邦ロック(邦楽ロック)バンドおすすめ20選 最近話題のジャパニーズロックを紹介します

今回は邦ロックバンドの中でも、2010年以降に結成されたアーティストを中心に紹介します。

ご存知とは思いますが、最近の音楽業界は非常に多様化しています。

SNSやクラウドを使ったサービスによってリスナーとアーティストの距離が近づき、今までよりも簡単に音楽を知ることができる機会が増えたからでしょう。

アーティストにとっては、以前のようにメジャーデビューを果たしてテレビに出演しなくとも、実力があればコアなファンに音楽を届けられるようになりました。

2010年あたりまでは

  • キャッチーでカラオケで歌いやすい
  • メンバーがカッコいい
  • 歌詞に共感できる

といったように万人に受け入られる楽曲でなければ売れることはありませんでしたが、今ではマイナーであっても、尖っていても一定売れることができる世界になりました。

この記事では、そんな現代でも特にオススメしたい邦ロックバンドを紹介します。最新のバンドを知りたい方はぜひご覧ください!

 

otori

otoriは2012年に活動を開始した4ピース邦ロックバンド。

2012年結成のotoriは日本での知名度はまだまだですが、既に海外でもライブを行っており、ライブでも外国人ファンの姿を見かける日本のインディーズバンドです。

彼らのルーツはノーウェーブやポストパンクにあるものの、その音楽性はリズムやテンポが軽快なせいかポップさが感じられ、まさに踊れるロックと言った雰囲気です。まだアルバムは「I WANNA BE YOUR NOISE [ otori ]」の1枚しかリリースされていないものの、新曲も増えてきたので次のアルバムが期待されます。

力強いノイズのようなギターの音と、それに対立するかのようなボーカルが特徴で、感傷を排除したメロディと歌詞が印象に残ります。パンクと聞くと真っ先に男性のバンドを思い浮かべるかもしれませんが、ボーカルは女性。歌詞も彼女が書いていますが、クールな見た目そのままの冷たく強い歌詞。彼女はとにかくカッコいいです。自分の中にあるジレンマや、漠然とした不安、世間や時代、それらに絡め取られたくないと抵抗するような叫びなのに、不思議と泥臭さを感じさせないのは、硬質な言葉が飛び交う歌詞とリズミカルで尖った演奏が融合しているからでしょう。

MC少な目のストイックなライブパフォーマンスは、それを観る者の背筋をも伸ばします。それでいて踊れる、という音楽の楽しさも忘れていない、パンクなのに品がある都会的なバンドです。

 

宇宙コンビニ

宇宙コンビニは2012年から2015年にかけて活動していたバンドです。ジャンルはプログレッシブポップバンド、卓越した技術ながら活動当時のメンバーの年齢は20、21歳。現在はフロントマンがJYOCYOというソロプロジェクトを立ち上げています。

わずか4年の活動期間にもかかわらず、このバンドは多くの人を引き付けました。そして、その人気は国内にとどまることなく海外へと広がっていきました。過去には海外でもライブを成功しています。彼らの楽曲の独特な雰囲気がそれを実現させたのでしょう。

宇宙コンビニの中でも特におすすめしたいアルバムが「月の反射でみてた [ 宇宙コンビニ ]」。プログレッシブポップを自身のジャンルと掲げているように、このバンドのアルバムはすべての曲につながりがあるように作成されています。静かな曲ではないのですが、とても穏やかな気持ちにさせてくれます。ボーカルの方のとてもやさしい歌声で、とても心地の良い歌詞を耳に届けてくれます。それは今まで味わったことのないものでした。

彼らの楽曲からは音楽に彼らなりのこだわりがあることがひしひしと伝わってきます。すべての曲に飽きがないです。すべての曲がヒット曲といっていいくらい、ほかのバンドにおけるカップリング曲のようなものがありません。このバンドを初めて聞いたときにとても感動したのを覚えています。自然と涙が出てくるような曲がいくつもあります。しかし、先ほども話したように、曲調は感動せるようなものではなく、曲と声で真実を伝えてくれているようでした。

