向井太一とは モデルなのにシンガーソングライターというマルチな表現者の全貌を紹介します

R&Bの血脈を感じる力強くも官能的な歌声と、音楽ジャンルとしてのブラックミュージックからは自由にはみ出したサウンドを武器に2015年にグラミー賞を受賞。現代的な音像のサンプリングやストリングス、空間を感じさせるアレンジなど、モダンなR&Bスタイルを提示しており、様々な点で向井太一の楽曲にも大きく影響がみられます。

 

FKAツイッグス(FKA twigs)

「最初ビジュアルから入った」という、ロンドンを拠点に、前衛的なアーティスト性を持った女性R&Bシンガー。ルーツにとらわれない、自由なビートや音像でエディットされた楽曲、神秘的な衣装やダンスを見せるMV、など新しいスタイルを提示し、オルタナティブR&Bと呼ばれる。The xx、SBTRKTらのレーベル「Young Turks」に所属し、フジロック2015ではホワイトステージのヘッドライナーなど世界的に評価が高いアーティストです。

 

宇多田ヒカル

向井太一が最も影響が大きいと公言している宇多田ヒカル。日本語詞を軸とした歌モノに、ビートトラックと無駄な音を省いた洋楽的なアレンジを掛け合わせて、あくまでも気持ちいいバランスのJ-POPとして結実している点などに、影響が感じられます。

2016年にNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌を担当したことを皮切りに徐々にアーティスト活動再開、9月には邦楽出版では約8年振りとなるアルバム「Fantôme」をリリース、世界中で高評価を得ています。

 

ライブの特徴

ライブごとに必要な音像を生み出すメンバーを集めて行っているようです。ソロ活動ならではのフットワークの軽さがあり、トラックを流すこともあれば、生演奏の編成もあるようで、ライブを体験するたびに違った発見があるのではないでしょうか。

参考までに、2016年11月16日に開催した代官山UNITにて開催されたリリースパーティーでは、ベースに□□□(クチロロ)の村田シゲ、MOP of HEADからキーボードにGeorge、ドラムにSatoshi Yamashitaという豪華なバンドメンバーで演奏しています。

経歴

2016年3月 1st EP 「LOOP」をリリース
2016年10月 1st Single 「SLOW DOWN」をEggsレーベルよりリリース
2016年11月 2nd EP 「24」をTOY’S FACTORY/MIYA TERRACEよりリリース
代官山UNITにてリリースパーティー開催、超満員で成功を収める

おすすめアルバム

24

2016年11月発売。2017年1月現在、リリースアルバムは1点のみです。

タイトルの「24」は自身の年齢を意味していた、それまでの軌跡を詰め込んだ作品になっています。共同プロデューサーを複数アーティスト起用して、幅広い楽曲を制作しながらも、あくまでもぶれることのない、「向井太一」という存在感が感じられるアルバムです。おすすめの曲にて詳しく楽曲について紹介したいと思います。

最新アルバム「24 [ 向井太一 ]」の収録曲や評価はこちら

おすすめの曲

SPEECHLESS

starRoが参加したこの曲は、鮮やかな色彩を持ったシンセサイザーの音色とボーカルの浮遊感が印象的。サビでは、大きなキメのリズムに乗った力強い歌と、バックに流れる細かなトラックが多重のレイヤーを生み出していて、立体的でリッチな音楽を生み出しています。

 

SIN

向井太一の音楽が持つスケールの大きさはよくわかる楽曲。前半のビートがない荘厳な歌から、後半のトライバルな印象のリズムパターンへの推移が印象的で、それらを一つの歌にまとめ上げるエモーショナルなボーカルが際立っているように感じられます。