタや、コントなど、主に仲良し男子二人組で盛り上がってグループ活動を続けてきました。
年が少しだけ離れてることもあるのか、ドラマーのmiraiもギターのみちこも、ボーカルのみおを妹のように、可愛いがって撮影しているのが見ているだけでわかります。ミオの精神年齢に合わせられる二人の子供っぽさや明るさ、ノリの良さにも注目です。
また、実際にバンド活動が始まると、YouTubeの時とはまた違った、かっこよさと可愛さを持ち合わせた歌声と、見事なドラムプレイ、そしてギターの音色が絶妙に融合して、見てるだけで体が動いてしまうようなノリの良い曲に仕上がってます。
何より時々顔を見合わせて歌い、弾く、この三人の仲の良さがとてもヒシヒシと伝わってくる素晴らしいバンドです。
ジャケット写真もカラフルでポップな感じでとにかく手にとって一度聞いてみてほしい、そして一度聞いたら歌声、音色にハマること間違いなしです。