2018年に流行るべき邦ロック(邦楽ロック)とは 8組紹介します

THE JIVES

ザ・ジャイブスは2014年に結成されたロックンロールバンド。

次はザ・ジャイブスの魅力について。現在ではあまり流行っていない、かつての古き良きロックンロールをベースに、現代風な感覚で鳴らしているのがザ・ジャイブスの音楽。古いものを新しく聞かせる技術・オリジナリティがこのバンドにはあります。このロックンロールと言うジャンルは、国境越えて言葉の通じない人たちにも通じるのか、彼らは海外でも精力的に活動しており、その評価は非常に高いです。

例えば、無名ながらにも台湾最大級の音楽フェスに出演、会場では1,000人を超えるオーディエンスを集めることに成功、大盛況でした。香港にて開催されたコンテストでは、ボーカル・ギターのヤマダコウヘイが最優秀シンガー賞を受賞するなど、歌唱力も高く評価されています。

おすすめしたいアルバムはデビューアルバム「Fingernize [ JIVES ]」。オールディーズ風ですが、現代の若者らしくアレンジされたアルバムで、さらにビートルズを彷彿させるようなメロディや勢いがあります。一聴するだけで、身体が躍り出してしまうようなロックンロールの魔法が詰まっているアルバム。聴く回数を重ねるたびに、よく練られてよく出来たアルバムということが感じることができます。ロックファンじゃなくとも、音楽にあまり詳しい人じゃなくとも、楽しくなってしまうようなそんなアルバムに仕上がっています。

ビートルズ好きなオールドロックファンは、きっと一発でハマってしまうでしょう。曲の中には、ビートルズ風のアレンジなどもありロックファンはついニヤりとしてしまう場面もあるはず。こんなバンドが日本で出てきて、そして海外でも好評というのは同じ日本のロックファンとして嬉しい限りです。

Coldrain

名古屋で結成されたアグレッションにエモーショナルで重厚なバンド・サウンドが特色の5人編成の邦ロックバンド、Coldrain。

求心力の高いヴォーカル、静と動のコントラストを操り美しいメロディーを紡ぎ、緻密なアレンジが施された重厚なサウンドとのハーモニーがダイナミズムを生む音楽性は非常に印象的。ラウドシーンの中では、国内と海外とをシームレスに往来して精力的にライブを行うなどワールドワイドに活動しているバンドでもあります。知名度はまだまだこれからといったところではありますが、リスナーやオーディエンスの評価の高さから考えると、ちょっとしたキッカケでブレイクしそうなアーティストに違いありません。

ただ、例えば日本のプロ野球選手がメジャーリーグに挑戦する場合、実質的にはプロ野球の世界は実力があれば知名度も比例します。

しかし、音楽の世界ではどれだけ実力やキャリアがあっても知名度のアップに比例しないのも事実です。

2017年にリリースされる5枚目のフルアルバム「FATELESS [ coldrain ]」は、バンドの強みを再認識して深化を遂げた彼らの音楽を全方位で見せる作品に仕上がっておりおすすめです。

激しい曲でもメロウなミディアムな曲でもリズムが立体的で存在感があります。