彼らをすでに知っている方の中には、動画投稿アプリのインスタグラムから知ったという方もいるのではないでしょうか。わたし自身、アコースティックギターの弾き語り動画を聴き漁っていたところ、偶然このバンドのボーカル・黒川が投稿した動画を見て、その声に一瞬で虜になりました。インスタの動画は短く、彼の魅力の全てに気づくことはできませんが、彼らのオリジナル楽曲は、魅力が詰まっています。
最近の若手バンドといえば「ハイトーンボイス」、「ゴリゴリのパンクロック」をよく聞くことができますが、彼らはどちらでもありません。演奏も歌もすべてが丁寧で繊細。そして独特な世界観があって引き込まれます。楽曲の特徴としては、全体的に愁いを帯びた雰囲気で変拍子を使いこなしオリジナリティのある楽曲が作られています。流行りのバンドにありがちな「新曲なのになんかどこかで聴いたことがあるような気がする」というのがないのです。
また、ボーカル黒川の音域の広さにも驚かされます。綺麗に出すことが難しい高音域の不快感がない心地良い声です。ボーカルの次はギターの音色を聴いてみてください。”あの子が横に座る”という曲では、ギターリフが印象的でそれだけで泣けてくるくらいです。曲の編成も不思議で独特なもので引き込まれます。
バンドマンに期待される圧倒的な容姿を彼らは持っているわけではありませんが、技術は一級品。演奏始めるとその世界観に引きずり込まれ、聞き惚れてしまいます。こんな才能の塊のようなバンドが埋もれていていいわけがありません。彼らがもっと多くの人の目に映る日を心待ちにしています。
ハルカミライ
ハルカミライは2012年結成された4ピース邦ロックバンド。2014年には１年で約130回ものライブに出演したライブバンドです。
このバンドのおすすめのアルバムは「センスオブワンダー [ ハルカミライ ]」というもの。楽しいことがないなぁと思っているとき、何か不安なことがあって気持ちが晴れないときに聴いていただきたいアルバムです。
このバンドの一番の魅力は、音源を聴いて受ける印象とライブで見た時の印象が良い意味で全く違うことです。
音源だけ聴くと、しっかりと伸びる高音にはめずらしい男らしさに耳を惹かれます。なおかつ一途な想いが歌われた曲が多いので、女性は思わずキュンとしてしまうのではないかと思います。恋愛ソング以外にも、感情をまっすぐに表現した歌詞の曲ばかりなので、若者の心に響く楽曲が多い印象を持つことができるでしょう。また、一曲一曲がそこまで長くないので、何度も聴きたくなるような衝動にかられてしまいます。
一方ライブに行くと、ライブハウスでの彼らは想像のはるか上をいくほど、アツく男くさいパフォーマンス。あまりの迫力に圧倒されてしまうほどです。思わずいろいろな人にこのバンドの魅力を伝えたくなってしまう、そんなバンドです。
音源ではそこまで…と思われる方の中でも、対バンやフェスなどで彼らの名前をみたときには、ぜひ一度聴きに行って欲しいです。ライブでこのバンドの虜になる人はきっと多いはず。その裏付けは圧倒的なライブ量でしょう。小手先の慣れではなく、伝えたいからこそ演奏する彼らの姿をぜひ堪能してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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