人気邦ロックアーティスト15選 2010年以降結成のニューカマーを紹介

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そしてもし可能ならば、是非ライブを見て頂きたい。アルバムのジャケットのからも伺えますが映像に関しても独特な表現で、不思議な世界に引き込まれます。ライブでは、PV監督も務めているVJの山田健人の世界観がスクリーンに映し出されます。音楽と映像の一体化、新しい体験となるでしょう。まずはFLESH AND BLOODを聴き、言葉では表現できないyahyelの音を体感してみてください。

 

目次

左右

左右は2010年に結成された邦ロックバンドです。

左右は横浜の男女ツーピースバンド。二人だけでギター、ベース、ドラム、ボーカルを担当していますが、きちんとバンドとして成立しています。男女がバンドを組んでいるとなれば、日常的に男女混合で盛り上がっているような華やかな人物を思い浮かべますが、彼らは二人ともとても真面目そうな印象。しかし、そんな真面目そうで大人しそうな容姿からは想像がつかないほど、その音楽は音楽と呼ぶには反抗的、歌詞もその見た目からは想像がつかないほど、世の中に対しての鬱屈した感情が溜まっているようです。

そんな彼らのアルバム「左右/スカムレフト スカムライト」は、ポップな黄色ににっこり笑顔のイラストが描かれた可愛らしいデザインですが、この鬱屈や不満が笑顔でパッケージされていると思うと、彼らが普段、様々なものに対し様々な想いを抱いているかがわかります。ライブはまるで、気まずさを体感するインスタレーションのようで、笑顔で盛り上がるなどとは程遠く、度々MCで発言される「楽しい思い出を作りましょう」という言葉がその気まずさを増幅させます。

しかし、彼らのホームページには「ロックバンドのライブへ行ったことがないというかたへ」というページがあり、ライブハウスへの行き方を丁寧に教えてくれています。これにはもう困惑です。親しみやすさのない尖った音楽ですが、彼らの生きづらさを体現したようなライブをぜひ観てもらいたいバンド、左右です。

 

鳴ル銅鑼

ナルドラは2013年に結成された邦ロックバンド。映画「愛のむきだし」のワンシーンからとったです。

どれだけ思っても気持ちが届かずに耐え忍び、時には相手のため身を引くいじらしさ、あるときには追い込まれ自暴自棄になった狂気をまるで本物の乙女であるかのように歌い上げるボーカル。艶っぽく、悲痛で、引きずり込まれるような声に同性でも惚れてしまうのではないでしょうか。本物の女性のような現実味がなく一種のフィクションであるからこそ、怒り、哀しみでさえ絵になり、価値になります。

そんなボーカルに埋もれることなく、小粋に、時には激しく主張し縦横無尽に駆け回るギター、ジャジーに妖艶な妖しさを醸し出すベース。そして抜群の安定感と包容力でそれぞれの主張が強い楽器をまとめ上げるドラムが合わさり、曲の輪郭をぼやけさせずに絶妙な音の足し算をされています。曲の見せ場やメリハリのつけ方が上手く、鮮明に脳内に残ります。

おすすめしたいアルバムは1stフルアルバム「極彩色 [ 鳴ル銅鑼 ]」。良曲ぞろいなので、聴く人によって推し曲が変わると思いますが、楽曲の個人的なおすすめは”夢浮橋”です。
”夢浮橋”は源氏物語の末尾の宇治十帖の最終帖の名前です。主人公が光源氏から、浮舟、薫、匂宮へと変わり、二人の男性が向ける好意に揺れ動くヒロイン浮舟。自殺未遂をするほど思い悩み、最終的に二人を振り切り、出家し姿を消します。

そこからタイトルを取っているのでしょうが、浮舟の迷いがこの曲に表現されていているようでいたたまれなくなります。
そのような物悲しい曲ばかりでなく、「極彩色」というアルバムタイトルを裏切らず、”四季彩”という曲では希望に満ちた未来に向けて走り出す人への応援歌のようで、「もう立てないと 嘆く君はいつだって美しい」というフレーズには励まされ、前を向けた事がある経験があるファンも多いはず。

今後、鳴ル銅鑼が描く感情から目が離せません。

 

SIX LOUNGE

シックスラウンジは2012年に結成されたロックンロールバンド。

次に紹介するバンドはは大分県出身のSIX LOUNGE。20歳ほどの3人編成のバンドですが、抜群の演奏力で一度聴いた人の印象に強く残ります。

特徴は、躍動感のあるメロディーラインと心地良いほど伸びのある声。ボーカルのユウモリさんの声はライブハウスならマイクがいらないのではないかと思う程大きく、ドストレートにリスナーに届いてきます。しかし一方、じっくり歌詞カードを読んでみると、実はくすぐったいくらいのクサいセリフが並んでいます。聴いてるだけではロマンチックな歌詞に気づくことができないのは恐らく、メロディーが魅力的で音に酔いしれてしまい、歌詞に意識を向けきれないからではないかと思うほど。

