目次
影響を受けたアーティスト
「YUI」
湯木慧が音楽を始めたきっかけとなったアーティストこそがYUIだったといいます。「ギターを弾き始めた時にテレビでYUIさんを見てかっこいいと思った」と語っており、ライブでもYUIの楽曲「Good bye days」をカヴァーするなど現在でも憧れ、目標としているアーティストのようです。
YUIは日本の女性シンガーソングライターです。2005年にシングル「feel my soul」でメジャーデビューすると、その楽曲がいきなりドラマ「不機嫌なジーン」の主題歌に抜擢され、その後もヒット曲を連発し、2006年には映画「タイヨウのうた」で主演を務めるなど、音楽だけに留まらない精力的な活動を続けていましたが、2012年に活動休止。その後、2013年に名義を「yui」に変更し、バンド「FLOWER FLOWER」のヴォーカル、ギターとして活動再開しています。現在はパニック障害の診断や、出産というイベントもあり、積極的な音楽活動は行っていませんが、今も数多くのファンが存在し、復活が期待されているアーティストです。
女性シンガーソングライターと言えば、古くは「中島みゆき」や「竹内まりや」、現代では「椎名林檎」「aiko」「宇多田ヒカル」ごく最近では「miwa」など多くのアーティストが存在しますが、YUIは上記のアーティストに比べるとアコースティックギターを基盤にした楽曲が多く、手作り感のある温かい音色が特徴です。そういった飾らないストレートなサウンドが、ギター一本で巨大な音楽業界に挑んでいく湯木慧のような若い女性ミュージシャンに共感や勇気を与える側面があるのではないでしょうか。
FLOWER FLOWER メンバー
- Vo&Gt:yui (ゆい)
Key:mura☆jun (むらじゅん)
Ba:mafumafu (まふまふ)
Dr:sacchan(さっちゃん)
おすすめ曲「宝物」
湯木慧が好きな方におすすめアーティスト
Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)
ポップでありながらも、ロックの激しさやダウナーな雰囲気を持つアヴリルラヴィーンのサウンドは、同じく爽やかな歌だけに留まらない愁いを含んだ音楽性を持つ湯木慧の側面と一致する部分が多いように感じます。湯木慧が敬愛するYUIもアヴリルラヴィーンからの影響を語っており、広い意味で彼女の起源となる音楽と言えるでしょう。
メンバー
- Avril Lavigne-ヴォーカル、ギター
Al Berry — ベース, コーラス
Rodney Howard — ドラム、パーカッション、コーラス
Steve Ferlazzo — キーボード、コーラス
Dan Ellis — リードギター、コーラス
David lmmerman — リズムギター、コーラス
アヴリルラヴィーンは、カナダ出身のシンガーソングライターです。2002年にリリースされたアルバム「Let Go」が全世界で2000万枚を売り上げるなどセンセーショナルなデビューを飾ると、その後もコンスタントにヒット曲を発表し、アメリカで計6回のプラチナディスクを獲得しています。その音楽性を本人はポップロックと称しますが、オルタナティブ、グランジ、パンクなどと融合したそのサウンドは彼女独自のもので、単純なポップとは一線を画すものです。そんな唯一無二の音色を武器に、デビューから10年以上が経過した今現在もアメリカの音楽業界の第一線で活躍し続ける実力と人気を両立したスーパーミュージシャンです。日本でも知名度の高い海外アーティストであり、「ミュージックステーション」「めざましテレビ」などの日本のテレビ番組にも出演歴がありますね。ストレートな物言いが何かと物議を醸すこともありますが、それでもその人気が揺らぐ事がないのは、彼女の音楽の魅力ゆえでしょう。
おすすめ曲「Complicated」
藤原さくら
湯木慧とダウナーな部分で共通するのがアヴリルラヴィーンなら、明るく前向きなポップソングの側面でシンクロするのがこの藤原さくらではないでしょうか。
藤原さくらは、日本の女性シンガーソングライターです。インディーズ活動を経て2015年にメジャーデビューを果たすと、2016年2月にファーストフルアルバム「good morning」をリリース。すると、4月にはテレビドラマ「ラヴソング」にて楽曲「Soup」が主題歌になり、同時に彼女自身も主演の福山雅治のヒロイン役に抜擢され、俳優デビューも飾っています。今まさに躍進している最中の若手女性アーティストですね。
そんな彼女の音楽性はポールマッカートニーを一番好きなアーティストに挙げるせいか、日本のポップスに多いメロディー重視の高音域で聴かせるタイプではなく、リズムを基調にした中音域の爽やかなものです。その歌声はブルージーあるいはスモーキーと評価されますが、歌声は割とクリアな音質で、往年のブルースヴォーカリストに見られるしゃがれやタメなどをたっぷりと効かせたパワフルな歌い方ではありません。にも関わらず、ブルースを引き合いに出して彼女の歌声が表現されるのは、彼女のせつなく湿り気のある歌い方が、ブルースのもうひとつの側面である「憂い」とシンクロする部分があるからではないでしょうか。せつなさを内包させてポップスを表現できるという点で、湯木慧と非常に似通う部分があると言えますね。
おすすめ曲「Soup」
最新情報
初の全国リリース記念 東名阪ワンマンツアー2017
“「脈」~繰り返す命の輪廻~ ”
- 03/21(火) 大阪・cafe ROOM
03/22(水) 愛知・名古屋 鑪ら場
03/26(日) 東京・渋谷Starlounge
まとめ
いかがだったでしょうか?
現在の日本の音楽業界は、ネット社会の普及や録音技術の発達などから昔のように楽曲を披露する場がライブ会場やテレビ、ラジオだけとは限らず、表現の場が広がっています。そういった技術の発達があるが故に、湯木慧のように楽曲制作から公開ライブ、PV作成などすべてを自身でこなしてしまうアーティストが生まれてくるとも言えます。言わば、すべてを自分の価値観で作り上げた非常に純粋な作品を今まで彼女は作り、発表していた事になります。
今回、レーベルに所属して音楽活動をする事を決めた彼女ですが、レーベルに所属する事で多かれ少なかれ彼女の音楽に他者の考えが入る事になると思います。それが彼女の音楽にどのような変化をもたらすかはまだ分かりませんが、まだまだ若く、多くのポテンシャルを秘めた彼女ならば、他者の価値観に触れる事を成長に変えてさらに良い音楽を作る原動力としてくれる事でしょう。そんな彼女の初全国流通CD『決めるのは”今の僕”、生きるのは”明後日の僕ら”』が、2017年2月2日に発売されます。 とりあえずはそれを聞きながら、彼女のさらなる成長と活躍に思いを馳せたいと思います。
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