デビュー曲「Take It Easy」のサウンド・世界観とは裏腹なエピソードだが、しかし結果的に
それらがイーグルスの作品群を今なお不動のものにしているのも事実である。おすすめしたいアルバムは「Eagles」。「Take It Easy」をオープニングチューンとして構えるイーグルスのファーストアルバムです。
John Denver
続いて、ジョン・デンバーが1972年発表した「Rocky Mountain High」をおすすめします。
ジョン・デンバーはアメリカのシンガーソングライター。アルバムタイトル曲の「ロッキー・マウンテン・ハイ」は、ジョンの故郷であるアメリカのコロラド州アスペンへの愛着を表現したものであり、1970年代に発表されたカントリーミュージックを代表するものの1つです。
コロラド州アスペンのリオグランデ州立公園には、コロラド州の公式州歌「ロッキー・マウンテン・ハイ」の歌碑が立っています。このアルバムはロッキー山脈の美しさを讃えるとともに、四季の移り変わりに心を奪われる思いがします。
ビートルズの「マザー・ネイチャーズ・サン」をカバーする一方、のちにPPMやオリビア・ニュートンジョンはこのアルバムの楽曲をカバーしています。インストゥルメンタルを取り入れた四季の組曲も素晴らしい出来となっています。彼のあふれるような暖かさ、優しさが伝わってくるようなアルバムです。
Johnny Cash
ジョニー・キャッシュが歌う楽曲は基本カントリーなのですが、カントリーはもちろん、ゴスペルやロックの殿堂入りを果たしているユニークなアーティストです。
彼の代表曲名でもある自伝映画「I walk the line」を見れば、そのアーティストと時代、アメリカ文化を垣間見ることができ、カントリーミュージックの奥深さを感じることができるでしょう。
エルビス・プレスリー、カール・パーキンスとともに、ロカビリーミュージックでも一世を風靡し、時代を彩ってきたジョニーキャッシュですが、その当時のミュージシャンがほとんどその時代、様々な理由で、表舞台から去っていきました。彼は2003年、この世を去るまで、音楽業界の第一線で活躍してきました。
アルバム「Legend of Johnny Cash」には、 そんな彼を支えてきた妻でもあり、同じくカントリーミュージシャンのジューン・カーターとのデュエット、「Jackson」が収録されており、古き良きアメリカを感じる歌詞とアップテンポの曲調でジョニーキャッシュの入門曲としてオススメすることができます。
また、二枚目俳優のような風貌に加え、耳に心地よい低い声、頭に残るメロディがジョニー・キャッシュの魅力です。
ジョニー・キャッシュのアルバムのなかでも『I Walk The Line』がおすすめで、1曲目に収録されておりアルバムのタイトルにもなっている「I Walk The Line」はとても有名な曲です。わたしがこの曲を初めて聴いたとき、愛する人を想う歌であることはわかったのですが、鈍感なわたしは「I Walk The Line」という言葉の意味がいまいちつかめませんでした。後で調べてみたとき、「君につづく道」と翻訳されているのを知って、良い表現だなあと感動したことを覚えています。
結婚式で婚約を誓っているような場面が思い浮かぶような曲です。また、実際に『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』というジョニー・キャッシュの伝記映画が2005年に公開されてもいます。
ジョニー・キャッシュの素晴らしい魅力は、「I Walk The Line」のように真面目な愛の歌だけでなく、「Hey Porter」のようなリズミカルで面白味のある曲もしっかり作っているところです。「Hey Porter」という曲は、鉄道のボーイに対して「今何時ですか?」とか「荷物を取ってくれませんか?」とか、いろいろ頼みごとをする内容で、それがとても可笑しく笑ってしまいそうになります。この曲を聴けば、気持ちがふっと軽くなることでしょう。
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