SIX LOUNGEは、もうすでにSIX LOUNGEでしか許されない音楽を見つけ、鳴らしています。ライブ中は3人が向き合うことは少ないものの、それぞれがガムシャラに音を鳴らしていいます。様子を確認しなくても呼吸がぴったり合っていることにも驚きます。今でも十分な演奏力と魅了する音楽ですが、個人的にはバラードや昭和の歌謡曲あたりの楽曲も軽々と自分たちのものにしてしまうのではないかと思います。そのくらい大きな可能性を描ける今大注目のインディーズロックバンドです。余談ですが、地元の大分県にある某CDショップでは、特設コーナーが長期的に作られていました。きっと、メジャーデビューも近いはず。

おすすめしたいアルバムは2016年3月23日に発売された1stフルアルバム「東雲 [ SIX LOUNGE ]」。1stアルバムにして既にハイクオリティ。SIX LOUNGEの凄さを感じることができると思います。曲数も12曲とたっぷり収録されているので、文句なしのおすすめアルバムです!

 

The Cheserasera

ザ・ケセラセラは2009年に結成された3ピース邦ロックバンドです。

昨今、特徴的なバンド名や変わった歌詞・変わったビジュアル・変わった曲構成、そんなバンドが多く目立つ世の中になってきました。
そんな中でひたむきに「音楽」と向かい合うThe Cheseraseraをまずはおすすめしたいと思います。

ボーカル・ギターを担当する宍戸翼のハスキーな声とひかえめだけど印象的なギター、耳に残るベースをなぞる西田裕作、情熱的で個性的なリズムで支えるドラム・美代一貴のスリーピースバンド。リズム隊の二人はクリープハイプのボーカル尾崎世界観とバンドを組んでいた過去もあったりと、背景も興味深いです。The Cheseraseraの一番の強みは、どこか懐かしく切ないメロディラインだと思います。
最新のフルアルバム「dry blues [ The Cheserasera ]」収録の”Bluse Driver”では、一昔前のロックバンドを彷彿とさせるセンチメンタルなイントロが鳴っています。

歌詞はほとんどボーカルの宍戸翼が書いているのですが、表現力がとても豊か、独りよがりでも他人任せでもない独自の視点から描かれています。書き物としての魅力も十分にあり、ぜひ歌詞カードを追いながら聴きたい楽曲ばかりです。また、メロディラインに歌詞がすっぽりと収まっており耳心地が良く、聴いていて飽きが来ません。

ネクストブレイクと言われ続けるThe Cheseraseraが本当にブレイクしてしまう前に、音源を聴いて、ライブに来てみてはいかがでしょうか。
絶対にあなたの頭に、心に残る音楽がそこにはあると思います。

永原真夏

元SEBASTIAN Xのボーカルとして活躍していた永原真夏のソロプロジェクトです。
現在は永原真夏+SUPER GOOD BANDとして名を連ねて活動しています。

愛らしいベビーフェイスからは想像もつかないようなパワフルな歌声は、初めて聴いた人を余すことなく魅了します。高く明るい彼女の声を聴けば、たとえ深く沈んだ夜でも自然と笑顔がこぼれるような、キラキラとした感情で胸がいっぱいになるでしょう。

永原真夏+SUPER GOOD BANDは、メンバーがそれぞれ多様な音楽をバックグラウンドに持っていることで、音楽の幅がとても広いです。
さらに彼女の書く歌詞はとても独創的、「星」「花」「動物」「食べ物」、そんなワードがたくさん登場します。言葉の羅列がとても綺麗で、歌詞をただ眺めているだけでもポロっと涙が出たり、優しい気持ちになれたりすることができます。

そんな永原真夏のおすすめしたいアルバムは「オーロラの国 [ 永原真夏 ]」。
1曲目に収録された、アルバムタイトルでもある”オーロラの国”は、まさに永原真夏の真骨頂といった雰囲気。国境も人種も性別もみんな飛び越えて、「私はいつでもあなたの味方でいるよ」。そんな印象を与えてくれます。

歌うために生まれてきたような、そんな永原真夏の音楽に触れてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

最近精力的に活動しているアーティストばかりなので、2017年現在楽曲のリリースはもちろん、ライブなども活発に行っているアーティストばかりかと思います。2018年も幅広い活躍を期待しています!

いいヘッドホン・スピーカーで楽曲を楽しむのも良し、カラオケでストレス発散するのも良し、ライブでアーティストを身近に体感することも良し、個人個人に合った楽しみ方で音楽を楽しみましょう!