次に紹介するロックバンドはMrs. GREEN APPLEです。Mrs. GREEN APPLEは5人のメンバーで構成されており、その一番の魅力はボーカル大森元貴の圧倒的な歌唱力とそのキャッチーなメロディです。何気なく音楽チャンネルを見ていたら、突然流れだした”鯨の唄”という作品は、まさに大森の歌唱力が光る楽曲で、このバンドの世界観に引き込まれてしまいました。Aメロ部分の安定した低音とサビのハイトーンボイスは必聴。
また、近年は奇抜なメロディを歌うバンドが人気を集める傾向が強い中で、Mrs. GREEN APPLEの曲はどれも非常にシンプルでどこか親しみやすく、それでいて物足りなさやつまらなさなどは全く感じないという独特な魅力をこのバンドは持っています。さらにボーカルの大森さんのその端正なルックスも、特に女性ファンを増やしていくのではないでしょうか。
Mrs. GREEN APPLEの圧倒的な音楽性や将来性は、すでに多方面で非常に高く評価されており、いくつかのCMや映画、ドラマの主題歌などにも抜擢されています。
今回おすすめしたいアルバムは、鯨の唄も収録されているセカンドアルバム「Mrs. GREEN APPLE」。このバンド特有の世界観が最大限に表現されている作品です。
ENTH
エンスは名古屋出身の3ピースパンクロックバンド。
このバンドはメロディックパンクバンドにカテゴライズされますが、つくる楽曲はエモーショナルだったりラウドな力強さだったり、ご陽気なスカだったりと一つのジャンルで表現できない音楽性を表現します。3ピースバンドとは思えない音の厚みがあり、個々の技術も高く、なかでも特筆すべきは力強く張り上げるボーカルの声でしょう。
根っからのライブバンドであり、小さい箱から大きな箱まで問わずライブを繰り返しているENTH。個人的には小さい、せまっ苦しいライブハウスでもみくちゃになりながら、すぐ目の前にバンドがあって、汗や唾液がかかるんじゃないかというくらいのライブハウスの方が最大限のENTHを堪能できるんではないかと思います。CD音源で楽しむのも良いのですが、ぜひライブを体感してもらいたいです。
CDでは良かったのにライブじゃ全然音が違う、CDでだいぶ加工されているなぁーと過去に経験がある方々、ENTHは違います。むしろライブの方が荒々しさや力強さを強く感じることができます。またCD以上の声量を感じることができます。ライブバンドとして、ライブのクオリティーが高く、とても気分が上がります。バンドメンバー自身もライブを最大限に楽しんでいるからこそ客側も楽しめるのだと思います。
おすすめアルバムは「HENT」。気に入った方は他のアルバムも聞きライブに臨んでみてください。
Mezcolanza
メスコランザは様々なバンドからメンバーを募り結成された5ピースロックバンドです。ボーカルは知る人ぞ知るあの成瀬心美です(このバンドではcocomiという名前になってます)。
バックを飾る楽器隊はビートクルセイダーズのギター、カトウタロウをはじめとした実力者ばかり。そうそうたるメンバーで構成されたオルタナティブロックバンドです。
そんなバンド、Mezcolanzaの初めてのアルバムの「MEZCOLAND」は、名手が集まったバンドだけあって圧巻の仕上がりです。そして、ボーカルのcocomiの声が曲によって全然違、非常に個性的でかわいらしいです。
それぞれのメンバーが多忙なせいか、ライブが定期的に行われないことが非常に残念です。
楽曲としては、かわいらしいものからアップテンポのものまでバラエティ富んでいるので飽きることはないでしょう。