2018年話題の邦ロックまとめ

3ピースの潔く、ごまかしのないシンプルなバンド構成から紡ぎ出される楽曲は、まっすぐで透明なボーカルがストレートに突き刺さります。そこはかとなく「エモさ」と「青春の匂い」を漂わせるボーカルと、突き詰めればウィーザーに行き着くような1990年代パワーポップにも通じる、力強くストレートなギターサウンドが共存しています。

ここ数年のガールズバンドの躍進には目を見張るものがありますが、2017年メジャーデビューした「yonige」同様、従来のガールズバンドという枠組みを悠々と飛び越えてしまうような「ただただ音楽が好き」「自分たちのやりたいことをやっている」感じが最高にかっこいいですね。

元々ガールズロックバンドが好きな方よりも、むしろあまり好きではなかった方に聴いてもらいたいバンドです。
同じ源流を感じるアジカン好きにも、ぜひおすすめしたいです。

おすすめはセカンドミニアルバム 「hanamuke [ Hump Back ]」。
切ないボーカルに心を鷲掴みにされる1曲目”星丘公園”、女性らしい言い回しを用いながらも清々しさに溢れる7曲目”ゆれる”を含むこのミニアルバムは、完成度の高まった彼女達の世界観を堪能できる一枚に仕上がっています。

 

CHAI

チャイは2012年名古屋にて活動をして開始した4ピースガールズバンド。

YUKI、相対性理論、パスピエ、水曜日のカンパネラ、などなど…。女性ボーカルの可愛い歌声と確かな実力に酔いしれたいなら、CHAIをおすすめします。

メンバーは同じ高校の軽音楽部で結成された4人組ガールズバンドですが、軽音楽部上がりと侮るなかれ、1980年代を思わせる黒髪と太い眉毛とスッピン風メイク、全身ピンクの衣装はインパクト抜群。
“ニュー・エキサイト・オンナバンド”
“NEOかわいい”
“コンプレックスはアートなり”
というユニークなキャッチコピー、彼女たち独自のスタイルが確立されているあたり、勢いだけの若手ロックバンドとは一線を画しているように感じます。

2015年に拠点を東京に移し、2017年10月にリリースしたファーストアルバム「PINK [ CHAI ]」が、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン・Gotchこと、後藤正文が私設した音楽新人賞「Apple Vinegar Award」にノミネート。快進撃を続けているのも納得の実力派です。

上記のようなポップな格好で楽しく歌ってくれるあたり、音楽業界のボーイズクラブのようなノリに、風穴を開けてくれそうなバンドです。近年、女性芸人の渡辺直美ちゃんや洋楽アーティストのメ―ガン・トレイナーが、「太ってるからって何が悪いの? 」と、新しい「カワイイ」を提示して女性たちをエンパワメントしてくれましたが、人々の常識を覆して、社会に革命を起こして、新たな価値観を定着させるなんて、まさにロックと言えるでしょう。

2018年、ブレイク間違いなしの次世代バンドです。

 

MONO NO AWARE

読み方はモノノアワレ。MONO NO AWAREは2013年に八丈島出身のギターボーカル・玉置とギター・加藤を中心に結成された4ピース邦ロックバンドです。

2017年フジロック、りんご音楽祭などに出演を果たし、今年2018年はビバラロックに出演が決定しているMONO NO AWAREは、とにかく独特の雰囲気なのに、多くの人にウケる、楽しめる、音楽性がある稀有な存在。「人生、山おり谷おり [ MONO NO AWARE ]」のアルバムはどの曲も独特かつノリやすい、聴いていて歌詞が楽しいというところがオススメです。

なかなか似ているアーティストを探すのが大変なところもありますが、日本のインディーポップシーンで活躍するドミコやTENDOJI、最近注目されたnever young beachなどが好きな方にはハマるのでないでしょうか。

とあるインタビューでも話していましたが、メンバーそれぞれ邦楽はもちろん洋楽からもかなり影響をうけているそうですが、実際の楽曲は日本語。聴いていても、日本語の歌詞を楽しんでいる、大切にしているという印象を受けます。また、曲の展開が今までに聴いたことのない展開があって、不思議な感覚にもなるのですが、なぜか懐かしさや、楽しさがすごく詰まっていて、アルバム一枚で何回も楽しめるという感覚になります。

また音源だけでなく、ライブも楽しいというのが最大の特徴でしょう。グッズもセンスが良く、1曲聴いて好きな人はどハマりしてしまう、そんなバンドです。

それを確かめる為にも、ぜひ一度聴いてみてください。

 

Fear, and Loathing in Las Vegas