最新・最近の女性シンガーソングライターまとめ!

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目次

Alessia Cara

アレッシア・カーラは1996年オンタリオ州ブランプトン出身の個性的な歌声と歌唱力が魅力の新星シンガーソングライターです。彼女のハスキーな声質は音域が高く、声の密度を変えるのが巧みなうえに独自なリズム感を持っているのが特徴で注目されています。

2015年にリリースしたデビュー・アルバム「【輸入盤】Know-it-all [ Alessia Cara ]」は、ティーンエイジャーに多い心情の揺れをストレートに綴ったメッセージ性のある歌詞に王道ポップとレトロ・ソウルを折衷させた音楽性が印象的です。

2曲目”Here”は、ゆったりとしたメロディーにノラ・ジョーンズのような奥深いハスキーな歌声とアート性の強いR&Bサウンドが印象的です。また、アーティストとしてのポテンシャルと音楽性の高さを感じさせる作品でもあります。ミュージックビデオは、自身の心情を中毒性のあるヴォーカルと言葉で描いた世界観を魅力的に表現した映像作品に仕上げています。10曲目”Scars to Your Beautiful”では、R&Bのフレーバーにメロディックなラップスタイルで最先端のグルーヴを生みつつも聴きやすく、歌声の印象としてはシーアをイメージさせます。

さらに、2017年に公開されたリリックビデオやDJ兼プロデューサーのZEDDとコラボレーションした楽曲”Stay”では、ロマンチックな歌詞にロボットボイスと彼女の情熱的なヴォーカルが絶妙にマッチしたファンキーでクールなエレクトロニックナンバーに仕上がっており、ポップでミディアムテンポのコーラスが印象的でおすすめしたいと思います。

 

St.Vincent

セイント・ヴィンセントは1982年アメリカ出身のシンガーソングライター。

St.Vincentはアメリカインディーシーンで大きな評価を得ている女性ギターシンガーソングライターです。彼女の特徴はアート性と大衆性を兼ね備えている点にあるでしょう。

彼女はもともとSufjan Stevensというアメリカのアンダーグラウンドにて絶大な人気を誇るアーティストのバックバンドの一員であり、ギターの腕前はかなり高いレベルにありました。そのギタースキルに、地元ニューヨークのアートシーンの影響を受けたと思われる独自なポップセンスをミックスさせ、アートとポップのいいとこ取りのようなサウンドを作り上げています。

フレンチポップのような女性的な可愛さがある曲もあれば、モノトーンな雰囲気の楽曲もあります。そして、ライブでは持ち前の美貌を活かし、まるでモデルショーのような振る舞いも見せ、ショーとしての見せ方にもかなり拘る姿勢も見せてくれます。

特におすすめのアルバムは「David Byrne / St Vincent / Love This Giant 【LP】」。このアルバムでは伝説的なアートポップバンド、Talking HeadsのDavid Byrneとのコラボを果たしており、独特なリズムパターンの中で彼女の歌声とギタースキルが躍動しています。このアルバムを聴いていると「音楽はただのエンターテインメントではなく、アートの一種だったのだ」とも思い出させてくれます。

 

Maggie Rogers

マギー・ロジャーズはアメリカ・メリーランド州出身の透明感のある伸びやかな歌声が魅力的なシンガーソングライターです。

デビューEP「【輸入盤】Now That The Light Is Fading [ Maggie Rogers ]」は、ゆったりと暖かいオルタナティブ系フォークサウンドに仕上げた魅力的な作品に仕上がっています。2曲目”Alaska”は、フォークのメロディーとダンスミュージックが融合した優雅なソングライティングが印象的で特におすすめできます。

全体的に聴くとフォークソングにポップスの要素を取り入れたポップ・フォークなサウンドなのですが、従来のそのジャンルにはない、飛躍的に自由度を増した音楽性だと思います。ただ、どちらかと言えばポップ色が強いかもしれません。爽やかでノスタルジックなイントロダクション、メロウなフレーズなどには多様性を感じさせます。