 

WANIMA

ワニマは2010年に結成された3ピースパンクロックバンドです。

2015年にリリースされた1stフルアルバム「Are You Coming? [ WANIMA ]」は、音の粗さとスカッとした明るさから1990年代のパンク直系の影響を感じさせます。激しく上下するメロディーラインとそこに乗る言葉の語感の良さ、テンポよく配置されるコーラスにソングライティングのセンスがあり、今ぜひ聴いてもらいたいバンドです。また、聴くだけでオーディエンスのテンションをぐいぐいと上げていくパンク・ラウド系バンド特有の上手さやパワーもあることが一聴するだけでわかりますが、その陰からは下積み、ステージングのキャリアを地道に積み重ねたことを伺うことができます。

1990年代後半から日本でメロコアブームが起きましたが、彼らの音楽的ルーツはそのミュージックシーンを象徴するミュージシャンであるHi-STANDARDをイメージさせます。Hi-STANDARDの売りである切れ味の鋭い演奏はもちろんですが、メロコアの速いビートやレイドバックにしたレゲエのリズム、そして日本語の歌詞を乗せて歌い上げるところにはWANIMA独自のオリジナリティーがありリスナーには印象的です。

Hi-STANDARDもそうですが、パンクのライブはいかに暴れていくかという意味合いが強いため海外のライブ公演のようにオールスタンディングでモッシュされてノックアウトされそうな予感はありますが、一度は少し勇気を出してライブハウスに行ってみてほしいです。それにしてもヴォーカルの歌声や快調な歌唱が、かりゆし58のヴォーカルをイメージさせます。

 

WOMCADOLE

ウォンカドーレは2011年に結成された関西を中心に活動している邦ロックバンドです。

最近じわじわと知名度が上がっている滋賀4人組バンド、WOMCADOLE。

今年のROCK IN JAPANにも出場を果たした彼らは、間違いなくこれからもっともっと人気の出るバンドです。そんな彼らをインディーズバンドの登竜門、閃光ライオット2013から注目している方もいるでしょう。

今流行りの声の高いバンドとは違い、太く力強い声でその迫力に鳥肌が立ち、叫ぶような声に圧倒されてしまいます。
その熱量からはなぜそんなに力強く熱いバンドなのだろう、と考えてしまうほどです。筆者が思うに、彼やメンバーの音楽に対する真面目さや情熱や野望やらがそうさせているのだと思います。

ライブ映像を観ればすぐにわかりますが、彼らは熱すぎるライブを数多くこなしています。
作る曲は正統派ロックですが、ライブはそれ以上の魅力を感じることができます。己の感情そのものを恥ずかしげもなくさらけ出し、バチバチにメンバー同士が喧嘩しあうような激しいライブを繰り広げている、途中で倒れてしまわないか心配になるほどに、です。
平均22歳という若々しいバンドなのに最早インディーズ屈指のライブバンドと言えてしまう彼らをもっと多くの人に知ってほしいと願うばかりです。

2017年9月6日には1stシングルをリリースする彼等ですが、今回是非おすすめしたいのは初の全国流通盤となった「ワタシノハナシ [ WOMCADOLE ]」。全曲見事に泥臭く青臭い若くて苦い正統派ロック!

この若さ故の勢いに、ロック好きになり始めた初期衝動がふっと蘇ってくるはずです。
デモアルバムも2作品あるのですが、今は手に入れるのは難しく(フリマアプリで見かけることもありますが、公式ではもう廃盤)手に入れられない状況です。本当はそちらを勧めたいです。

最近のインディーズバンドは洗練されていて逆に飽きてきた、という方は彼等の曲を聴いてみてはいかがでしょうか。

 

