出演アーティストの多さもフジロックの特徴の1つ。誰もが知る豪華アーティストからインディーズバンドまで国内外の200以上のアーティストが集結するので、1度は耳にしたことがある名曲が聞けるかもしれません。
2018年のフジロックフェスティバルでも豪華アーティストの出演が決まっています。中でもベテラングループ「ユニコーン」の存在は圧巻です。メンバーひとりひとりそれぞれの個性があり、曲が始まると不思議な魅力に引き込まれていきます。音楽性がバラバラなのに、こコマで綺麗にまとまっているグループは珍しいのではないでしょうか。独特な歌唱法、歯切れの良いギター、安定したリズムが心地よいです。
フジロックはフードも最高です。キャンプをしながら美味しいキャンプ飯を味わうのはフェスの醍醐味と言えるでしょう。カレーやビールのお供にぴったりのフィッシュアンドチップス、脂が乗りコッテリした味のラムチョップはフジロックフェスティバルの人気メニューです。
ただ、会場が都会から離れており、交通費を考えると費用がかさむことは特に学生には痛手でしょう。そして、アウトドア。キャンプなどに慣れている方は楽しめるとは思いますが、持っていない人としては服装から購入しなければなりません。そういった意味では、初めて参加するフェスとしてはおすすめできないかもしれません。
しかし、フジロックの提供するパッケージがマッチする人にとってはこれ以上ないフェスです。邦ロック好きとしては1度は参加していただきたいフェスです。
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ap bank fes
エーピー・バンク・フェスは主に静岡県つま恋多目的広場にて開催されている野外ロックフェス。小林武史・桜井和寿・坂本龍一が発足したap bank主催のフェスです。
2005年に初開催して以来、音楽の大イベントとして定着したap bank fesのテーマは、ズバリ環境。台風で中止になってしまったこともありましたが、毎年美しい自然の中でハイレベルな音楽を楽しめます。
音楽の他に、素晴らしいアートを鑑賞できることもこのイベントの特色です。その土地の素材を使用して作りあげた作品は、作り手であるアーティストたちのぬくもりを感じます。
2018年のイベントでは結成されて25年以上のバンド、これから大ヒットが予測される若手のアーティストなど、ロックというジャンルに捉われないさまざまなアーティストたちが参加しています。好きなアーティストはもちろんですが、普段聞かないジャンルを楽しめるのもap bank fesの魅力と言えるでしょう。
その土地の食材を使ったフードを味わえるのもこのイベントの魅力です。東北が舞台だったときは、さくらんぼやラ・フランスを使ったドリンクやパッションフルーツとハッカを使ったモヒートなどほかでは味わえないメニューがあり大ヒットしました。また、牛タンやホタテ、ホヤを使ったメニューもあり、こちらも美味しいと話題になりました。2018年はどんなメニューが出るのか、今から心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
音楽以外にもいろいろと楽しむことができるap bank fes。皆さんもいかがでしょうか。
RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO
ライジング・サン・ロック・フェスティバル、通称はライジングサンは北海道の石狩湾新港という普段は何もない場所で行われる、邦楽アーティストメインの野外ロックフェスです。「エゾ」や「ラサロ」とも呼ばれています。
ライジングサンの良い点は、まずいろいろなジャンルの音楽に触れられることです。今流行りの音楽だけではなく、コアなファンを得ているアーティストも登場します。また新旧問わないのも特徴で、さまざまなアーティストが100組程度も出演します。普段は触れることのない音楽に出会えたり、たまたま見たアーティストにハマってしまうなんてことも珍しくありません。自分の音楽の幅を広げられるフェスであるといえるでしょう。
1つのアーティストの演奏時間が50~60分と他のフェスに比べ長めとなっており、じっくりとライブを堪能できるのも魅力です。だいたいのフェスではトリに近づくにつれ、アーティストの持ち時間は増えていくため、序盤のアーティストは4,5曲+MCで終わることも珍しくありません。
そして自分のスタイルで音楽を楽しむことができるのもメリットです。
スタンディングゾーンで暴れるだけでがライブの楽しみではありません。キャンプサイトでバーベキューをしながら、昼寝をしながら音楽を浴びるなど、自分の楽しみ方ができます。北海道という広大の地が他のフェスにはない魅力を作っています。他のフェスでも広大なスペースで開催をしていますが、辺り構わず寝そべることはできないでしょう。ライジングサンでは上記のように、寝そべりながら、バーベキューをしながら、そしてもちろん最前列でもフェスを楽しむことができます。
ライジングサンは北海道の大自然の中で行われるという雰囲気が、日々の喧噪やストレスを忘れさせてくれるという声も多いです。
これは都市型のロキノンやサマソニといったフェスでは、体験できない点でしょう。
音楽好きなら、一度は参加しておきたいフェスの一つです。
JAPAN JAM
ジャパン・ジャムは2010年より開催されている野外ロックフェス。他のフェスと異なり、会場が年度によって変わることが多いフェスです。最近では海岸で開催されることが多く、潮の香りを感じることができます。
2018年も恒例のJAPAN JAMが開催されます。会場は去年と同じく千葉市蘇我スポーツ公園。高い建物がないので、普段都心で仕事をしている人は空がいつもより広く感じるかもしれません。山よりも開放感があります。