SHISHAMO

シシャモは2010年に活動を開始した3ピースガールズロックバンド。

SHISHAMOは同じ高校の同級生で3人で結成され、デビュー後にメンバーチェンジを経て3ピースバンドとして活動しています。

彼女たちの音楽の特長はボーカル宮崎朝子の耳に残るキャッチ―なメロディーと心地良い歌声でしょう。人気は一気に集まり、インディーズアーティストながら武道館公演を成功させました。

今回おすすめしたいアルバムは「卒業制作 [ SHISHAMO ]」。高校時代に出場したアマチュアの音楽大会で成績を残し、デビューへとつながった彼女たちの当時の楽曲が音源が収録されているアルバムがこの「卒業制作」です。

デビューアルバムとなる「SHISHAMO」よりも前に自主制作盤として製作され、その後あらためて発売されたアルバムで、完成度の高いデビューアルバムとは対照的に「卒業制作」では楽曲の未完成さや青さが高校生らしく、そのぶん未来への希望に満ちた印象を与えてくれます。

1曲目の”宿題が終わらない”から最終曲である”第3ボタン”まで、高校時代にしか作れないメロディーや歌詞で製作されている印象が強く、まさしく高校時代の集大成のような作品です。しかし、高校生時代に作ったからと言って1曲ごとの完成度やアルバムの完成度が決して低いわけではなく、高校時代にこれだけの曲を作れるということには単純に驚いてしまいます。

複数のアルバムを発売し、着実に人気を獲得しつつあるSHISHAMOですが、彼女たちの原点ともいえるアルバム「卒業制作」はアルバムを通して青春時代を感じさせてくれる原石のような作品です。

 

トリプルファイヤー

トリプルファイヤーは2006年に活動を開始した4ピース邦ロックバンド。東京を中心に活動を続けています。

次に紹介するトリプルファイヤーというバンドは、今年初のフジロックフェスティバルの出演を果たしたトリプルファイヤー。卓越した演奏と奇妙なリズムがとにかくかっこいいにも関わらず、奇抜で情けない歌詞とそれをさらにダメ押しするかのような、へなへなしたボーカルの歌い方が特徴のロックバンドです。

彼らのライブは、一度観たら忘れられないほどショッキングです。何か派手で危険なことをするわけではないのですが、独り言のような不安になるMCと、突然何かが憑依したかのような歌い方は、観ていてハラハラすると同時に笑いに溢れています。そして、歌詞を覚えていないのか私たちを楽しませる演出なのか、同じ曲でも毎回歌詞が微妙に違い、何度観ても笑わせられます。それもそのはず、バンド活動がメインであるはずのボーカルは、数年前から大喜利や”あるあるネタ”などのお笑い方面での活動で才能を発揮しています。

そんな、経歴もライブパフォーマンスも異色な彼らですが、3枚目のアルバム「エピタフ [ トリプルファイヤー ]」は異色中の異色。メロディーに主旋律がないのは彼らの音楽の特徴ですが、そのポエトリーリーディングのような歌い方で、日常の不条理な出来事をことさら情けない”ありがち”な言葉を用いて叫んでいるのです。タイトルだけでもその面白さは一見の価値ありで、くだらなさで笑ってしまうものの、繰り返し聴くうちに、これらは形而上の物事について比喩しているのではないか、と深読みする面白さもあります。笑いと哲学と文学とロックが融合した、現代の東京のロックバンドです。

 

Hump Back

ハンプバックは2009年に高校の軽音部の部員によって結成された3ピースガールズバンドです。

彼女たちのオススメの作品はミニアルバム「夜になったら [ Hump Back ]」。

オススメしたい楽曲はたくさんありますが、まずボーカルの歌声をたくさんの人に聴いて貰いたいです。初めて曲を聴いたときは、ボーカルの突き抜けるような高く響くカッコイイ歌声に衝撃を受けました。あまりにカッコイイ声なので聞き直すと、楽曲もハイクオリティでカッコ良い仕上がりである事に気付きました。その位、ボーカルの声は唯一無二の輝きがあります。どんなシチュエーションで聴いても、真っ直ぐに突き抜けるあの歌声を聴くと気分がスッキリと爽快な気分になります。